以下のようなトラブルに、心当たりはありませんか?
- PowerPointファイルが突然開けなくなった
- プレゼン直前に「ファイルが破損しています」と表示された
- PPTXファイルを送信後、相手が開けないと言ってきた
こうした症状が出た場合、多くはPowerPointファイル自体が破損している可能性があります。特に、USBメモリの抜き差しや保存エラーが原因で構造が壊れるケースも少なくありません。ただ、PowerPointの破損は、正しい手順を踏めば復旧できる可能性があります。
本記事では、PPT・PPTXファイルが破損する主な原因やチェック方法、修復のための具体的な対処法まで、実践的な内容を丁寧に解説しています。
今すぐ対応が必要な状況であれば、24時間365日対応の無料診断をご利用いただけます。スタッフが状況を確認し、安全な解決策をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
目次
パワーポイントファイルが破損する主な原因
PowerPointファイルが破損する背景には、ソフトウェアやハードウェア、操作ミスなどさまざまな要因が潜んでいます。以下の原因を知ることで、再発防止にもつながります。
システムクラッシュや不適切なシャットダウン
突然の停電や強制終了により、PowerPointの保存処理が途中で中断され、ファイル構造が破損するケースがあります。
ウイルスやマルウェア感染
感染したウイルスがPowerPointファイルを改ざん・破損することがあります。見知らぬ送信元からのファイルには注意が必要です。
バージョンや互換性の問題
古いバージョンで新しいPPTXファイルを開こうとしたり、MacとWindows間でのやり取りで互換性エラーが生じ、開けなくなる場合があります。
ネットワーク転送エラー
メール添付やクラウド共有の際、転送ミスが発生し不完全な状態で保存されると、ファイルが開けなくなります。
ファイル保存時のエラー
保存中にソフトがフリーズしたり、保存先に十分な空き容量がないと、正しく保存されないことがあります。
拡張子の誤りや読み取り専用設定
拡張子が正しくない場合や、読み取り専用ファイルになっていると、編集や正常な読み込みができないことがあります。
ハードウェア障害

ハードウェア障害(物理障害)とは、HDDやUSBメモリなどの内部部品に損傷が生じた状態を指します。以下のようなケースが該当します。
- ヘッドクラッシュによりデータの読み取りができなくなる
- 基板の損傷でデバイス自体が認識されなくなる
- 内部部品の劣化や損傷による異音や動作不良
これらの障害が原因で、次のような不具合が生じることがあります。
- PowerPointファイルのスライドが開けない
- エラーが表示されてファイルが読み込めない
- アプリケーションが強制終了する
自己対応は逆効果になる危険性も
特に注意したいのは、こうした状態で無理に操作を続けたり、市販の修復ソフトを使用したりすることです。状況をさらに悪化させ、完全にデータが失われてしまうリスクが高まります。
保存媒体内部は非常に繊細な構造であり、物理的な故障が疑われる場合には専門的な診断と修復が必要になります。自己判断での対処は避けるべきです。
専門業者による対応がデータを守る鍵
こうしたトラブルが発生した際は、信頼できるデータ復旧の専門業者に相談することが、データを守る最善の方法です。当社では以下のような強みを活かして、PowerPointファイルの復旧に多数の実績を持っています。
- 15,000種類以上の障害データを解析する独自技術
- クリーンルーム完備の復旧環境
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談を受け付けています。大切なプレゼン資料を安全に取り戻すためにも、早めの対応が大切です。
パワーポイントファイルの修復方法
破損したPowerPointファイルは、PowerPoint自体の機能や外部ツールを活用することで修復可能な場合があります。状況に応じた修復方法を順に試してみましょう。
PowerPointの「開いて修復」機能を使う
Microsoft公式の修復機能です。破損ファイルを指定して開く際に、「開いて修復」を選ぶことで自動的に修復処理が試みられます。
- PowerPointを起動し、「ファイル」→「開く」→「参照」を選択
- 破損したPPTファイルを選択
- 「開く」ボタン横の▼をクリックし「開いて修復」を選ぶ
セーフモードでPowerPointを起動する
アドインや拡張機能の影響を除外して開くことで、ファイルが正常に開くことがあります。
- Windowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「powerpoint /safe」と入力してEnter
- PowerPointがセーフモードで起動し、ファイルを開けるか確認
バックアップファイルや自動保存から復元する
PowerPointには自動保存機能があり、クラッシュ前の状態が残っている場合があります。
- PowerPointを起動し、「ファイル」→「情報」を開く
- 「バージョン履歴」や「保存されているプレゼンテーションの復元」をクリック
- バックアップファイルを開いて確認
新しいファイルにスライドを挿入する
破損ファイル全体は開けなくても、一部のスライドは再利用できることがあります。
- 新規プレゼンテーションを作成
- 「ホーム」→「新しいスライド」→「スライドの再利用」を選択
- 破損ファイルを指定して、表示されるスライドを挿入
ファイル修復ツールを使う
PowerPoint専用の修復ツールを使用すると、高度な修復が可能です。代表的なツールには「Remo Repair PowerPoint」や「4DDiG File Repair」などがあります。
- 公式サイトから修復ツールをダウンロード
- 破損したPPT/PPTXファイルを選択して読み込む
- 修復処理を実行し、復元結果をプレビュー確認後、保存
ウイルスチェックを実施する
ウイルスやマルウェア感染が原因で破損した場合、セキュリティソフトによるチェックと駆除が必要です。
- PCにインストールされているウイルス対策ソフトを起動
- PPTファイルのあるフォルダをスキャン
- 検出された脅威があれば駆除を実行し、再度ファイルを開いて確認
パワーポイントファイルが破損して開けない場合、自力での復旧が難しいことも少なくありません。特にプレゼン直前や業務で使用する重要資料であれば、より慎重な対応が求められます。
当社ではPowerPointファイルを含むOfficeデータの復旧にも対応しており、初期診断・見積もりは無料です。「突然ファイルが開けなくなった」「修復ツールでも直らなかった」そんなときは、365日対応のデータ復旧専門サービスへお気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。