富士通のパソコンが、通常起動はもちろんセーフモードですら立ち上がらない。
- 電源は入るが、F8やShiftキーを押してもセーフモードに移行しない
- 「準備しています」のまま進まず、画面が固まる
- セーフモード選択画面は出るが、その後真っ暗になる
このような症状は、一般的なトラブルシューティングが通用しないほど深刻なシステム障害が発生している可能性があります。
誤った操作や放置によって障害が進行すると、パソコン内部のストレージに保存された大切なデータが完全に消失する危険性も否定できません。
本記事では、「セーフモードでも起動しない」という状態に陥った際の代表的な原因をわかりやすく整理し、それぞれに対応する対処法を丁寧に解説しています。
「大事なデータが取り出せるか不安」「もう自分ではどうにもできない」──そんなときは、24時間365日対応の無料初期診断をご活用ください。状況を正確に見極め、最善の解決策をご提案します。
目次
セーフモードで起動できない主な原因
セーフモードでも起動できないというのは、Windowsが最低限の構成ですら動作しないほど深刻な障害を抱えていることを示しています。適切な対処をせず放置したり、自己判断で操作を誤ると、以下のようなリスクがあります。
- 保存していた写真や資料などのデータが消失する可能性がある
- Windowsの修復が困難となり、再インストールが必要になる
- 重要な業務データや思い出のファイルが永久に失われることも
以下に、よくある原因を分類して詳しく解説します。
システムファイルの破損
Windowsの起動に必要なシステムファイルが何らかの理由で破損していると、通常起動はもちろん、セーフモードですら立ち上がらなくなる場合があります。原因としては、突然の電源断や強制終了、不完全なアップデートの影響などが挙げられます。
パーティションやファイルシステムのエラー
HDDやSSDのパーティション情報や、NTFSなどのファイルシステムが壊れていると、Windowsが記録媒体を正しく認識できず、セーフモードも起動できません。論理障害に該当するこの症状は、専門的なツールによる検査や修復が必要になるケースがあります。
ウイルスやマルウェア感染
悪質なウイルスやマルウェアがWindowsの起動プロセスに介入し、セーフモードを含むすべての起動パターンを妨害することがあります。感染拡大を防ぐためにも、外部ネットワークやメディアとの接続を直ちに遮断し、慎重な対応が求められます。
BIOS/UEFI設定の不具合
BIOSまたはUEFIの設定が破損していたり、誤って変更された場合も、Windowsの起動に支障をきたします。セーフモードへの移行にも影響するため、設定の初期化やアップデートが必要になることがあります。
ハードウェア障害（HDD/SSD・メモリなど）
物理的にHDDやSSD、メモリが破損している場合、OSはおろかセーフモードの起動さえできなくなることがあります。特にストレージから異音がする場合や、過去にフリーズ・再起動を頻繁に繰り返していた場合は、ハードウェアの障害が疑われます。
クリーンルーム完備×専門技術者による安全な復旧対応
デジタルデータリカバリーでは、クリーンルームを備えた専用環境のもと、物理・論理の両面に対応する技術者が復旧を担当し、安全かつ的確な対処を行っています。
- これまでに46万件以上の相談実績（期間：2011年1月以降）
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%
（内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績） - 官公庁や法人1万社以上との取引実績
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こうした専門性と実績により、さまざまなトラブルに迅速かつ的確に対応可能です。ストレージに異常を感じたら、自己判断を避け、早めの相談が重要です。大切なデータを守るために、まずは無料診断をご利用ください。
富士通パソコンがセーフモードで起動しない場合の対処法
セーフモードは、Windowsがトラブルを起こした際に最小構成で起動する診断用のモードですが、このモードすら起動できない場合、システムやハードウェアに深刻な問題が発生している可能性があります。以下の手順に従い、原因を特定しながら対処していきましょう。
外部メディア・周辺機器の取り外し手順
USBメモリや外付けHDDなどの周辺機器が起動を妨げていることがあります。まずはすべての外部機器を取り外して再起動を試みましょう。
- パソコンの電源を完全に切ります。
- USBメモリ、SDカード、外付けHDD、HDMIケーブルなど、全ての外部機器を取り外します。
- 再度パソコンを起動し、セーフモードに入れるかを確認します。
自動修復・回復環境の起動手順
システムファイルの破損が疑われる場合、Windows回復環境（Windows RE）から「スタートアップ修復」などを行うことで回復する可能性があります。
- パソコンの電源を入れ、「F12」キーを連打します。
- 表示されたメニューから「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選びます。
- 復旧できない場合は「コマンドプロンプト」を開き、システムチェックコマンド（例：
sfc /scannow）を試みます。
BIOS/UEFIの初期化方法
BIOSやUEFIの設定不具合で起動できない場合、設定を初期化することで改善が見込まれます。誤ったブート設定が原因となることも多いため注意が必要です。
- 電源投入直後に「F2」キーを連打してBIOS設定画面に入ります。
- 「F9」キーでデフォルト設定を読み込みます。
- 「F10」キーで保存し、再起動します。
セーフモード起動手順の再確認
手順の誤りでセーフモードに入れないケースもあるため、正しい操作手順を再確認します。
- 電源投入直後、NECロゴが表示されたタイミングで強制的に電源を切る操作を2回繰り返します。
- 3回目の起動で「自動修復」画面が表示されます。
- 「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「スタートアップ設定」→「再起動」→「F4」キーでセーフモードを選択します。
ハードウェア状態のチェック方法
HDD/SSDやメモリに物理的な異常がある場合、セーフモードも含めて一切の起動ができなくなります。異音の有無や部品の接触状態を確認しましょう。
- パソコンの裏蓋を開け、メモリやストレージがしっかり装着されているか確認します。
- ストレージからカチカチ、ガリガリと異音がする場合は故障の兆候です。
- 一度メモリやSSDを取り外して再装着することで、接触不良が改善する場合があります。
データ救出・専門業者への相談手順
あらゆる手段を試してもセーフモードで起動できない場合、ハードウェアの深刻な故障や、システムの致命的破損が進行している可能性があります。重要なデータがある場合は、早期に専門業者へ相談するのが最も安全です。
- 無理に通電や再インストールを試みず、症状の発生状況をメモしておきます。
- 信頼できるデータ復旧業者へ相談し、初期診断を依頼します（当社は無料対応）。
- 必要に応じて、宅配便または店舗持込での対応も可能です。早めの相談が復旧成功率を大きく左右します。
デジタルデータリカバリーでは、あらゆる機器に対応可能です。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制でご相談を受け付けています。データ消失の兆候を感じたら、手遅れになる前にお早めにご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
