「HTTP Error 502.5 – ANCM Out‑Of‑Process Startup Failure」が表示され、ASP.NET Core アプリケーションが IIS 上で起動できず困っていませんか?このエラーは、IIS の ASP.NET Core モジュールが、バックエンドの dotnet プロセスを正常に起動できなかった際に発生します。
ランタイムの不一致や構成ミスによって、アプリが起動できないリスクがあるため、対処には注意が必要です。
本記事では、主な原因と安全に確認できる対処法をわかりやすく解説しています。
業務アプリや公開サービスなど、失いたくないデータや設定が含まれる場合は、無理に操作せず、私たちデジタルデータリカバリーまでご相談ください。
相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。
目次
HTTP Error 502.5 – ANCM Out‑Of‑Process Startup Failureとは?症状と仕組み
このエラーは、ASP.NET Core アプリケーションが IIS 経由で起動される際、バックエンドの dotnet プロセスが開始に失敗することで発生します。
IIS は ASP.NET Core モジュール (ANCM) を使ってアプリを起動しますが、dotnet ランタイムの不整合や設定ミスなどがあると、プロセスが即座に終了して 502.5 エラーが返されます。
アプリケーションの実行環境に問題があることを示す初期化失敗エラーであり、開発・本番を問わず注意すべきエラーです。
HTTP Error 502.5 の主な症状
- ブラウザで「HTTP Error 502.5 – ANCM Out‑Of‑Process Startup Failure」が表示される
- IISログやイベントログにアプリケーションの起動エラーが記録される
- dotnet –list-runtimes で必要なランタイムが存在しない
- ログ出力を有効にしてもアプリがすぐに終了しログが残らない
- サーバー公開直後からサービスが応答しない
HTTP Error 502.5 の原因
このエラーは、アプリの実行に必要なランタイムがサーバーに存在しない、またはアプリ構成が誤っていることで発生します。以下に代表的な原因を整理しました。
.NET Coreランタイムの未インストールやバージョン不一致
最もよくある原因です。dotnetコマンドで使用されるランタイムがサーバーに存在しない、もしくはアプリが要求するバージョンと合っていない場合、プロセスが起動できず502.5エラーになります。
web.configやアプリ設定ファイルのミス
web.configに記載されたprocessPathの誤記や、stdoutLogEnabledの記述ミス、またはappsettings.jsonの構文エラーなども、dotnetプロセスの初期化失敗を引き起こす要因です。
依存DLLやファイルの配置漏れ
アプリに必要なDLLやリソースファイルがビルド時またはデプロイ時に含まれていないと、アプリは起動直後に異常終了し502.5エラーになります。
実行権限やパーミッション設定の問題
IISアプリプールのアクセス権や、アプリがログ出力やファイルアクセスに必要とするフォルダへの書き込み権限が不足している場合、起動失敗の原因となります。
重大な構成不備・アプリ破損による即時終了
プロジェクト構成ファイルの破損、ターゲットフレームワーク指定ミス、DLLの不整合など、アプリの内部構成に問題があると、dotnetプロセスが即時終了し、アプリのデータやログが出力されないままクラッシュするリスクがあります。
この状態で無理な再デプロイを行うと、データ消失やログ破損の可能性があるため注意が必要です。重要なアプリケーションで問題が発生している場合は、無理に再構成せず、まずは当社までご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日無料で対応しています。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「突然エラーメッセージが表示された」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
突然エラーメッセージが出てきた場合、内部に深刻なトラブルが発生している可能性があり、初期化や分解などを自己判断で行うと、かえって状態を悪化させてしまうことがあります。今はアクセスできなくても、必要なデータが残っている可能性があるため、誤った操作をする前に専門業者への相談が求められます。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
HTTP Error 502.5 の対処法
ここでは、502.5エラーが出た際に行うべき対処法をステップごとに解説します。サーバー構成に不安がある場合は、無理に設定変更を行わず、バックアップを取ったうえで作業することを推奨します。
dotnetランタイムの確認と再インストール
コマンドプロンプトで `dotnet –list-runtimes` を実行し、必要なランタイムがサーバーにインストールされているか確認します。不足している場合は Microsoft 公式サイトから対象バージョンをインストールします。
web.configのログ出力を有効にしてエラー内容確認
web.configの`stdoutLogEnabled`をtrueに設定し、出力先を確認してエラーログを取得します。ログが出力されれば、起動失敗の詳細原因を把握できます。
依存DLLやリソースの再ビルドと配置確認
dotnet publish コマンドでアプリを再ビルド・再出力し、すべての必要ファイルがサーバー上に正しく配置されているか確認します。
アプリのパーミッション設定を見直す
アプリがアクセスするログフォルダやconfigファイルなどに対して、IISアプリプールのユーザーに適切な読み書き権限があるかを確認します。
専門業者に相談する
上記をすべて試しても解決しない場合や、業務サービスで早急な復旧が求められる場合は、無理に自己対応を続けず、早めに専門業者へご相談ください。
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よくある質問
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※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































