MacBook Proがスリープから復帰しないことで作業が止まってしまっていませんか?
- スリープ解除後に画面が点かない
- 電源ライトは点いているが反応しない
- 外部ディスプレイ使用時のみ復帰しない
こうした現象は、OSの省電力設定やBluetooth機器の影響、内部キャッシュの不具合、ハードウェアトラブルまで多岐にわたります。無理な再起動やシステム変更を繰り返すと、内部ストレージのデータを損傷するリスクがあります。
本記事では、設定の見直しからNVRAM・SMCリセット、診断ツールの活用まで、順を追って改善方法を紹介します。
もし大切なデータを含むMacBook Proがスリープ復帰しなくなった場合は、無理に操作を続けず、私たちデジタルデータリカバリーへご相談ください。24時間365日、無料で初期診断を行い、安全な復旧方針をご案内しています。
目次
MacBook Proがスリープから復帰しない原因
MacBook Proがスリープから復帰しない場合、その背景には設定や外部機器、内部システム、ハードウェアなどさまざまな要因が関係しています。ここでは主な原因をわかりやすく整理しました。
Bluetoothや外部機器の影響
スリープ解除時にBluetooth機器やUSBデバイスが接続されたままだと、復帰シグナルが干渉し正常に起動できない場合があります。特に外付けHDDやUSBハブを複数接続していると、Macがデバイス検出に時間を要し、結果的に復帰が遅れるケースもあります。まずはすべての外部機器を外し、単体で起動できるかを確認してください。
電源・省エネ設定の不具合
「システム設定>バッテリー>電源アダプタ」などでPower Napやネットワークアクセスによるスリープ解除が有効な場合、復帰トリガーが誤作動することがあります。これらの設定を一時的にオフにすることで症状が改善するケースがあります。また、macOSアップデート後に設定がリセットされることもあるため、再確認も重要です。
NVRAMやSMCの制御異常
Mac特有の制御領域であるNVRAMやSMCに不整合が生じると、スリープ復帰時にハードウェア信号が正しく伝わらなくなる場合があります。リセットを行うことで改善することが多く、長年使用しているMacでは特に効果的です。
macOSやアプリのシステム不具合
古いOSバージョンや非互換アプリが原因でスリープ復帰に支障をきたすケースもあります。特にバックグラウンド常駐アプリがシステム制御を妨げる場合があるため、アップデートやセーフモード起動で確認を行いましょう。
内部ストレージ・ハードウェア障害
長期間の使用や高温環境にさらされることで、SSDやHDD内部の制御チップや基板に劣化や異常が生じることがあります。こうした障害が起こると、ストレージが接続されても復帰信号を正常に処理できず、一時的に認識されなくなったり、システム全体がフリーズする原因になります。症状が軽度に見える場合でも、内部では深刻な障害が進行している可能性があります。
このような状態で強制終了やOSの再インストールを行うと、データ構造が破損し、完全にデータが消失するリスクが高まります。ストレージが認識されないときでも、適切な手順を踏めばデータを安全に取り出せる場合があります。私たちデジタルデータリカバリーでは、Mac専用のストレージ解析環境を整え、24時間365日体制で初期診断を無料で実施しています。症状が悪化する前に、まずはご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「MacBook Proがスリープから復帰しない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
電源を長押しして再起動を試みたり、初期化を検討したくなることがあります。しかし、こうした対応を自己判断で行うと、大切なデータが失われる危険性があります。内部にはまだアクセス可能なデータが残っているケースも多いため、誤った操作に進む前に、専門業者に相談して適切に対処することが重要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
MacBook Proがスリープから復帰しない場合の対処法
ここでは、実際にご自身で試せる安全な手順を順番に紹介します。設定変更やリセット操作を行う際は、必要に応じてバックアップを取りながら慎重に進めましょう。
Bluetooth・外部機器の設定を見直す
スリープ復帰トラブルの多くは、周辺機器が原因で発生します。まずは接続設定を確認し、最小構成での起動を試みてください。
- 「システム設定」>「Bluetooth」を開く
- 「Bluetoothデバイスでスリープ解除を許可」をオフにする
- 外部USB機器・外付けディスプレイなどをすべて取り外す
- 電源ボタンを押してスリープ解除を試す
電源・省エネ設定を調整する
スリープ関連設定の誤作動を避けるため、Power Napやネットワークアクセス解除機能を一時的に無効にします。
- 「システム設定」>「バッテリー」>「電源アダプタ」を開く
- 「ネットワークアクセスでスリープ解除」のチェックを外す
- 「Power Nap」をオフにする
- 設定を保存し再起動後に復帰を確認
NVRAM(PRAM)とSMCをリセットする
Macの制御領域を初期化することで、復帰エラーが改善されるケースがあります。設定は失われないため、安全に実行できます。
- Macの電源を切る
- 電源ボタンを押しながら「Option+Command+P+R」を20秒押し続ける(NVRAMリセット)
- 再起動後、もう一度電源を切り、電源ボタンを10秒長押し(SMCリセット)
- 再び電源を入れて復帰動作を確認
セーフモード起動でシステムを整理する
セーフモードでは不要なプロセスが停止され、キャッシュや一時ファイルが整理されます。誤った削除操作でデータを失うリスクもあるため、重要なデータがある場合は慎重に実施してください。
- Macの電源を切る
- 電源を入れ直し、「Shift」キーを押し続ける
- ログイン画面が表示されたらキーを離す
- セーフモードで起動後、復帰動作を確認
macOS・アプリを最新状態にする
古いシステムやアプリが原因で不具合が生じる場合は、アップデートによって改善されます。ターミナルで詳細な診断も可能です。
- 「システム設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」を開く
- 最新のmacOSとアプリをインストール
- ターミナルを開き「pmset -g log」と入力し、復帰を妨げるプロセスを確認
- 再起動し、症状の改善を確認
専門業者に相談する
これまでの方法で改善しない場合、内部ストレージやロジックボードの障害が関係している可能性があります。自力対応を続けるとデータ損傷や完全起動不能のリスクが高まります。Macのデータは非常に精密な構造で管理されており、適切な診断環境が必要です。
私たちデジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。