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3F0エラーの原因
HPパソコンで「3F0エラー(Boot Device Not Found)」が表示された場合、SSDがブートデバイスとして認識されていない状態です。これには複数の原因が考えられ、放置や誤った操作によりデータ消失や起動不能に陥るリスクがあります。以下に代表的な原因を紹介します。
接続不良
SSDとマザーボード間のSATAケーブルや電源ケーブルが緩んでいたり、接触不良が発生しているケースがあります。ノートPCの場合は落下や振動の影響も見逃せません。見た目では判断しづらいため、慎重な確認が必要です。
BIOS設定の不具合
BIOSまたはUEFIでSSDが無効化されていたり、起動順位が正しく設定されていない場合にも、ブートデバイスが見つからずエラーが発生します。特に複数ストレージを搭載しているPCでは注意が必要です。
パーティションやファームウェアの異常
ブートセクタやMBR(マスターブートレコード)、GPT(GUIDパーティションテーブル)に異常があると、OSの起動情報が読み込めずエラーになります。また、SSDのファームウェア異常も認識不能の原因になります。
システムファイルの破損
Windowsのブート関連ファイルが破損している場合も、起動に失敗し3F0エラーが表示されます。ウイルスやアップデート失敗、強制終了が影響することもあります。
SSDの物理的故障
SSD自体が故障している場合、システムはデバイスを認識できず、3F0エラーが表示されます。経年劣化や突然の電源断、衝撃によるダメージが主な要因であり、内部基板の破損やコントローラの異常が原因となるケースも少なくありません。
これらの障害は自力での修復が非常に難しく、通電の繰り返しによって状況をさらに悪化させる可能性があります。原因を正確に特定し、適切な処置を行うには、専門的な診断が必要になることがあります。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

データトラブルが起きた場合、多くの方がメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
3F0エラーの対処法
ここでは、HPパソコンで3F0エラーが表示された際に考えられる対処法を紹介します。電源操作や接続確認、BIOS設定の見直しなど基本的な確認に加え、データ損失リスクがある場合には慎重な対応が求められます。
電源リセット(ハードリセット)手順
一時的なハードウェア誤作動を解消するため、電源リセットを試すことが効果的です。
- パソコンの電源を完全に切ります。
- ACアダプタやバッテリーを取り外します。
- 電源ボタンを15秒以上長押しして放電します。
- 再び電源ケーブルを接続してPCを起動します。
SSDの接続確認方法
SSDとマザーボード間の接続を確認することで、接触不良や断線の可能性を排除できます。
- ノートPCの場合は裏蓋を開けてSSDを確認します。
- コネクタを一度外し、再びしっかりと差し込み直します。
- デスクトップではSATAケーブルや電源ケーブルを別のポートに差し替えて確認します。
BIOS設定の確認と初期化方法
ブートデバイスの設定を見直し、SSDが正しく認識されるようにします。
- 起動時にF10キーを連打してBIOSに入ります。
- SSDが認識されているか確認します。
- ブート順序を確認し、SSDが最優先になっているか確認します。
- F9で初期化し、F10で保存して再起動します。
ストレージ診断ツールの使い方
HP提供の診断ツールを使用して、SSDの健康状態を確認します。
- PC起動時にEscキーを押し、F2でDiagnosticsを起動します。
- 「Component Tests」→「Storage」→「Quick Test」または「Extensive Test」を実行します。
- 結果に「Failed」が表示された場合はSSDの交換を検討します。
MBRの再構築手順
MBRやブート領域が破損している場合には、OSメディアを使って再構築を行います。重要なデータがある場合は、実行前に必ずバックアップを行ってください。
- WindowsインストールメディアでPCを起動します。
- 「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選びます。
- 「bootrec /fixmbr」「bootrec /fixboot」「bootrec /scanos」「bootrec /rebuildbcd」などを順に実行します。
SSDの物理故障やMBR破損などで3F0エラーが解消できない場合、自力での復旧は非常に難しく、状態を悪化させる恐れがあります。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。