- 「仕事の重要なデータを消してしまった」
- 「写真データのバックアップが消えた」
- 「パソコンに保存したはずのデータがない」
パソコンに保存していた大切なデータを失ってしまうと、多くの方が焦ってしまいます。
しかしパソコンから削除したデータを復元できる可能性は十分にあります。
パソコンから削除したデータは内蔵されているHDDやSSDなどの記憶装置から完全に消去された訳ではありません。
あくまで「削除された」という情報が書き込まれるだけで、データそのものは一定期間残り続けます。このとき、データにアクセスできないのは、「削除済み」のデータは呼び出せなくなっているからです。
データが完全に消える前であれば「人間の目で確認できるデータ」まで復元できる可能性があります。
正しく対処すれば、一度削除したデータも復元できる可能性があるため、まずは落ち着いて正しい対処法を確認していきましょう。
目次
データを復元するためにまず試すべきこと3選

データが消えてしまった場合、まずは下記を試してみてください。
データの復元作業は何度も繰り返し行える訳ではありません。誤った操作を繰り返してしまうと上書きが進み、復元できたはずのデータも完全に失ってしまうリスクもあります。
自身での操作に不安がある方や、より確実にデータを復元したい方は、一度データ復旧業者へ相談することをオススメします。
ごみ箱からデータを復元する
パソコンで削除されたデータは一般的にゴミ箱に移ります。ゴミ箱に復元したいデータがあるか、はじめに確認するようにしましょう。
ごみ箱からデータを復元する方法は以下の通りです。
- デスクトップの「ごみ箱」アイコンをクリック
- 復元したいデータやファイルをクリックする
- 「元に戻す」をクリックする
このように、ゴミ箱にデータが残っていた場合は簡単にデータを復元することが可能です。
ただし、次の場合、ごみ箱にデータが移動せず消えてしまいます。
ごみ箱にデータが移動せず消える場合
- ショートカット(Shift+Delete)による削除を行った。
- ごみ箱のプロパティで「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」にチェックが入っていた。
- ごみ箱の容量を超える、大容量のデータの削除を行った。
- NAS(ネットワーク上に設置された記憶装置)のデータを削除した。
特定のショートカットキーの使用や誤った設定にしてしまうと、削除データはゴミ箱に残らないため注意が必要です。
以前のバージョンを使用してデータを復元する
パソコン初心者でも、消えたデータを時間で選択して簡単に復元できます。
「以前のバージョン」を使えば、データが削除された日やファイル名が分からない場合でも、データを復元できる可能性がるので試しましょう。
- エクスプローラーをクリックし、データを保存していたアイコンを右クリックします。デスクトップに保存していたなら「デスクトップ」のアイコンをクリックしてください。
- 「プロパティ」を表示し、「以前のバージョン」のタブを選択します。
- 復元したい時間を選択し、「復元」をクリックすれば完了です。
ファイル履歴からデータを復元する方法
Windows10/11ではファイルの履歴から復元することも可能です。「ファイル履歴」機能はWindowsに標準装備されている機能ですが機能をオンにしていないと履歴は保存されないので注意してください。
ファイル履歴を使用したデータ復元手順は次のとおりです
- スタートメニューの検索欄に「ファイル履歴」と入力し、ファイル履歴を選択する
- 利用できるドライブを選び、「オンにする」をクリックします
- 「個人用ファイルの復元」をクリックします。
- バックアップした日時ごとにファイルやフォルダーが表示されるので、復元したいファイル、またはフォルダーを右クリックして「復元」を選択します。
- 「ファイルを置き換える」をクリックするとファイルが復元される
- スタートメニューのアプリの一覧から「Windowsシステムツール」を探し、「コントロールパネル」をクリックする
- 「ファイル履歴」をクリックする
- 「ドライブの選択」をクリックする
- 利用できるドライブを選び、「オンにする」をクリックする
- 「個人用ファイルの復元」をクリックし、しばらく待機する
- バックアップファイルが表示されたら、復元したいファイルを選び「復元」を選択する
- 「ファイルを置き換える」をクリックするとファイルが復元されます。
確実にデータが必要な場合

