パソコンが起動せず、F2やF12キーでBIOSやブートメニューを開こうとしても「全く反応しない」「黒い画面のまま」という状況に陥ることがあります。こうした深刻なトラブルは、決して珍しいものではありません。
- 電源ボタンを押しても画面が真っ暗なまま
- ロゴすら表示されず、F2やF12を押しても反応なし
- キーボード入力が一切効かない状態でフリーズしている
このような症状は、マザーボードやストレージの故障、周辺機器の影響、またはファームウェアの異常など、複数の原因が絡んでいる可能性があります。
本記事では、F2・F12キーが無反応となる代表的な原因と、症状別に試せる具体的な対処法をわかりやすくまとめています。
万が一、大切なデータを保存しているパソコンが起動不能な場合は、365日年中無休・初期診断無料のデジタルデータリカバリーまでご相談ください。状況に応じて最適な解決策をご提案します。
目次
F2キーやF12キーが効かない原因
BIOSセットアップやブートメニューが表示されない場合、以下のような原因が考えられます。
キー押下のタイミングが悪い
起動時のロゴ画面が非常に短時間しか表示されない場合や、OSがすぐに起動してしまう設定になっていると、F2やF12を押すタイミングが間に合わず、BIOS画面に入れないことがあります。特に「高速起動」や「Fast Boot」機能が有効な場合に発生しやすいです。
BIOS設定の問題
BIOS内の起動メニュー非表示設定や、キーボード入力を受け付けない設定になっていると、キー操作が無効化されることがあります。また、USBキーボードがBIOSレベルでサポートされていないケースも存在します。
CMOS情報の不整合
CMOSに保存された設定情報が不整合を起こしていると、BIOSに入るための動作が正常に働かない場合があります。バッテリーの劣化も一因となる場合があります。
ハードウェアの不具合

F2やF12キーがまったく効かない場合、キーボードだけでなく、マザーボードや接続部分などハードウェア自体に不具合が起きている可能性があります。特に、電源は入るのにロゴ画面から進まない、外付けキーボードでも反応しないといった症状がある場合、内部の故障が疑われます。
この状態では、パソコン内部のストレージにアクセスできなくなり、大切なデータの取り出しが難しくなるリスクがあります。見た目に大きな異常がなくても、突然こうしたトラブルが発生することは珍しくありません。
無理に何度も再起動を試すと、さらなる障害を引き起こす恐れもあるため、内部に大切なデータが残っている場合は、専門業者への相談が早期対応の鍵となります。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「電源ボタンを押しても画面が真っ暗なまま」「ロゴすら表示されず、F2やF12を押しても反応なし」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って分解やパーツの抜き差しを試みてしまったり、強制的なリセットを繰り返すことで状態が悪化することがあります。特にマザーボードやストレージが損傷している場合、無理な操作によって障害が広がり、データの取り出しが難しくなるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
F2・F12キーが効かない場合の対処法
次に、F2やF12でBIOSに入れない、ブートメニューが表示されない場合の具体的な対処法を順番にご紹介します。
キー押下のタイミングを調整
F2やF12を押すタイミングが遅れている場合、起動中にBIOSに入れないことがあります。適切なタイミングでキーを押すことで解決する場合があります。
- パソコンの電源を完全に切ります。
- 電源ボタンを押した直後から、F2またはF12キーを「連打」します(1秒間に2~3回ほど)。
- ワイヤレスキーボードの場合は反応しないことがあるため、有線USBキーボードに変更して試します。
- 反応しない場合は、キーボードのUSBポートを変更することも有効です。
BIOS設定の初期化
BIOS設定に問題がある場合は、初期化によって標準状態に戻すことで正常にBIOSへ入れるようになる可能性があります。
- 起動時にF2キーまたはDELキーでBIOSに入ります(可能であれば)。
- BIOSメニューで「Load Setup Defaults」「Restore Defaults」などを選択。
- 「Save & Exit(保存して終了)」を選択して再起動します。
- 再起動後、F2/F12でBIOSや起動メニューにアクセスできるか確認します。
BIOSの初期化は設定ミスの修正に有効ですが、操作を誤ると起動しなくなるリスクもあります。特にハードウェア構成に依存する設定がリセットされるため、慎重な対応が求められます。安全に復旧を進めるには、専門業者への相談が有効です。
CMOSリセットの実行
BIOSが正常に動作しない場合、CMOSをリセットして設定を完全に初期化することで改善することがあります。
- パソコンの電源を切り、電源ケーブルを取り外します。
- パソコンの筐体を開けて、マザーボード上のコイン型バッテリー(CR2032)を探します。
- バッテリーを取り外して、5〜10分ほど待機します。
- 再度バッテリーを取り付けて、電源を入れます。
- 起動後、F2/F12キーが反応するかを確認します。
CMOSリセットはBIOSの不具合改善に効果的ですが、基板に直接触れる作業のため、静電気やミスによる故障リスクがあります。特に精密な作業に慣れていない場合は注意が必要です。確実な対処を行うには、専門業者への相談が安心です。
ハードウェアの確認
メモリの接触不良やマザーボードの障害があると、BIOS自体が起動できないことがあります。特に通電しても画面が表示されない場合は要注意です。
- PCの電源を切り、筐体を開けます。
- メモリを一度取り外し、スロットを変更して再度装着します。
- 異常がないか、マザーボードのPOSTエラーランプなどを確認します。
- 可能であれば、別のモニターや電源での起動も試してみてください。
専門業者への相談
対処法を試してもFujitsuロゴ画面から進まず、F2やF12が反応しない場合は、ハードウェアに深刻な障害がある可能性があります。無理に操作を続けると、保存データが上書きされ、状態がさらに悪化する恐れがあります。
大切なデータを守るためにも、早めに専門業者への相談が安全です。
当社デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」とされた富士通製パソコンにも対応しており、これまでに7,300件以上のご相談(※1)を受け、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という実績を維持しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。キー操作が効かずお困りの際は、まずはお気軽にご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。