イベントビューアーに「イベントID 50(Time-Service)」が繰り返し記録されていると、サーバーやPCの状態に問題があるのではないかと不安になる方も多いのではないでしょうか。
この警告は、Windowsが一定時間NTPサーバーと同期できなかったことを示しており、ネットワークや環境設定に起因するケースが少なくありません。放置すると、認証エラーやシステム不整合につながるリスクもあります。
本記事では、イベントID 50の意味や発生原因、確認すべきポイントと対処法を分かりやすく解説します。
もし原因の切り分けが難しい場合や、サーバー環境で不安がある場合は、私たちデジタルデータリカバリーにご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日対応の無料診断でご案内しています。
目次
イベントID 50(Time-Service)とは?時刻同期エラーの概要
イベントID 50は、Windowsのタイムサービスが設定されているNTPサーバーと時刻同期を試みたものの、一定時間内に許容範囲まで時刻差を縮められなかった場合に記録される警告です。
- イベントビューアーにID 50が繰り返し記録される
- 時刻が徐々にズレていく、または同期されない
- ログオン認証や証明書関連のエラーが出る
- ドメイン環境で時刻同期エラーが発生する
- 仮想環境でホストとゲストの時刻が一致しない
これらの症状は、一見すると軽微に見えることもありますが、原因の切り分けが難しく、誤った対処を行うと問題が長期化するケースもあります。特にサーバーでは、時刻ズレが業務停止につながるリスクも否定できません。
当社では相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
イベントID 50(Time-Service)の原因
イベントID 50が発生する原因は一つではなく、ネットワーク環境や設定、ハードウェア状態などが複合的に関係します。
NTPサーバー設定の問題
参照しているNTPサーバーが不安定、もしくは誤ったアドレスが設定されていると、時刻差が解消されずイベントID 50が発生します。社内NTPや外部NTPの信頼性を確認することが重要です。
ネットワーク遅延・通信不良
ネットワーク品質が悪い環境では、NTPパケットの遅延や欠損が起きやすくなります。一時的な通信障害でも警告が記録されることがあり、継続的に出ている場合は注意が必要です。
仮想環境やサーバーの内部問題
仮想マシンでは、ホスト側との時間同期設定が競合し、ローカルクロックが大きくズレることがあります。また、ストレージ障害やシステム内部エラーが影響しているケースもあり、自力対応で状況を悪化させるリスクがあります。
ストレージ障害が影響している可能性
イベントID 50が繰り返し発生する環境では、NTP設定やネットワーク要因だけでなく、システムが参照するストレージ側に問題を抱えているケースもあります。
この状態で運用を続けると、ログ異常だけでなく、OSやアプリケーション全体の動作不安定につながる恐れがあり、気付かないうちに重要なデータが失われるリスクも否定できません。
当社では、こうしたシステムログ異常の背景にあるストレージ障害も含めて調査し、データを最優先に考えた対応を行っています。イベントID 50が頻発しており、少しでも不安を感じる場合は、データ復旧の専門業者へ早めに相談することが、安全に環境を守る近道です。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内していますので、まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「イベントID 50(Time-Service)が発生する」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
- 相談実績50万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が8,000件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
イベントID 50(Time-Service)の対処法
原因に応じた適切な対処を行うことで、多くの場合はイベントID 50を解消できます。ここでは基本的な確認と対処法を紹介します。
時刻とNTP状態を確認する
まずは現在の時刻と、参照しているNTPサーバーの状態を確認します。大きなズレがある場合は、無理に設定変更を行わないことが重要です。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- 「w32tm /query /status」を実行します。
- 参照先NTPサーバーと同期状態を確認します。
NTP設定を見直して再同期する
参照先が不適切な場合は、信頼できるNTPサーバーに設定し直し、再同期を行います。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
- 「w32tm /config」でNTPサーバー設定を確認・変更します。
- 「w32tm /resync」を実行して再同期します。
専門業者に相談する
対処を行っても改善しない場合や、サーバー・仮想環境で頻発している場合は、自己判断での対応は危険です。誤った設定変更がシステム障害を招く可能性もあります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)という高い成果を上げています。相談・初期診断は無料で、24時間365日対応していますので、時刻同期トラブルでお困りの際も安心してご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間:2016年6月1日~) を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。










