データ復旧業者に依頼する
「ごみ箱からデータを削除して一定期間が経過した」「パソコンに物をぶつけた・水をこぼした」「繰り返しフォーマットを実行した」このような場合に、そのまま放置するとデータは完全に消失してしまいます。
しかし、無理に個人で修復作業を行うとデータを完全に失う恐れがありますので、データの取り外しを最優先する場合は通電を避け、データ復旧業者に相談するようにしましょう。
データ復旧業者であれば、専門の解析ツールと、データ復旧経験の豊富なエンジニアによって誤って削除したデータをより安全に復旧させることが可能です。
技術力の高い業者なら、データが格納されているHDD/SSDが破損・水没・経年劣化した状態からでも一部ないし全部のデータを取り出せる場合もあります。
デジタルデータリカバリーでは過去36万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復元作業を行います。
依頼された機器の約8割は48時間以内に作業を完了させていますので、大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復元させたい場合もお気軽にご相談ください。
パソコンでデータが消える原因
パソコンでデータが消えてしまう原因はシステム面の異常か、機器の物理的な破損のいずれかに分類されます。
論理障害
論理障害とは機器のシステムに何かしらの異常が発生している状態です。主に以下のような状況で発生します。
- 誤操作
- システムファイル破損
- マルウェア感染
誤操作
誤操作でデータを消去した場合、一定期間内であればごみ箱や過去の履歴をもとに復元が可能です。
一方で誤ってフォーマットした場合は個人での復旧が非常に困難になります。なぜならフォーマットしたデータを復旧させるには高度な専門知識が必要になるからです。
データ復旧ソフトの中にはフォーマットしたデータを復元できると書かれたものもありますが、パソコンやHDD/SSDに物理的な破損がある場合など、状態によっては復元できないこともあります。
データの復元に失敗すると、最悪の場合保存データが全て消えてしまうため、確実にデータ復旧したい場合は早めに専門の業者に相談しましょう。
システムファイル破損
システムファイルとはコンピュータのストレージに保存されているファイルのうち、OSの動作に必要不可欠なものです。これが破損するとデータが読み込めなくなります。
パソコンやストレージの使用中に強制終了や停電が発生するといった状況で発生します。
システムファイル破損は、市販のデータ復元ツールを用いることで対応できる場合もありますが、対処の仕方によってはデータを取り出せなくなるなど、状態が悪化する可能性があります。
「突然保存データが読み込めなくなる」「ファイルが開かなくなった」場合は、むやみに操作せず、データ復旧の専門家に症状を診断してもらいましょう。

