Macで外付けHDDや内蔵ストレージが「ディスクユーティリティに表示されない」といったトラブルに直面していませんか?この現象は一見軽度に見えても、内部ではすでに深刻な障害が発生している可能性があります。
- 外付けHDDがFinderにもディスクユーティリティにも表示されない
- 内蔵ストレージが突然認識されなくなった
- マウントできず「修復できませんでした」と表示される
このような状態で何度も接続し直したり、初期化を試みると、残っていたデータまでも完全に失われるリスクがあります。原因を見誤って安易な操作を行うことが、復旧不能な状態へつながる最大の落とし穴です。
本記事では、Macでストレージが認識されないときに考えられる主な原因と、安全な初期対応、やってはいけないNG行動についてわかりやすく解説しています。
私たちデジタルデータリカバリーは、HDD・SSD・USBメモリ・SDカード・RAID・NAS・サーバーなど多様な媒体に対応し、365日年中無休・最短即日で復旧可能です。大切なデータを失う前に、無料診断をご活用ください。
目次
Macのディスクユーティリティとは?

Macのディスクユーティリティにディスクが表示されない原因
ディスクユーティリティにディスクが表示されない場合、以下のような原因が考えられます。
ディスクの未マウント
ディスクが自動的にマウントされない場合、ディスクユーティリティやFinderに表示されません。未マウントの原因には、以下のようなものがあります。
- ディスクがmacOSに認識されているが、自動マウントされていない
- 外付けドライブの接続が不安定で、システムが認識していない
- ディスクのパーティション情報が壊れており、マウントできない
macOSの設定やバグ
macOSの設定や一時的なバグにより、ディスクが表示されないことがあります。以下の点を確認してください。
- Finderの「環境設定」→「サイドバー」で「ハードディスク」にチェックが入っていない
- macOSの一時的なバグで、ディスク情報が正しく読み込まれない
- ディスクユーティリティで「すべてのデバイスを表示」が有効になっていない
NVRAM/PRAMやSMCの問題
MacのNVRAM/PRAMやSMCが誤作動を起こしていると、ディスクが正しく認識されないことがあります。主な原因として以下のようなものが考えられます。
- Macの設定情報が破損し、ストレージデバイスが適切に認識されない
- 電源管理の異常により、外付けディスクが正常に動作しない
ファイルシステムの破損
Macのディスクユーティリティに外付けHDDやSSDが表示されない原因のひとつに、ファイルシステムの破損があります。ファイルシステムは、データを整理・管理するための仕組みで、異常が起こるとディスクが認識されなかったり、中のファイルが表示されなくなることがあります。
取り外しミスやソフトの強制終了、ウイルス対策ソフトの影響など、日常的な操作でも破損は起こり得ます。「フォルダが空」「ファイル名は見えるが開けない」といった症状がある場合は注意が必要です。
このような状態で復元ソフトを使うと、かえって状況を悪化させる可能性があるため、異常に気付いたら早めに専門業者へ相談することが重要です。
ハードウェアの問題

Macのディスクユーティリティにディスクが表示されない場合、外付けだけでなく内蔵のHDDやSSDにハードウェア的なトラブルが発生している可能性があります。
たとえば、電源は入るのにまったく認識されない、アクセスランプが点灯しない、接続音がしないといった症状が見られる場合、ディスク自体の故障や、接続インターフェースの不具合が疑われます。また、Mac本体の内蔵ディスクが突然表示されなくなった場合も、内部の記録装置や制御チップに重大な異常が起きているおそれがあります。
「最近動作が遅いと感じていた」「時々フリーズすることがあった」というような前兆を見逃していたケースも多く、ある日突然認識されなくなることも珍しくありません。こうした症状が出ているときは、早めに適切な診断と対処を行うことが重要になります。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「外付けHDDがFinderにもディスクユーティリティにも表示されない」「内蔵ストレージが突然認識されなくなった」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、修復や再フォーマットを試みたり、ケーブルやケースを交換する中で誤って物理的な損傷を与えてしまうケースもあります。特に内部の故障が原因の場合、自力での対応はかえって状況を悪化させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Macのディスクユーティリティにディスクが表示されない場合の対処法
以下の手順を順番に試してください。
基本的な確認と設定変更
Finderや接続ポートの設定を確認し、ディスクが表示されるかチェックします。
- Finderを開き、設定 > サイドバー で「ハードディスク」にチェックを入れる
- 外付けディスクの場合は、別のUSBポートやケーブルで接続を試す
- ディスクユーティリティの「表示」メニューから「すべてのデバイスを表示」を選択する
ディスクユーティリティで修復を試みる
ディスクユーティリティのFirst Aid機能を使ってエラーを修復します。
- 「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ディスクユーティリティ」を開く
- 「表示」>「すべてのデバイスを表示」を選択する
- 対象のディスクを選び、「First Aid」を実行
macOSリカバリモードから修復
リカバリモードを使ってディスクユーティリティを実行します。
- Macをシャットダウン
- 「Command + R」を押しながら電源を入れ、リカバリモードに入る
- 「ディスクユーティリティ」を開き、未マウントのディスクを修復する
ターミナルでコマンド操作
ターミナルを使用して未マウントのディスクを手動で修復します。
- リカバリモードで「ユーティリティ」>「ターミナル」を開く
diskutil list
を入力し、未マウントのディスクを確認diskutil repairVolume /dev/diskX
(Xは対象のディスク)を実行
NVRAM/PRAMとSMCのリセット
MacのNVRAM/PRAMやSMCをリセットすることで、不具合が解消する場合があります。
- Intel Macの場合:「Option + Command + P + R」を押しながら電源を入れ、20秒後にキーを離す
- Apple Silicon Macの場合:電源ボタンを10秒間押し続ける
NVRAMやSMCのリセットは一部の不具合に有効ですが、根本的な障害には効果がないことがあります。誤操作によって設定が初期化され、別のトラブルを招く可能性もあります。
改善が見られない場合や操作に不安があるときは、専門業者への相談を検討してください。
macOSアップデートまたは再インストール
macOSのバージョンが古いと、ディスクが正しく認識されないことがあります。
- 「システム設定」>「ソフトウェアアップデート」からmacOSを最新バージョンに更新
- リカバリモードからmacOSを再インストール
専門業者に相談する
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。