Windows Updateやインターネット接続時に「0x80072af9」というエラーコードが表示され、更新や通信が正常に行えないというトラブルに直面していませんか?このエラーは、ネットワーク構成の不具合やセキュリティ設定の干渉など、複数の要因が絡んで発生します。
本記事では、原因の特定と解決までのすべての対処法を、実践的な手順と共に詳しく解説します。
目次
エラー「0x80072af9」の主な症状
このエラーコードが表示されると、以下のような現象が確認されます。
- Windows Updateが失敗し、更新が進まない
- 「ネットワークの問題が発生しました」とのメッセージが表示される
- 特定のアプリケーションがオンライン認証やデータ取得に失敗する
- ネットワーク診断で「DNSの問題」や「接続タイムアウト」と表示される
- イベントログにネットワーク関連の警告やエラーが記録される
これらの症状を放置すると、セキュリティ更新が適用されず、PCが脆弱な状態となる可能性があります。PCのセキュリティが弱くなると、ウイルス感染や情報漏えいのリスクが高まります。システム全体の安定性や安全性にも関わるため、早急な対応が必要であり、自力対応が困難であれば専門業者に相談するのをおすすめします。
次に、エラーの主な原因を確認しましょう。
「0x80072af9」エラーの原因
このエラーはネットワーク通信に関連した問題が多く、以下のような要因が考えられます。
ネットワーク接続の問題
不安定なWi-Fi接続や、ルーターの不具合、インターネットの遮断が影響することがあります。
DNS設定の不具合
DNSサーバーの応答が遅延している、またはキャッシュが破損している場合に発生しやすい問題です。
ファイアウォールやウイルス対策ソフトの干渉
セキュリティソフトによる誤検出や、通信ポートの遮断によりWindows Updateが失敗するケースがあります。
システムファイルの破損やジャンクファイルの蓄積
古い一時ファイルの蓄積や、重要なシステムファイルの破損によって通信エラーが発生することがあります。
プロキシやIPアドレス設定の不備
プロキシ設定や動的IPアドレスの取得エラーも、ネットワークトラブルの原因になります。
「0x80072af9」エラーの対処法
以下の手順を順に実施することで、エラーの解消に繋がります。
ネットワーク接続の確認
まず、物理的な接続とルーターの状態を確認しましょう。
- Wi-Fiを一度切断し、有線接続が可能なら切り替えてみる
- 他の端末でインターネットが使えるか確認
- ルーター・モデムの再起動を行う
DNS設定のリセット
DNSキャッシュが破損している場合、通信エラーが起こりやすくなります。
- 「cmd(コマンドプロンプト)」を管理者として実行
- 以下のコマンドを入力
ipconfig /flushdns
- 完了後、PCを再起動して再試行
ファイアウォール・ウイルス対策ソフトの設定見直し
通信をブロックしている可能性があるため、セキュリティソフトを一時的に停止して試します。
- ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護を一時的に無効に
- Windowsファイアウォールの設定から「更新を許可」対象にしているか確認
- 処理後、保護を必ず再有効化
Windows Updateトラブルシューティングツールの実行
システム内の更新関連設定を自動で修復するための公式ツールを使用します。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開く
- 「Windows Update」を選択して「トラブルシューティングの実行」をクリック
- 指示に従って完了させ、再試行
システムファイルの修復
システムの整合性を保つため、破損したファイルを自動で修復します。
- 「cmd」を管理者として開く
- 以下のコマンドを順に実行
sfc /scannow DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 完了後にPCを再起動
ジャンクファイルの削除
古い一時ファイルや不要データを削除することで、更新処理がスムーズになります。
- 「Win+R」で「cleanmgr」と入力してEnter
- システムドライブ(通常はC:)を選択
- 「一時ファイル」や「Windows Updateのクリーンアップ」にチェックを入れて削除
システムの再起動と更新の再実行
一連の処理を終えたら、再起動してもう一度Windows Updateを試してください。
- PCを再起動
- 「設定」→「更新とセキュリティ」から「更新の確認」を実行
- 更新が正常に適用されるかを確認
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。