マルウェア感染
マルウェアとは個人情報の盗難、システムのクラッシュなどを引き起こし、人々の生活やパソコンに影響を与える悪質なプログラムです。
取引先などを装い、マルウェアがダウンロードされるURLやファイルを送りつけたり、普通のアプリを装ってインストールされます。
マルウェアに感染した場合もデータが消失することがあります。パソコンに内蔵されているセキュリティソフトを確認し、感染していたらウイルス除去ソフトを使用してマルウェアを取り除きましょう。
なおマルウェアは、一度被害に遭うと、ターゲットとして狙われ、再度被害に遭う確率が高まります。既に被害に遭われた方は、被害状況の確認や、セキュリティの脆弱な箇所を特定し、被害に備えることをお勧めします。
デジタルデータフォレンジックなら、マルウェア感染したPCの感染状況を調査・特定することが可能です。調査報告書をもとに、再発防止策もご提案させていただきますので、過去マルウェア感染の被害に遭われた方はご相談ください。
物理障害
物理障害とはパソコン本体が破損し、「データが消える」「エラーメッセージを発生させる」「パソコンが立ち上がらなくなる」といった症状が発生します。
特にデータが関係するのは、HDDやSSDといったストレージの物理的破損です。
HDDの場合は「カチカチ」といった異音、焦げたような異臭が発生し、異常を発見しやすい場合がありますが、SSDは論理障害と症状が同一のため個人ではは判断がつきません。
過去に以下のような状況に陥ったことはないか確認しましょう。
- 衝撃・水没
- 経年劣化
衝撃・水没
「パソコンやストレージに物をぶつけた」「誤って水をこぼしてしまった」などの場合はストレージの部品が破損や腐食を起こします。
またパソコンやストレージは精密機械のため、「湿度の高い場所で長時間使用した」場合も部品が腐食する場合があります。
物理的な破損や腐食からデータ復旧を行うには「クリーンルーム」と呼ばれる手術室並みの清潔な空間や、復旧用のツールに加えて専門知識が必要です。
技術力の高いデータ復旧業者であれば、復旧に十分な設備や技術力があるため、物理障害が発生したHDD/SSDからデータを復元することが可能な場合があります。
経年劣化
パソコンやストレージには寿命があります。データ容量、使用時間、書き込み回数に左右されますが、一般的にパソコンは5~7年、HDDは3~4年、SSDは5年程度とされます。
寿命を超えて使用している場合は、機器が劣化や摩耗を起こし、「正しくデータを読み取れない」「ストレージが認識されない」「データが突然消える」などの症状が発生します。
特にSSDは書き込み回数に限界があり、症状がシステムエラー発生時と変わらないため、寿命に気づくことが難しい場合があります。
データが消える以外にも「エラーメッセージの発生」や「パソコンが頻繁にフリーズする」など問題が複数発生している場合は至急データ復旧業者までご連絡ください。個人でバックアップを取るよりも安全にデータ復旧を行えます。
自力でデータが消去された原因を見分けることは難しい

論理障害と物理障害では、データの消去以外にも、HDD/SSDが認識されない・フォーマット要求など多くの症状が共通しております。症状が障害原因の見分けがつかないことがよくあります。
HDDは「カチカチ」といった音で異変に気づくことも可能ですが、SSDは論理障害と物理障害の症状が同じため、異変を放置していたら、突然すべての保存データが消えてしまうこともあります。
障害を特定できない状態で、修復ツールを不用意に使うのは控えましょう。安易に自力で対処すると、物理障害の悪化や、データ上書きのような論理障害を併発し、より復旧が困難になってしまいます。
特に物理障害が発生したHDDから個人でデータの取り出しを行うのは、ほぼ不可能です。HDDはナノ単位で動作する超精密機器であり、部品交換など修復作業では、専門設備(クリーンルーム)でHDDを開封し、経験を積んだエンジニアが作業する必要があります。
「故障を判別できない」「安全にデータを取り出したい」という場合は、データ復旧の専門会社まで無料初期診断を受けてみることをおすすめします。

データを復元したい時の6つの注意点

消去したファイルに新しく上書きがされない限り、データはパソコンの記憶装置(HDD/SSD)に残っているため復元が可能です。しかし、焦って誤った対処を行ってしまい、データが消えてしまう恐れがあります。
必ず6つの注意点を確認しておきましょう。
削除後、フォルダを移動しない
データを復元するには、上書きの有無が重要です。削除したデータは「上書き可能な領域」とみなされてしまいます。何か新しくデータを保存する以外にも、データを消去した後にファイルやフォルダを移動するなどの操作をおこなうと、データの上書きが激しく進み、復元率は著しく低下してしまいます。

