OneNoteを使用中に「エラーコード:0x20」が表示され、ノートブックが同期できず、編集もできない状態に陥ることがあります。突然このような状況になると、作業が止まってしまい不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
このエラーは、他のユーザーや端末が同一ノートブックを開いていることで、排他ロックがかかった状態で起こります。また、クラウドストレージとの接続トラブルやアクセス権限の問題でも発生する場合があります。
ファイルがロックされたままだと、ノートブックの更新ができず、内容が破損・消失するリスクもあるため注意が必要です。
この記事では、エラーコード「0x20」の原因と安全に対処する方法をわかりやすく解説します。24時間365日対応の無料診断をご案内していますので、大切なデータが関わっている場合はぜひご相談ください。
目次
0x20とは?OneNoteエラーの意味と症状
OneNoteで表示される「エラーコード:0x20」は、Windowsのシステムエラー「ERROR_SHARING_VIOLATION」に該当します。これは、ファイルが他のプロセスまたはユーザーによって使用中で、アクセスできない状態を指します。
主に共有ノートブックを複数の端末やユーザーで利用している場合、同時編集や未終了の操作によってノートブックがロックされ、このエラーが表示されます。また、OneDriveなどのクラウドストレージとの通信エラーやアクセス権限の設定不備でも、ロックが解除されずにエラーが出ることがあります。
0x20の主な症状
エラー「0x20」が発生すると、OneNoteの操作に支障が出るさまざまな症状が見られます。
- 「ファイルがロックされています」などのメッセージが表示される
- ノートブックが同期できない
- 他の端末で開いているとエラーが出る
- 編集内容が保存されず消えてしまう
- ノートブックの開封や操作時にフリーズする
0x20エラーは、ノートブックにアクセスできず編集もできない深刻な障害のサインです。放置すると内容が保存されないまま終了してしまうおそれもあります。
0x20エラーの原因
OneNoteで「エラーコード0x20」が表示される原因は、単純なファイルロックにとどまらず、複数の環境要因や設定が絡んでいる可能性があります。ここでは代表的な原因を項目ごとに整理し、それぞれの背景を詳しく解説します。
他の端末やユーザーが同時に開いている
0x20エラーが最も頻繁に発生するのは、共有ノートブックを複数の端末やユーザーで同時に開いている場合です。OneNoteは排他制御によってデータ整合性を保つため、編集中の状態が残っていると新たな接続を拒否する仕様があります。他端末で終了操作が正しく行われていないと、ロックが解除されずエラーが続くことになります。
OneNoteのアプリケーションが正常に終了していない
OneNoteがバックグラウンドで動作している、あるいは異常終了した場合、排他ロックや同期の状態が維持されてしまうことがあります。キャッシュや一時ファイルに残ったセッションが新しい操作を妨げており、アプリの再起動やキャッシュクリアが必要です。
OneDriveや共有フォルダへの接続不良
ノートブックがOneDriveやネットワークドライブ上に保存されている場合、クラウドストレージとの接続が不安定だとロック状態が解除されず、アクセスできなくなります。セキュリティ設定の変更やファイルサーバーの負荷、ストレージ切断などが原因になることもあります。
ノートブックファイルの競合または破損
複数端末で同時に操作された結果、ノートブックファイルが競合状態になっている、または一部が破損しているケースもあります。特定のセクションのみアクセスできない、ノートブックの一部だけが開かないといった場合は、構造データに不整合が生じている可能性が高くなります。
ストレージ障害やデバイスの異常
HDDやSSDに物理的な障害やセクタ不良があると、ノートブックファイルの読み書きが途中で止まり、ロック状態が継続するケースがあります。特に古いHDDや寿命を迎えたSSDでは、読み取り不良・書き込み不能が発生しやすくなり、OneNote側で「排他ロックが解除できない」エラーとして現れます。
このようなストレージ障害はファイルの破損や消失リスクが非常に高く、自力での復旧は極めて困難です。作業の継続が難しい、動作が不安定な場合には、迷わず専門のデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
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【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

OneNoteでエラーコード「0x20」が出た――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
自分でファイルを移動したり修復を試みたりすると、同期やデータが壊れてしまうケースが少なくありません。特に原因がシステムやストレージの故障にある場合は、自力で対応を続けるとかえって状態を悪化させるリスクがあります。
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0x20エラーを解決するための対処法
OneNoteでエラーコード「0x20」が発生した場合は、段階的な確認と操作によってロックの解除が可能です。誤操作によるデータ破損を防ぐためにも、下記の対処法を順に試してみてください。
すべての端末でノートブックを閉じる
排他ロックがかかっている場合、他のユーザーや端末でノートブックが開かれていることが原因です。すべての端末でノートブックを閉じ、OneNoteを完全に終了させることでロックが解除される場合があります。
- ノートブックを開いているすべてのPC・スマートフォン・タブレットでOneNoteを終了します。
- ノートブックが自動同期されていないか、バックグラウンドアプリの状態も確認します。
- 5分程度待機してから、メイン端末でOneNoteを再起動しノートブックを開き直します。
OneNoteとPCを再起動する
一時的な排他ロックやキャッシュの競合は、OneNoteやPCの再起動によって解消されることがあります。軽微なエラーであれば、これだけで症状が改善する場合があります。
- OneNoteアプリを完全に終了します。
- Windowsの「スタート」メニューからPCを再起動します。
- 再起動後にOneNoteを起動し、ノートブックを開いてエラーが解消されているか確認します。
ネットワーク・クラウドの接続状態を確認する
OneNoteがOneDriveなどのクラウドストレージに接続できていない場合、排他ロックが解除されずエラーが継続します。ネットワークやストレージの接続状態を確認してください。
- 安定したWi-Fiまたは有線ネットワークに接続されているか確認します。
- OneDriveアプリが正常にサインインされているかを確認します。
- 共有フォルダを使用している場合は、NASやファイルサーバーの接続状態も確認します。
Web版OneNoteでノートブックにアクセスする
デスクトップアプリでエラーが発生していても、Web版OneNoteではノートブックを開ける場合があります。サーバー側と同期できるか確認し、ロック状態が解除されているかを見極めましょう。
- ブラウザで「https://www.onenote.com」にアクセスします。
- Microsoftアカウントでログインし、対象のノートブックを開きます。
- 同期や編集ができるかを確認し、問題がなければこちらで作業を継続します。
新しいノートブックにデータをコピーする
ノートブックや特定のセクションが破損している可能性がある場合、新規ノートブックにコピーすることで問題が回避できるケースがあります。データ破損を防ぐため、コピー前に元データをバックアップしておくことをおすすめします。
- OneNoteで「ファイル」→「新規」から新しいノートブックを作成します。
- 元のノートブックの各ページやセクションを右クリックで「コピー」します。
- 新しいノートブックへ貼り付けて、エラーが発生しないか確認します。
専門業者に相談する
上記の方法をすべて試しても改善しない場合、ノートブックファイル自体が破損しているか、ストレージに障害が発生している可能性があります。無理な操作を続けると、ノートブック全体が完全に消失するリスクがあるため、早急な対応が必要です。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。