共有プリンターに接続しようとした際、「エラー 0x000003e3」が表示されて困っていませんか？突然印刷ができなくなったり、ネットワーク上の他の端末だけが接続できないなど、業務にも影響が出るトラブルです。
このエラーは、プリンタードライバーの破損やWindowsの更新による構成変更、またはシステムファイルの欠損などで発生することが多く、状況によってはシステム内部でI/Oエラーが発生し、データや印刷ジョブが失われるリスクもあります。
特に企業や事業所の環境では、設定変更や誤操作がさらなるトラブルを招く可能性もあります。重要な文書データが印刷できない場合や、システムが不安定な場合は早めの対応が必要です。
本記事では、エラー 0x000003e3の原因と安全に行える対処法をわかりやすく紹介します。自力での修正に不安がある場合は、データ破損リスクを避けるためにも、専門業者への相談をおすすめします。
私たちデジタルデータリカバリーでは、トラブル内容を問わず24時間365日対応の無料診断を行っています。原因が特定できない場合や印刷データの消失が疑われる場合も、まずはお気軽にご相談ください。
目次
エラー 0x000003e3とは？発生する原因と仕組み
エラー 0x000003e3は、Windowsの共有プリンター環境で発生しやすい通信エラーです。これは「I/O操作が中断された」という意味を持ち、ドライバーやシステムファイル、または通信経路に問題があるときに表示されます。主にサーバー側の設定変更やドライバーの不整合で発生し、接続先のクライアントPCで印刷がブロックされることがあります。
このエラーは内部の入出力処理に関わる問題のため、OSの安定性にも影響を及ぼす可能性があり、放置すると印刷処理が完全に停止するケースもあります。正確な原因を見極めることが重要です。
エラー 0x000003e3の主な症状
以下のような症状が見られる場合、このエラーが関係している可能性があります。
- 共有プリンターへの接続時に「0x000003e3」と表示される
- 印刷ジョブが保留されたまま出力されない
- クライアントPCからのみ印刷ができない
- プリンタードライバーの再インストールに失敗する
- Windows Update後に突然エラーが発生する
このようなトラブルは一見ネットワークの不具合に見えますが、実際にはドライバー構成の不整合やシステム内部ファイルの破損などが潜在的な原因であることが多いです。誤って設定を変更したり、レジストリを編集するとシステム起動不能やデータ破損につながるリスクもあるため、慎重な対応が求められます。
私たちデジタルデータリカバリーでは、こうした複雑なトラブルにも専門技術で対応しています。相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
エラー 0x000003e3の原因
このエラーは、プリンタードライバーの不具合やWindowsの更新、システムファイル破損など、多面的な要因で発生します。主な原因を下記の通り整理しました。
プリンタードライバーの破損や不整合
エラー 0x000003e3の最も一般的な原因が、プリンタードライバーの破損や不一致です。異なるバージョンのドライバーをインストールしている場合、共有プリンター接続時に認証が通らず接続エラーが発生します。この場合は最新ドライバーへの更新が有効ですが、誤った削除やインストールを行うと別の不具合を招く可能性があるため、慎重に作業しましょう。
Windows Updateによる構成変更
サーバーまたはクライアントのWindows Update後にプリンター共有設定が変化することで、接続エラーが発生するケースがあります。特にセキュリティパッチ適用時に一部サービスの依存関係が変わるため、再起動や再設定が必要です。自力で解決が難しい場合は、専門業者に相談することも検討しましょう。
システムファイル（mscms.dll）の欠損
プリンタードライバーに必要な「mscms.dll」が欠損・破損している場合も、0x000003e3エラーが発生します。このファイルは色管理に関わる重要なシステムライブラリで、Windows System32フォルダやspoolフォルダに正しく存在しないと接続に失敗します。ファイルを正しいディレクトリにコピーし再起動すると改善する場合があります。
ネットワーク接続の一時的な障害
ルーターやプリンター自体の通信不良も原因の一つです。一時的な切断やIPアドレスの競合で、共有プリンターが見えなくなる場合があります。再起動やケーブル接続の確認で改善することもあります。
ストレージ・システムの内部障害
上記の方法を試しても改善しない場合は、パソコン内部で「入出力エラー」や「ディスクの読み書き障害」が起きている可能性があります。これは、HDDやSSDの一部がうまく動作しておらず、パソコンが正しくデータを読み書きできない状態です。
このようなエラーは、設定を変えたりドライバーを再インストールしても改善しないことが多く、むしろ無理に操作を続けると、大切なデータが壊れてしまうリスクがあります。
特に、HDDやSSDの記録部分（セクタ）に障害があると、プリンターなどの周辺機器の接続時にもエラーが再発することがあります。こうしたトラブルは、自力での対応が難しく、放置すると症状が悪化する恐れもあります。
このような場合はシステムの復旧やデータ保全を含めた専門的な対応が必要です。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「＜エラー 0x000003e3＞が表示される」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、誤って初期化や上書きをしてしまったり、ドライブを分解してしまうことで状態が悪化し、結果的に修復が困難になるケースも少なくありません。特に内部部品の故障や接続不良が原因だった場合、自力での対応はリスクを伴いやすく、かえって状況を深刻化させる可能性があります。これも同様に、慎重な判断と専門的な対応が求められます。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
エラー 0x000003e3の対処法
ここでは、比較的安全に実行できる対処法を順に紹介します。基本操作からシステム修復まで、リスクを最小限に進めましょう。
サーバーとクライアントの再起動
もっとも基本的かつ効果的な方法です。通信セッションの再確立によって解消するケースがあります。
- サーバー側のプリンター共有設定を確認し、プリンターの電源を切る。
- クライアントPCを再起動する。
- サーバーを再起動し、共有プリンターの接続を再度試みる。
プリンターの削除とドライバー再インストール
破損したドライバーが原因の場合、削除後に最新バージョンを再インストールすることで改善できます。
- コントロールパネルから「デバイスとプリンター」を開く。
- 対象のプリンターを右クリックし「デバイスの削除」を選択。
- 最新のドライバーをメーカーサイトからダウンロードし、再インストールする。
mscms.dllファイルの再配置
システムファイルの欠損によるエラーの場合、この手順で復旧できる場合があります。ただし誤った操作を行うとシステムが起動しなくなる危険があるため、不安がある場合は専門業者に相談することをおすすめします。
- 「C:\Windows\System32」フォルダを開く。
- mscms.dllファイルを「C:\Windows\System32\spool\drivers\x64\3」へコピー（32bit環境なら「w32x86\3」）。
- PCを再起動し、再度プリンターを追加する。
Windows Updateの適用確認
古い更新プログラムが原因の場合、最新版を適用することで解決する場合があります。
- 設定 → 「更新とセキュリティ」を開く。
- 「Windows Update」から「更新プログラムの確認」をクリック。
- 利用可能な更新をすべてインストールし、再起動する。
専門業者に相談する
これまでの手順で改善しない場合、システム内部やストレージ障害の可能性があります。自力での修正を続けるとデータ破損やシステム障害が悪化するリスクもあるため、早めの相談をおすすめします。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
