古いデジタル機器やレガシーOSを扱う際に「FAT16でフォーマットされていないと認識しない」という予期せぬトラブルに直面した経験はありませんか?
たとえば、以下のような状況でお困りの方が多く見受けられます。
- USBメモリを古い装置に挿しても全く反応がない
- 「フォーマットが違います」と表示され使用できない
- WindowsでFAT16を選べず、どうすればよいかわからない
現代のWindowsではFAT16フォーマットの選択肢が制限されているため、通常の方法では目的の機器に対応させるのが難しいのが実情です。
本記事では、FAT16フォーマットが必要とされる理由から、Windows環境でFAT16形式にフォーマットする具体的な手順、さらにエラーを防ぐための注意点までを、専門的な視点から解説しています。
もし操作に不安がある場合や、フォーマット方法でお困りの方は、無料相談にて状況確認を行っております。安全に正しく設定するために、まずはお気軽にご相談ください。
目次
FAT16が必要となる原因
FAT16は1990年代に主流だったファイルシステムで、現在では多くの場面でFAT32やexFATに置き換えられていますが、一部の古い機器ではFAT16でないと動作しません。以下に主な原因を整理します。
古いデジタル機器がFAT16にのみ対応している
初代SDカード(SDSC)や一部のデジカメ、電子楽器、産業用機器などでは、FAT16形式でないとメディアを認識しません。
たとえば1990年代〜2000年代初期の機器では、SDHC(FAT32)やSDXC(exFAT)形式に対応しておらず、FAT16専用であることが多くあります。このような制約を持つデバイスでは、FAT16でのフォーマットが必須です。
誤った形式でフォーマットすると、機器がメディアを読み込まず、操作ができなくなる可能性があります。重要な作業やデータ保存ができなくなる恐れもあるため、注意が必要です。
レガシーOSや専用ソフトとの互換性維持
MS-DOS、Windows 3.1、Windows 95、Windows NTなどの古いOSでは、FAT16しか認識しない仕様となっている場合があります。
また、一部の業務用ソフトウェアやファームウェアも、FAT16の構造に依存して動作することがあります。こうした環境では、FAT32やNTFSでは正しく読み込めなかったり、動作が不安定になるケースもあります。
レガシー環境で安定動作を実現するためには、FAT16によるフォーマットが前提となることが多く、環境構築時に注意が必要です。
2GB以下のメディアでの自動FAT16選択
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク
「FAT16でフォーマットされていないと認識しない」――そんなトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
FAT16フォーマットの対処法(Windows 10)
Windows 10では通常、2GB未満のメディアに限り「FAT(FAT16)」フォーマットを選択できます。2GB以上の場合や標準機能で対応できない場合は、以下の方法を試してください。
エクスプローラーからFAT16でフォーマットする方法
2GB未満のUSBメモリやSDカードであれば、Windows標準のフォーマット機能でFAT16を選択できます。
- USBメモリやSDカードをPCに接続します。
- エクスプローラーで対象メディアを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
- ファイルシステムから「FAT(FAT16)」を選び、「開始」をクリックして実行します。
パーティションサイズを調整してFAT16でフォーマット
2GBを超えるメディアでFAT16フォーマットが必要な場合、パーティションサイズを2GB未満に調整し、サードパーティ製ソフトを使ってFAT16に対応させます。
- MiniTool Partition Wizardをインストールして起動します。
- 対象のメディアを選択し、パーティションを2GB未満に縮小します。
- ファイルシステムを「FAT16」に指定してフォーマットを実行します。
diskpartコマンドでFAT16にフォーマット
コマンドプロンプトを利用することで、より手動での管理が可能になります。ただし、この方法も2GB未満のメディアに限定されます。
- コマンドプロンプトを管理者として実行します。
- 「diskpart」と入力して起動し、対象のディスクを選択します。
- パーティションを作成後、「format fs=fat quick」でFAT16としてフォーマットします。
FAT16フォーマットが必要な機器で正常動作させるためには、メディアの構成やフォーマット形式に細心の注意が求められます。作業に不安がある場合や、大切なデータが含まれている場合には、無理な操作は避けるべきです。
当社では無料初期診断に対応し、トラブル原因を迅速に特定します。データ復旧実績は46万件以上(期間:2011年1月以降)、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。2023年10月実績)を誇り、官公庁や法人1万社以上との取引実績もあります。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。







































