MacでUSBメモリや外付けHDDをFAT32形式にフォーマットしようとして、迷われてはいませんか?フォーマットは簡単に見えて、注意すべき点がいくつも存在します。
- 大切なデータを消してしまいそう
- どの形式を選べばよいかわからない
- フォーマット後に使えない機器があった
こうした不安やトラブルは、事前準備を怠ることで起こりがちです。特にファイルシステムや方式の選択を誤ると、互換性の問題やストレージが正常に認識されないリスクもあるため要注意です。
本記事では、MacでFAT32にフォーマットする前に確認すべき注意点を5つの視点からわかりやすく解説します。
もし重要なデータが保存されている場合や、トラブルが発生してしまった場合は、早めの対応が鍵となります。当社「デジタルデータリカバリー」では、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内していますので、いつでもご相談ください。
目次
フォーマット前に確認すべき注意点
MacでFAT32形式にフォーマットを行う際には、事前にいくつかの重要な確認事項があります。これらを怠ると、予期せぬデータ消失や互換性の問題が発生するリスクがあります。
データのバックアップをしていない
フォーマット作業では、対象デバイス内の全データが完全に削除されます。作業前にバックアップを取っていなかった場合、大切な写真やドキュメントなどが失われてしまう恐れがあります。特に複数のファイルや複雑なフォルダ構成がある場合は、バックアップ後の整合性確認も重要です。
FAT32の制限を理解していない
FAT32は古くから使われているファイルシステムである反面、1ファイルあたり4GBの制限や、パーティション容量に制限があります。たとえば64GB以上のストレージをフォーマットする場合、macOS標準機能では対応できないケースがあるため、用途に応じた形式(例:exFAT)を検討すべきです。
フォーマット方式の選択ミス
ディスクユーティリティでフォーマットを行う際、「方式」に「マスター・ブート・レコード(MBR)」を選ばないと、一部の機器やOSで正常に認識されない可能性があります。形式と方式を正しく組み合わせないと、フォーマット後の再接続時にトラブルとなることもあります。
使用目的との互換性を確認していない
FAT32でフォーマットする主な理由は、Windows・Mac両対応やゲーム機・車載機器との互換性のためです。しかし、利用予定の機器がFAT32に対応しているかを事前に確認していないと、接続しても読み込めない・再フォーマットを求められるといったトラブルが起こることがあります。互換性確認は事前に行いましょう。
ストレージデバイスの接続不良や電源不安定
フォーマット中にUSBメモリや外付けHDDの接続が不安定になった場合、データ消去だけでなくデバイス自体が破損するリスクがあります。
作業前には、安定した電源と確実な接続状態を確認することが大切です。このようなトラブルを未然に防ぐためには、フォーマット実行前の慎重な確認が不可欠です。
当社では、フォーマット前後の不具合や誤って消去されたデータに関しても24時間365日無料でご相談を受け付けています。万が一に備え、お困りの際はお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
誤って大切なデータをフォーマットしてしまった、、――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績50万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
MacでFAT32形式にフォーマットする方法
ここでは、FAT32形式に安全にフォーマットする方法と、選択肢が表示されない・エラーになるといったトラブルが起きた際の解決策を、段階別にわかりやすく解説します。
通常のディスクユーティリティ操作でフォーマット
最も基本的な手順で、条件が合っていればこの方法で問題なくFAT32(Mac表記では「MS-DOS FAT」)へフォーマットが可能です。
- メニューバーの「移動」をクリックし、「ユーティリティ」を選択します。

- 左側のリストから、フォーマットしたい外付けハードディスクを選択します(内蔵ディスクは選ばないよう注意)。
- 上部の「パーティション」タブをクリックします。
- 「ボリュームの方式」の下にある「現在の設定」をクリックし、「1パーティション」を選択します。
- 画面下部の「オプション」ボタンをクリックし、「マスター・ブート・レコード(MBR)」を選択後、「適用」をクリックします。
- フォーマットメニューで「MS-DOS(FAT)」を選択します。
- 任意の名前(例:「LACIE」など)を入力します。
- 画面右下の「適用」ボタンをクリックし、表示されるウィンドウで「パーティション」ボタンをクリックします。
- 処理が完了すると、フォーマットされたディスクがデスクトップにマウントされます。
ターミナルを使ってFAT32形式で強制フォーマット
ディスク容量が大きく、ディスクユーティリティではFAT32が選択肢に出ない場合は、コマンドラインからフォーマットすることで解決できる場合があります。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を起動
- `diskutil list` でディスク一覧を確認
- 対象のデバイス(例:/dev/disk2)を特定
- `sudo diskutil eraseDisk FAT32 USBNAME MBRFormat /dev/disk2` を実行(USBNAMEは任意)
- 完了後、Finderで認識されるか確認
完全初期化(パーティション再構成)から再フォーマット
通常の「消去」ではFAT32が選べない場合、ディスクのルート構成(パーティションマップ)に問題があるケースがあります。この場合は、ディスク全体を完全に初期化し、構成から再作成する必要があります。少し高度な手順ですが、これで解決する例は多くあります。
- 「ディスクユーティリティ」メニューから「表示」→「すべてのデバイスを表示」に切り替え
- ルートディスク(物理名が表示された最上位)を選択
- 「消去」を選び、方式に「マスター・ブート・レコード(MBR)」を指定
- フォーマットに「MS-DOS(FAT)」を選択し、名前を入力
- 「消去」をクリックして再構成を実行
専門業者に相談する
フォーマット作業中の操作誤りや、フォーマット完了後にデータが消失した場合、ユーザー自身での復元が困難となるケースは少なくありません。
フォーマットによる初期化処理は基本的に元に戻すことができず、わずかな誤操作が重大なデータ損失へ直結する可能性があります。
重要なデータを保存している機器で問題が発生した場合や、復旧が必要な状況では、安易な操作を控え、速やかに専門業者へ相談することを推奨します。
デジタルデータリカバリーは、累計50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間:2016年6月1日~) を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。










































