富士通パソコンをリカバリーディスクなしで初期化する方法（Windows Vista対応）

富士通製のWindows Vistaパソコンには、ハードディスク内にリカバリーパーティションが用意されており、リカバリーディスクがなくても初期化が可能な設計になっています。

しかし、この初期化を実行すると、内部ストレージに保存されていた写真や書類などの個人データはすべて消去され、元には戻せなくなります。

本記事では、リカバリーディスクがない場合でも初期化を進められる具体的な手順と注意点を、ステップ形式で丁寧に解説しています。

なお、初期化前にどうしても取り戻したいデータがある場合は、初期化を実行する前に必ずデータ復旧を優先してください。必要であれば、専門業者による無料診断（24時間365日対応）で、安全なデータ取り出しの可能性を確認しましょう。

富士通パソコン（Windows Vista）初期化の注意点

初期化を実行すると、ハードディスク内のすべてのデータが完全に消去され、パソコンは購入時（工場出荷時）の状態に戻ります。操作ミスや準備不足によるトラブルを防ぐため、事前に以下の準備を確実に行いましょう。

周辺機器をすべて取り外す

プリンタ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、LANケーブル、HDMIケーブル、マウスなどの外部機器をすべて取り外してください。接続されたままだと、誤認識や処理エラーが起きることがあります。

バッテリー残量を十分に確保し、電源アダプターを接続する

初期化中に電源が切れると、システムが破損しパソコンが起動しなくなるリスクがあります。ノートパソコンの場合は、バッテリー残量がフルの状態で、必ずACアダプターを接続したまま作業を行ってください。

大切なデータのバックアップを行う

初期化を実行すると、写真、文書、メール、アプリの設定など、保存されていたすべてのデータが削除されます。大切なデータを守るためには、外付けHDDやUSBメモリ、クラウドストレージ（Google Drive、OneDriveなど）を活用して、必要なデータを事前にコピーしておくことが欠かせません。

富士通製のWindows Vistaパソコンには、HDD内にリカバリーパーティションが用意されており、リカバリーディスクがなくても初期化を実行できる設計になっています。

ただし、この初期化を実行すると、内部ストレージに保存されていた写真や書類などの個人データは完全に消去され、元に戻すことはできません。取り返しのつかない事態を防ぐためにも、初期化を行う前には慎重な準備と判断が求められます。

【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

パソコンの動作が極端に重くなり、「もう初期化するしかないかも…」と感じている方は少なくありません。そのとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。

ただし、削除後の領域に新たなデータが保存されると、元のデータが上書きされて復旧が難しくなります。特に何度も書き込みや操作を行うと、痕跡自体が消えてしまうことがあるため、安易な対応は避ける必要があります。

専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。

• 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
• 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
• 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有

大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。

ディスクなしで初期化する手順（Windows Vistaモデル）

ここでは、富士通のリカバリーツールを使用して、リカバリーディスクを使わずに初期化を行う手順を解説します。

「マイリカバリ」から初期化を開始する

Windowsが正常に起動できる場合は、デスクトップ上から初期化を開始できます。

電源起動時にリカバリーツールを呼び出す

Windowsが起動しない場合は、電源投入時にキー操作でリカバリーツールを表示させます。

リカバリ領域から初期化を実行する

リカバリーメニューから、内蔵ストレージのリカバリ領域を使用して初期化を進めます。

ただし富士通パソコンを初期化すると、保存されていたファイル・アプリ・設定がすべて削除されます。

万が一、写真や文書など大切なデータを残したまま初期化を行うと、取り戻すのが難しくなることもあります。「データだけを取り出したい」などのお悩みがあれば、ぜひ当社にご相談ください。初期診断とお見積りは無料。24時間365日体制で、専門スタッフがあなたのパソコントラブルをサポートいたします。

なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか

デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。

業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1（※1）。累計46万件以上（※2）の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。

「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。

最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。

その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%（※3）と、業界でも高水準の成果を出し続けています。

国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます：

• 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
• 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
• 精密な環境での復旧作業（専用クリーンルーム完備）

これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。

「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。

※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。（集計期間：2007年～2020年）
※2：期間：2011年1月1日～
※3：2023年10月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合。