Macに保存したデータをセキュリティの観点から守りたいと考えていませんか?HDDや外付けストレージを暗号化することで、不正アクセスや盗難時のリスクを大幅に下げることができます。
- Mac本体のデータを安全に保護したい
- 外付けHDDやSSDの中身をパスワードで守りたい
- 誤って紛失したときに情報漏洩を防ぎたい
こうしたニーズには、macOS標準の暗号化機能を使うのが最も安全で確実です。
暗号化のパスワードや回復キーを忘れてしまうと、データを永久に取り出せなくなるリスクがあります。
本記事では、内蔵ディスクのFileVault、外付けHDDのFinderやディスクユーティリティによる暗号化方法を解説します。さらに、暗号化後にトラブルが起きた場合の専門業者への相談についても紹介しています。
目次
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「暗号化したHDDにアクセスできない、、」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
パスワードや復号処理が通らずHDDに入れなくなる場合、内部の故障や暗号領域の破損が原因のことがあります。自己判断で繰り返すと状態が悪化し、データ消失につながる恐れがあるため安易な操作は避けるべきです。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
MacのHDDや外付けストレージを暗号化する方法
Macでは、用途に応じて内蔵ディスクと外付けストレージで異なる暗号化手段が用意されています。以下に主要な方法をまとめます。
FileVaultでMac本体を暗号化
FileVaultは、macOSに標準搭載されている暗号化機能で、内蔵HDDやSSDをまるごと暗号化します。
- 「システム設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」→「FileVault」を選択
- 「FileVaultをオンにする」をクリック
- 表示される回復キーを控え、安全な場所に保管
- 再起動すると暗号化が開始され、自動でデータ保護が有効化
Finderから外付けHDDを暗号化
macOSではFinderから簡単に外付けHDDやSSDを暗号化できます。既存データを保持したままパスワード保護を設定可能です。
- 外付けHDDを接続する
- Finderで対象ディスクを右クリック
- 「〇〇を暗号化」を選択
- 任意のパスワードとヒントを入力
- 「暗号化」をクリックして完了
ディスクユーティリティでAPFS暗号化
初期化と同時に暗号化を行いたい場合は、ディスクユーティリティから「APFS(暗号化)」を選択できます。ただし、データが全消去されるためバックアップが必須です。
- 「Finder」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を開く
- 対象の外付けHDDを選択し「消去」をクリック
- 「フォーマット」で「APFS(暗号化)」を選択
- 暗号化用のパスワードを入力
- 「消去」をクリックして実行
サードパーティ製ソフトで暗号化
WindowsとMacの両方で使いたい場合は「VeraCrypt」などのソフトでボリューム暗号化を行う方法もあります。マルチプラットフォームで利用可能ですが、設定は標準機能より複雑です。
暗号化の注意点と安全な管理
暗号化の利便性と安全性を高めるには以下の点に注意しましょう。
- パスワードは必ず控えを取り、複数の安全な場所に保管
- 回復キーを紛失すると復元不能になるため厳重管理
- 暗号化中に電源を切らない(処理が長時間かかる場合あり)
- 外付けHDD暗号化は空の状態から行うとスムーズ
パスワードを忘れるとデータは完全に取り出せなくなります。暗号化は慎重に設定しましょう。
専門業者に相談する
暗号化はセキュリティ向上に有効ですが、設定や運用を誤るとデータにアクセスできなくなるリスクもあります。パスワードや回復キーを紛失した場合、自力では解除できないケースが大半です。
こうした状況で無理に解除を試みると、データがさらに破損したり、完全に失われる恐れがあります。暗号化によってアクセス不能になった外付けHDDやMac本体のデータを救いたい場合は、復旧実績のある専門業者に依頼するのが安全です。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)があり、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を誇ります。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応していますので、暗号化によるトラブルでお困りの際もお気軽にご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。