PCをフォーマットしない

「フォーマットする必要があります」
このようなエラーが表示される場合、ストレージに物理的な障害が発生しているか、データを管理するシステムの整合性が乱れている可能性があります。このまま、指示どおりにフォーマットしてしまうと、ストレージ内のデータは画面上から見えなくなります。
この際、やっかいなのが、他にも深刻な障害が起きている可能性があるということです。このような状態でデータ復元ソフトなどを実行してしまうと、データの復元可能性を低下させてしまうだけでなく、データを保存している機器自体が完全に破損する恐れがあります。
「原因の切り分けが困難」「フォーマットしてしまった」という状態で、もっと適切にデータを復元したいという場合は、データ復元の専門業者までご相談ください。
データ消去後は通電しない
データが消えて時間が経つほど、データは復元できる可能性が低くなります。また、データの削除後、通電を行っただけでもデータ(通電情報)が上書きされ、復元が難しくなってしまいます。データが完全に消えるのを防ぐため、パソコンの通電・使用はしないようにしましょう。
強制終了・再起動は行わない

強制終了・再起動は絶対に行わないでください。これらの操作は、データ領域に負荷をかけやすく、データの上書きや障害の進行を促してしまいます。
特にストレージの物理的な破損も併発していた場合、過度な強制終了によりデータを失うだけでなく、異音の発生や、頻繁なフリーズも発生することがあります。
システムの復元は行わない
システムの復元は、Windowsの「設定」を以前の状態に戻す機能です。この機能はデータを復元する機能ではなく、むしろ実行すると、削除データの上書きが著しく進行してしまいます。データを削除した場合は、絶対にシステムの復元を実行しないでください。
再セットアップ・リカバリー(=初期化)は行わない
PCに不具合がある場合、リカバリー用ディスクからWindowsの再セットアップを行うと、元どおりに起動できることがあります。
ただし、リカバリーの対象はPCであり、データではありません。リカバリーを実行するとOSは工場出荷状態に戻り、保存されているデータは失われてしまいます。大切なデータを取り戻したい場合は、一度、データ復元の専門業者まで相談しましょう。
削除したデータを復元する方法3選

