突然パソコンに飲み物をこぼしてしまい、どうすればよいか分からず慌ててしまうことはありませんか?
- 電源が入ったまま水をこぼしてしまった
- キーボードから液体が内部に浸透してしまった
- 乾かしても起動しない、動作が不安定になった
こうしたトラブルは、液体の種類や量、こぼれた位置によって被害の深刻度が異なります。特にジュースやコーヒーなどの糖分や不純物を含む飲料は、腐食や酸化のリスクが高くなります。
水濡れによる通電ショートや内部腐食は、データ消失のリスクを高めます。
この記事では、水没直後にやるべき基本対処から、復旧後の確認方法、専門業者に依頼すべき状況まで、ステップ形式で詳しくご案内します。
失いたくないデータがある場合や、電源が入らない場合は無理に触らず、まずは24時間365日無料の診断を行っているデジタルデータリカバリーへご相談ください。
目次
富士通ノートパソコンに水をこぼした場合の原因
水や飲み物をこぼした直後にパソコンの状態が不安定になった場合、内部に起こっている障害は一つではありません。ここでは、代表的な原因とそれぞれが引き起こす症状について詳しく解説します。
通電ショートによる基板故障
水が内部に浸入した状態で通電すると、基板上の電流が本来のルートを外れてショートを引き起こすことがあります。この現象は一瞬で起こるため、電源を切るタイミングが遅れると高確率で致命的な故障につながります。特に電源ボタン付近や給電ラインに水分がかかると、回路そのものが焼損する恐れがあります。
キーボードやポートの腐食
水や飲料には微量のミネラルや糖分が含まれており、時間の経過とともに電子部品に腐食を引き起こします。特にUSBポートやHDMI端子などの外部接続部位、ならびにキーボード内部のフィルム回路は酸化が進行しやすく、操作不能や誤動作を起こす原因となります。
ストレージ(HDD/SSD)の損傷
データを記録するHDDやSSDが濡れると、内部基板がショートし、記録領域や制御チップに障害が発生します。HDDはモーターや磁気ヘッドの故障、SSDはNANDフラッシュメモリの破損につながるケースが多く、そのまま電源を入れると復旧不能な重度障害を引き起こす可能性があります。水濡れ後にストレージが認識されない、異音がするなどの症状がある場合は注意が必要です。
このような場合、自己判断での対応では限界があり、誤った処置は状態を悪化させかねません。当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「ノートパソコンに水をこぼした」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
あわてて電源を入れ直したり、分解して乾かそうとして逆に状態を悪化させてしまうケースは多く見られます。ノートパソコンに水をこぼした場合、内部基板やストレージに深刻なダメージを与えることがあり、自力での対応はかえってリスクを高めてしまいます。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
ノートパソコンに水をこぼした時の正しい対処法
以下では、こぼしてしまった直後から復旧までの流れを、状況別に詳しく解説します。間違った対処をすると取り返しのつかない事態になりかねませんので、一つひとつ確実に対応しましょう。
電源遮断と通電防止
まず最優先で行うべきは、通電の遮断です。
- 電源が入っている場合は速やかにシャットダウン(できない場合は長押しで強制終了)
- ACアダプタや電源ケーブルを取り外します
- 取り外せるバッテリーの場合はすぐに取り外します
- USB機器やSDカードもすべて抜いておきます
裏返して自然排水
液体の浸透を最小限に抑えるための初期対応です。
- キーボード面を下にして、タオルなどの上に本体を裏返して置きます
- 画面に液体がかからないよう注意します
- 自然に排出されるようしばらくこの状態を保ちます
外部パーツの取り外しと拭き取り
外側の水分を丁寧に処理し、内部侵入を防ぎます。
- 乾いた布やペーパーで優しく水分を「吸い取る」ようにします
- キーボードや隙間に入った水は押さえて取るイメージで処理します
- 強くこすったり、布の繊維が残らないよう注意してください
自然乾燥で内部水分の蒸発
焦って通電せず、時間をかけて内部を乾かすことが大切です。
- 風通しの良い場所で、1~2日以上は乾燥時間を確保します
- ドライヤーやエアダスターはNG(風圧や静電気で逆効果)
- 可能であればHDDやバッテリーを外しておくと乾燥効果が上がります
通電前の完全確認とバックアップ
乾燥後の通電は慎重に。起動できたらすぐにデータをバックアップしましょう。
- 水分が完全に飛んだことを確認してから電源を入れます
- 正常に動作すればすぐにUSBメモリや外付けHDDにデータを保存
- その後、内部腐食チェックのため修理業者へ点検依頼を行います
専門業者に相談する
水濡れは目に見えない腐食やショートのリスクが非常に高く、特にストレージが濡れていると内部データが消失する危険もあります。動いているように見えても内部にダメージが蓄積されている場合があるため、修理やデータ復旧のプロに相談するのが最も安全です。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績