「間違えてパーティションを削除してしまった…」というトラブルは、ある日突然やってきます。何気ない操作のつもりが、気づけば大切なデータを丸ごと失っていた──そんな事態に直面した方も少なくありません。
このようなケースでは、多くの場合、以下のような症状が見受けられます。
- ディスク管理ツールでドライブが「未割り当て」と表示される
- エクスプローラー上でドライブが消えている
- 誤って「クイックフォーマット」を実行してしまった
パーティションが消失したまま操作を続けると、上書きによって復旧が困難になる可能性があります。
こうしたときには、PartitionRecoveryをはじめとする無料のパーティション復旧ソフトが選択肢となります。本記事では、初心者でも理解しやすいよう、これらのフリーソフトを使って失われたパーティションを復元する一般的な手順を、注意点や補足情報とともに丁寧に解説します。
大切なデータを守るために、まずは状況の確認から始めましょう。自力での復旧に不安がある場合は、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。専門スタッフが安全な復旧方法をご提案いたします。
目次
PartitionRecoveryを使ったボリューム復元の基本手順
ここでは、PartitionRecoveryなどの無料ソフトを使って削除されたパーティションの復元を試みる基本的な流れを解説します。
ソフトのインストールと準備
まずは使用するフリーソフトを準備する必要があります。PartitionRecoveryのほか、TestDiskやEaseUS Partition Recoveryなども同様の手順で使用可能です。
復旧ソフトのダウンロードとインストール手順
最初に、PartitionRecoveryなどのフリーソフトを入手し、PCにインストールする必要があります。
- 公式サイトまたは信頼できる配布元からPartitionRecoveryなどの復旧ソフトをダウンロードします。
- インストーラーを起動し、画面の指示に従ってインストールします。
- インストールが完了したら、ソフトを起動し準備を整えます。
スキャンとパーティションの選定
インストール後は、復元対象となるディスクを選び、削除されたパーティションが検出されるまでスキャンを実行します。
対象ディスクの選択方法
復元したいパーティションが存在していたディスクを選択する必要があります。
- ソフトを起動すると、接続されているすべてのディスクが一覧表示されます。
- 復元対象のパーティションがあったディスクを選びます。
- 「次へ」や「スキャン開始」などのボタンを押して操作を進めます。
スキャン(高速/完全)の実行手順
ディスクをスキャンして削除されたパーティションを探します。
- スキャンモードの選択画面が表示されたら「高速スキャン」を選びます。
- 見つからない場合は、同じ画面で「完全スキャン」に切り替え、時間をかけて全体を再スキャンします。
- スキャン中は進捗バーや検出数が表示されるので、完了まで待機します。
検出されたパーティションの確認方法
スキャン完了後、見つかったパーティションを確認します。
- スキャン完了後、画面に検出されたパーティションが一覧表示されます。
- 必要なパーティションを選択し、詳細情報やプレビュー機能で内容を確認します。
- 間違いないことを確認したら、「復元」を選んで次へ進みます。
ボリュームの復元と確認
検出されたパーティションの中から復元したいものを選び、指定の場所に復元を行います。
パーティションの復元実行手順
削除されていたパーティションを復元します。
- 検出されたパーティションの中から、復元したいものをチェックします。
- 「復元」または「リカバリ」ボタンをクリックします。
- 復元先の保存場所を指定し、実行ボタンで処理を開始します。
復元されたデータの確認とバックアップ作成
復元されたデータが正常に戻っているかを確認し、今後に備えたバックアップを作成します。
- 復元処理完了後、指定した保存先フォルダを開きます。
- 必要なファイルやフォルダが正常に復旧しているかを確認します。
- 重要なデータは外部ストレージなどにバックアップを取って保管します。
PartitionRecoveryをはじめとしたフリーソフトは、誰でも簡単に操作できる反面、復元精度には限界があります。復元できない場合や重要なデータが含まれる場合は、無理に作業を進めず、専門業者への相談をおすすめします。
当社は、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇ります。また、これまでに46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、官公庁や法人1万社以上と取引するなど確かな信頼と実績があります。
データ消失の危険を感じたら、まずはお気軽にご相談ください。初期診断とお見積りは無料、24時間365日対応でお待ちしています。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。