「復旧サーバ上のインストーラ情報が壊れています」と表示され、macOSやWindowsの復旧が途中で止まってしまう――こうしたエラーは、OS復旧作業中によく見られる代表的なトラブルのひとつです。
このエラーは以下のような原因によって発生することがあります。
- インストール対象のOSバージョンが古く、Appleの署名証明書が期限切れになっている
- 復旧用のインターネット経由インストーラに不具合がある
- ネットワークの設定ミスや、ファームウェアの整合性エラー
そのまま作業を進めると、システムの再インストールに失敗する可能性が高く、最悪の場合、内蔵ディスク内のデータにも影響が及びます。
本記事では、エラーの代表的な原因を明確にしつつ、それぞれに応じた対処法をわかりやすく解説します。
もし原因の特定や対応に自信がない場合は、専門スタッフによる無料診断も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
目次
「復旧サーバ上のインストーラ情報が壊れています」エラーの原因
このエラーは、macOSやWindowsで復旧作業を行う際、インストーラやサーバーとの通信に問題が生じた場合に表示されます。特に古いOSを使用している場合や、日付設定が正しくない場合に多く発生します。放置するとOSのインストールができず、起動不能やデータ消失のリスクにつながるため、早期の対応が必要です。
インストーラや証明書の有効期限切れ
古いOS(macOS Sierraなど)をインストールしようとした際、インストーラに付属する証明書の有効期限が切れていると、サーバからの認証に失敗し、このエラーが表示されます。これにより、インストール作業が停止し、復旧不能に陥る危険があります。
復旧サーバの非対応やデータ破損
Appleや提供元が、古いOSインストーラを復旧サーバでサポートしなくなった場合にもこのエラーが発生します。また、サーバ側の構成ファイルが破損していると、正常なインストーラ情報を読み取れず、エラーになる可能性があります。
日付・時刻のズレ
クライアントPC側で日付や時刻が大きくずれていると、証明書の検証に失敗し、インストーラが不正と判断されてしまいます。このズレは一見気づきにくいため、復旧時には必ず確認が必要です。 このようなエラーは対応方法を誤ると、データやOSに致命的なダメージを与えるおそれがあります。次に、適切な対処法を詳しく解説します。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

データトラブルに直面したとき、まず自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、内部の故障が原因だった場合、無理に起動を試みることでシステムが破損したり、保存されていたデータが上書きされてしまうリスクが高まります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
「復旧サーバ上のインストーラ情報が壊れています」エラーの対処法
このエラーに対しては、原因に応じてOSの復元方法を変更したり、ネットワーク設定や時刻の調整を行うことで回避できます。また、Windowsの場合はコマンドや修復オプションを用いた対応も必要です。
インターネット復元で最新macOSをインストールする方法
古いmacOSが復旧できない場合は、インターネット経由でそのMacに対応した最新バージョンを再インストールする方法が有効です。
- Macの電源を切り、「Option + Command + R」キーを押しながら電源を入れます。
- インターネット経由でmacOSユーティリティが起動するのを待ちます。
- 「macOSを再インストール」を選択し、画面の指示に従って操作します。
日付と時刻のずれを修正する方法
証明書の有効性を確認するため、正確な日時の設定が必要です。
- macOSユーティリティ画面から「ターミナル」を起動します。
- 「date 072312452025」(例:2025年7月23日12時45分)など、正しい日付を入力してエンターを押します。
- 時刻が反映されたことを確認し、再度インストールを試みます。
Windowsでインストーラ破損を修復する手順
Windowsでも同様に、インストーラ情報が破損して起動不能になるケースがあります。インストールメディアを使用して復旧を試みます。
- Windowsインストールメディアを挿入し、PCを再起動します。
- 「修復モード」に進み、「スタートアップ修復」または「システムの復元」を選択します。
- 必要に応じて「コマンドプロンプト」を開き、「sfc /scannow」や「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」を実行します。
「復旧サーバ上のインストーラ情報が壊れています」エラーは、原因によって対処法が大きく異なり、誤った対応はさらなる故障につながる可能性があります。少しでも不安を感じたら、まず初期診断をご依頼ください。
当社では、無料の初期診断と見積もり、24時間365日対応のサポート体制を整えております。データ復旧実績は46万件以上(期間:2011年1月以降)、一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)と、確かな信頼を得ています。
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なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
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私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
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これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。