最初に紹介した方法と比べて、手順がやや複雑ですが、削除したデータを復元する方法は他にも3つあります。
システムの復元ポイントからファイルを復元する
Windowsには、パソコン全体を復元する機能が搭載されています。この機能を使用することで削除・消失したデータを復元することができます。
ただし、この方法で復元を行うと、復元ポイントより後の変更内容や保存内容が失われてしまうので、必要なデータは事前にバックアップを取っておく必要があります。また全てのデータの復元には時間がかかるため、時間に余裕をもって作業を行いましょう。
- 「スタート」を右クリックし、「システム」を選択します。
- 検索窓に「復元ポイント」と入力し、「復元ポイントの作成」をクリック
- 「システムの保護」タブから「システムの復元」をクリックします。
- 「システムの復元」が表示されたら「次へ」をクリックし、一覧から任意の復元したいポイントを選択する
- 「影響を受けるプログラムの検出」をクリックし、「削除されるプログラムとドライバー」ボックスと「復元が見込まれるプログラムとドライバー」ボックスが表示されたら、閉じる。
- 「次へ」をクリックし、「復元ポイントの確認」で復元する内容を確認し、「完了」をクリックする
- 「いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?」のメッセージに「はい」をクリックすると復元が開始されます
- システムの復元が完了したら再起動し、「システムの復元は正常に完了しました。」というメッセージが表示されます
コマンドプロンプトを使用して削除されたファイルを復元する
Windowsにバックアップがない場合、コマンドプロンプトを使用することで、完全に削除されたファイルの復元を試すことが出来ます。
コマンドプロンプトを使用して削除されたファイルを回復する手順は次のとおりです。
- 「Windowsキー+ R」を押し「ファイル名を指定して実行」を表示。「CMD」と入力
- 「Ctrl + Shift + Enter」を押して、コマンドプロンプトを開きます。
- 「attrib -h -r -s /s /d C:(回復するドライブの名前)」と入力します
ただし、コマンドプロンプトを繰り返し起動させると、パソコンやストレージに負荷がかかるため、障害を悪化させる場合があります。
一度試してもデータが復元されない場合は専門家であるデータ復旧業者に相談しましょう。
データ復元ソフトを使用する
削除・破損したファイルやデータを元あった形に復元するには、軽微な症状であれば、データ復元ソフトが有効な解決策の一つになります。
ただし、場合によっては復元ソフトを使用することにより、状況を悪化させる危険性がありますので使用には細心の注意が必要です。
ここでは、データ復元ソフトを安全に使用するために、無料・有料ソフトの違いや、メリット・デメリットをご紹介します。
データ復元ソフトの使い方
データ復元ソフトの基本的な使い方・手順は次のとおりです。
- データ復元ソフトをダウンロードします。フリーソフトやシェアウェアの場合、公式あるいはミラーページからダウンロードします。
- データ復元ソフトを実行します
- スキャンしたデータから、復元したいファイルを選択します。
- 復元データの出力先を選択してデータ復元を行います。
- ソフトによっては復元ファイルをプレビューして復元します。
無料のデータ復元ソフト
無料のデータ復元ソフトは、安価に復元作業を行うことができます。
ただし、無料ソフトでは備わっている機能が少ないものも多く、自分でカスタマイズする必要があったりするので、データ復元率が低くなってしまう恐れがあります。またデータのスキャンのみが無料で、データ復元は別途請求というソフトもあるため、使用する前に口コミや評判などを確認した上で使用しましょう。
フリーソフト・無料の復元ソフト例
- iSkysoft
- Disk DiggerRecoverit
- Recuva
- PC Inspector File Recovery
- Wondershare Recoverit
- EaseUS Data Recovery Wizard
- Mini Tool Photo Recovery Free
- Photo Rec
- testdisk
- Pandora Recovery
- Recover Files
- Restart Explorer
- ZAR(Zero Assumption Recovery)
- DivFix・WMVConcat
- Stellar Repair for Video
- AVIPreview
- VLC Media Player
- AviFIXP
- Glary UndeleteSFWare Video Repair
- DVDVob2Mpg
- MMname
その他多数
有料のデータ復元ソフト
有料データ復元ソフトは、フリーソフトと比べると多くの機能が備わっています。
そのため復元できる可能性はフリーソフトに比べ高いですが、操作方法が難しいものも多く慎重な作業が求められます。
誤操作でデータの上書きをしてしまったり、本来は復元できたデータを完全に消してしまうリスクがあるため、ソフトが使用できる故障なのか確認し、注意して使用しましょう。
有料の復元ソフト例
- iSkysoft有料版
- EaseUS Data Recovery Wizard
- Wondershare Recoverit有料版
- Disk Drill
- restore.media
- SFWare Video Repair
- Renee Undeleter
- データリカバリー
その他多数
ただしデータ復旧ソフトの使用中に誤った操作を行った場合や、物理障害の発生によって復元に失敗した場合は、最悪の場合データが消失します。
大切なデータやすぐにデータを使用する場合は、データ復旧業者に相談し、機器の症状を診断したうえで正しい処置を行ってもらいましょう。
データ復元ソフトのメリット・デメリット
データ復元ソフトのメリット・デメリットを簡単にご紹介します。
メリット | 復元費用を安く抑えられる | 自力で復元作業を行うことができる |
デメリット | 物理障害の場合は復元ができない | データを正確に取り出せない危険が伴う |
比較的安価に試せるデータ復元ソフトですが、上記のようなデメリットもあります。
安全にデータを取り出したい場合は、データ復元ソフトを使用する前にデータ復旧業者へ相談することをオススメします。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
パソコンの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
データ復旧業者では、パソコンに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因を特定した上で、原因ごとに専用の設備や部品を用いてデータ復旧作業を行います。プロが対応するため、データ復旧に失敗してデータが完全に消失するリスクを抑え、確実に復旧することができます。
デジタルデータリカバリーでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、簡易診断と対応方法について無料でご案内いたします。また、機器別の専門のエンジニアによる無料初期診断を行っているので、お気軽にご相談ください。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計36万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も5,700件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。

復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去36万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。


対応メーカー例
- Dell
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- HP
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- パナソニック
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データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
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2故障箇所
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復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
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※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
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よくある質問
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電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数36万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。