- Macでファイルをゴミ箱に入れようとしたら「エラーコード -43」と出て削除できない
- WindowsでUSBメモリや外付けHDDを接続すると「エラーコード43」が表示され使えない
- 再起動・再接続しても状況が改善しない
これらのエラーは、macOSでは「ファイルの位置や名前に問題がある」可能性があり、Windowsでは「ハードウェアまたはドライバーの異常」が主な原因です。
原因を正しく見極めずに誤った対処をすると、ファイルが完全に消失したり、USB機器自体が使用不能になるリスクが高まります。
本記事では、MacとWindowsそれぞれで表示されるエラーコード43の違いと原因、そして安全かつ効果的な対処法を、具体的な手順付きで丁寧に解説します。
万が一、症状が解決しない場合や、大切なデータが関係している場合は、私たちが24時間365日体制で無料診断を行っています。まずはお気軽にご相談ください。
目次
macOSでエラーコード-43が表示される原因
macOSでエラーコード-43が表示される場合、主にFinderでファイルやフォルダの削除・移動・コピーを行う際に何らかの異常が生じていることが考えられます。以下のような原因が挙げられます。
ファイル名やフォルダ名に特殊文字や長すぎる名前が含まれている
macOSではファイル名に使用できない文字(例:スラッシュ /、コロン :)や、過度に長い名前が原因で操作ができず、エラー-43が表示されることがあります。
ファイルやフォルダが移動・削除済み、または見つからない
Finder上で表示されていても、実際にはすでに削除・移動されているファイルやフォルダを操作しようとした場合にエラーが発生します。
ファイルやフォルダがロックされている
ロックされているファイル・フォルダは削除や移動の対象にできないため、操作中にエラーが表示されることがあります。
パス階層が深すぎる
フォルダの階層がmacOSのシステム制限を超えてしまうと、アクセス不能となり、エラーを引き起こします。
アクセス権限の問題
ファイルやフォルダへのアクセス権限が不足していると、Finderからの操作が制限され、エラーにつながります。
Finderの一時的な不具合
Finder自体が一時的に不安定な状態にある場合、ファイル操作時に予期せぬエラーが表示されることがあります。
ファイルやフォルダの破損
ファイル自体の破損が原因で、macOSが正しくファイルを読み取れず、操作がブロックされる場合があります。
外部ストレージやネットワークドライブの接続・認識エラー

macOSのエラーコード-43に対する対処法
Finderでエラーコード-43が表示された場合、多くのケースではファイル名や権限の問題、一時的な不具合などを解消することで改善できます。以下に、実際の対処手順を詳細に解説します。
ファイル名やフォルダ名を短くし、特殊文字を取り除く
macOSで使えない文字(例:/、:)が含まれていたり、ファイル名が長すぎる場合は、名称を短くし英数字のみで構成することでエラーを回避できることがあります。
- Finderで対象ファイルまたはフォルダを選択し、Enterキーを押して名前を変更モードにします。
- ファイル名を20文字以内の英数字に変更し、スラッシュ(/)やコロン(:)などの特殊文字を削除します。
- Enterで確定後、再度ファイルの削除や移動などを試してみてください。
Finderを強制終了して再起動する
Finderの一時的な動作不良によりエラーが発生している場合は、Finderを一度強制終了して再起動することで問題が解決することがあります。
- 「Command + Option + Esc」キーを同時に押して「アプリケーションの強制終了」ウィンドウを開きます。
- リストから「Finder」を選択し、「再度開く」をクリックします。
- Finderが再起動した後、再度ファイル操作を試してください。
PRAM/NVRAMをリセットする
macOSではシステム設定の一部がNVRAM(またはPRAM)に保存されており、これをリセットすることで不具合が解消されることがあります。
- Macの電源を一度切り、電源ボタンを押してすぐ「Command + Option + P + R」キーを同時に押し続けます。
- 20秒ほど経過後にキーを離します。Appleロゴが2回表示されたら成功です。
- 通常起動後、ファイル操作を再確認します。
ディスクユーティリティで「First Aid」を実行する
ファイルシステム上の軽微なエラーが原因の場合は、「First Aid」機能での修復が有効です。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を開きます。
- 左側のリストから該当のボリュームまたはディスクを選択します。
- 上部の「First Aid」をクリックし、「実行」で修復を開始します。
- 完了後、ファイル操作を再試行します。
ファイルやフォルダのロックを解除する
ロックされているファイルやフォルダは削除・移動ができず、エラー-43が表示されます。情報ウィンドウからロック状態を確認して解除しましょう。
- Finderで対象のファイルまたはフォルダを右クリックし、「情報を見る」を選択します。
- 情報ウィンドウ内の「ロック」のチェックボックスにチェックが入っていれば、それを外します。
- ロックが解除されたら、再度削除や移動の操作を試みます。
アクセス権限を確認・修正する
ユーザーに十分なアクセス権限が与えられていないと、ファイルやフォルダの操作がブロックされます。「情報を見る」から権限設定を確認し、必要に応じて修正します。
- 対象ファイルやフォルダを右クリックして「情報を見る」を開きます。
- 下部の「共有とアクセス権」を展開し、自分のユーザー名が「読み/書き」になっているか確認します。
- 変更が必要な場合はカギのアイコンをクリックしてパスワードを入力し、権限を編集して「読み/書き」に変更します。
外部ドライブやネットワークドライブの接続を確認する
接続している外部ストレージやネットワークドライブが正常にマウントされていない場合、ファイル操作に失敗しエラーが発生することがあります。
- Finderのサイドバーに接続済みのドライブが表示されているか確認します。
- 認識されていない場合は、USBを抜き差しする、または「ネットワーク」から再接続を行います。
- ドライブが表示されたら、対象ファイルへの操作を再試行します。
ファイルやフォルダのパス階層を浅くする
macOSではパスの文字数が制限を超えると操作ができなくなります。階層を浅い場所に移動することでエラーが回避されることがあります。
- 対象ファイルやフォルダをデスクトップなど、ルートに近い場所へドラッグします。
- ファイル名もできるだけ短くし、特殊文字を含まないように変更します。
- その状態で再度コピーや削除の操作を行い、エラーが発生しないか確認します。
これらの対処法で問題が改善しない場合、ファイルやディスクに深刻な障害がある可能性があります。無理に操作を続けるとデータが完全に失われる危険もあるため、専門業者への相談をおすすめします。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。