以下のような症状が、Windows Update直後に発生していませんか?
- 富士通製のデスクトップPCが「FUJITSUロゴ画面」から進まない
- 黒い画面のままフリーズして動かない
- 電源を入れてもOSがまったく立ち上がらない
この症状は、Windows Update後に起動プロセスが破損している深刻な状態であり、下手に操作を続けるとデータ消失やシステムの完全な起動不能につながる危険があります。
本記事では、富士通製PCで起こる起動トラブルの根本原因と、影響を受けやすい対象機種、そして一般ユーザーでも試せる基本的な対処法について詳しく解説しています。
万が一、ご自身での対応に不安を感じた場合でも、専門スタッフが状況を無料で診断いたします。どうぞお気軽にご相談ください。
目次
富士通製PCがWindows Update後に起動しないときの主な症状
富士通製PCがWindows Update後に起動しないときの主な症状は次の通りです。
- 電源は入るが、画面が真っ暗なまま進まない
- 富士通ロゴのまま固まる/Windowsが起動しない
- 自動修復が繰り返される
- ブルースクリーン(BSoD)が表示される
- 回復画面に切り替わり、OSが読み込めない
- 更新プログラムの構成が終わらない/途中で失敗する
同じ症状でも、原因はさまざまです。適切な対処法を実行しないと、状況が悪化し、最悪2度と解決できなくなる可能性があります。
正常に使用できない原因は、見た目や使用感だけでは判断できないため、自己判断では原因を見誤るケースが多いです。そのため正確な原因を把握し、適切な対応をするには専門業者の診断が必要です。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
富士通製PCがWindows Update後に起動しない原因
Windows Updateの適用後に起動不能となる原因は、複数の要因が絡み合っている可能性があります。更新プログラムやセキュリティ設定、BIOSやファームウェアの状態によって発生するケースが多く、症状が進行する前に原因を特定することが重要です。
特定のセキュリティ更新プログラム
以下のWindows Updateを適用した後に問題が発生していることが報告されています。
- KB5060533(Windows 10 バージョン 22H2・21H2)
- KB5060531(Windows 10 バージョン 1809)
- KB5061010(Windows 10 バージョン 1607)
- KB5060998(Windows 10 バージョン 1507)
これらはセキュリティ向上のための更新ですが、一部機種との互換性が取れておらず、OSの起動プロセスに影響を与えていると考えられます。
Windows Updateとの互換性問題
2025年に配信された「KB5060533」など一部の更新プログラムは、富士通製PCの一部モデルで起動エラーを引き起こす事例が確認されています。特定のドライバやセキュリティプログラムと競合することで、OSが正常に起動できなくなることがあります。
このような互換性問題は、富士通公式の対応情報が発表されるまで原因特定が難しく、誤った対処によって状態が悪化する可能性があります。
症状が出た時点で無理に起動を繰り返すと、データ破損やストレージ障害を招くリスクがあるため、速やかに対応を検討する必要があります。
BIOSまたはファームウェアの更新不足
古いBIOSバージョンのままWindowsの大規模アップデートを適用すると、OSとの互換性が保てずに起動エラーとなることがあります。
富士通の一部モデルでは、事前にBIOSアップデートが推奨されており、未対応のまま更新を進めるとロゴ画面から進まない状態に陥るケースも確認されています。
BIOSに不具合がある場合、セーフモードへの移行や修復メニューの呼び出しも失敗し、ユーザーでは対処不能になることがあります。特に自己流でBIOS設定を変更すると、さらなる深刻な障害を招く可能性があります。
Secure Boot関連の設定・証明書エラー
Windowsアップデート後、急にパソコンが起動しなくなったり、「セキュリティポリシー違反」といったメッセージが表示された経験はありませんか?この症状は、Microsoftが提供するSecure Boot用の失効証明書リスト(DBX)の更新に起因することがあります。
特に以下のような状況では、Secure BootがOSの起動をブロックしてしまうケースがあります。
- 古いハードウェアを使用している
- DBXの更新後、Secure Bootが不正な署名と判断した場合
- ストレージの空き容量が不足している
- ブートローダーが破損している
このように、複数の要因が絡み合うことで、問題が複雑化する傾向にあります。
一見すると単なる起動不良のように見えても、実際にはファームウェアやセキュリティ設定の不整合が背景にあるケースも多く、表面的な対処だけでは解決できないことがあります。さらに、以下のようなリスクも懸念されます。
- 誤った手順による復旧で、データが消失する
- 自力での分解や操作によって、ハードウェアに損傷を与える
こうしたリスクを避けるには、正確な診断と専門的な対応が不可欠です。
その点、当社ではSecure Boot関連のトラブルにも対応した初期診断を無料で実施しており、24時間365日体制でご相談を受け付けています。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク
データトラブルが起きた場合、多くの方がメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
Windows Update後に起動しなくなった富士通PCの対処法
現時点で富士通から明確な復旧手順は公開されていませんが、一般的に考えられる対処方法を以下に紹介します。
Windows Updateの一時停止
対象機種を使用している場合、今後の問題回避のため、Windows Updateの自動更新を停止しましょう。
- スタートメニュー →「設定」→「Windows Update」を開きます。
- 「更新の一時停止」→「5週間停止」などの選択肢から適用します。
- 自動での再適用を防ぐため、今後の対応が公式に発表されるまでこの状態を維持してください。
回復ドライブを使った修復
OSが起動しない場合、USB回復ドライブまたはインストールメディアを使用して修復を試みます。
- 別のPCで「Media Creation Tool」を使ってインストールUSBを作成します。
- 不具合のあるPCにUSBを接続し、電源投入後すぐにF12キーでブートメニューを表示します。
- 「コンピューターを修復する」→「システムの復元」や「スタートアップ修復」を選択します。
BIOSに入れない場合の対応
BIOSすら起動しない場合、CMOSクリアやハードウェアの最小構成化を試みる必要があります。
- PCの電源を完全に切り、電源ケーブルを外します。
- CMOSクリアを行う(マザーボード上のジャンパまたはボタン電池を外す)
- メモリ・ストレージを一度取り外し、1枚のみで再構成して電源投入します。
起動後の再発防止策
修復に成功し、OSが起動した場合も、同様の不具合が再度発生するリスクがあります。
- 「設定」→「Windows Update」で「更新の一時停止」を再設定します。
- 「Windows Update」→「詳細オプション」で「ドライバーの自動更新」も無効化します。
- 不具合のあるKB番号(例:KB5060533)をメモし、今後の非表示対象にします。
これらの対応を通じて、再起動不能状態を防ぎ、重要なデータを守る対策となります。なお、データ消失リスクがある場合は、自己対処ではなく専門の復旧業者への相談を強くおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































