「このドライブで修復が必要なエラーが検出されました」とWindowsに表示されたら、それはHDD・SSD・USBメモリなどの記録メディアに重大な異常が発生している可能性を示す警告です。
- エクスプローラーでドライブを開こうとするとエラー表示が出る
- ファイルが開けない・保存できない
- USBメモリが突然使えなくなった
このまま誤った対処をすると、保存されている大切な写真や仕事の書類などが二度と取り戻せなくなる恐れがあります。
こうした事態に対処するには、状況に応じた適切な診断と修復作業が必要です。本記事では、エラーの原因と考えられる要因、そして正しい修復ステップを専門的視点から解説しています。
当社デジタルデータリカバリーは、HDD・SSD・USB・SDカード・RAID・NAS・サーバーまで幅広く対応可能。365日年中無休・初期診断無料・最短即日復旧で対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。
「このドライブで修復が必要なエラーが検出されました」と表示されたときの主な症状
外付けHDDやUSBメモリ、SDカードなどをパソコンに接続した際に「このドライブで修復が必要なエラーが検出されました」と表示される場合、以下のような症状が発生することがあります。
「このドライブで修復が必要なエラーが検出されました」と表示されたときの主な症状
- エクスプローラーや「このPC」でドライブが開けない、または非常に遅い
- 「ディスクの管理」でファイルシステムが「RAW」や「未割り当て」と表示される
- ドライブを開こうとすると「アクセスできません」や「フォーマットする必要があります」と表示される
- 一時的に認識されても、すぐに切断される
- 他のパソコンでは問題なく認識されるが、特定の環境でのみエラーが出る
このようなエラーは、ファイルシステムの破損や論理障害が原因で発生することが多く、同じメッセージが出ていても原因や対処法は一律ではありません。誤った操作で修復を試みた結果、保存されていたデータが完全に失われるリスクもあります。
また、エラーの原因は見た目や動作の一部だけでは判断できないケースが多く、自己判断での対応はトラブルを悪化させる原因になり得ます。ドライブの状態を正確に見極めてデータを保護するには、専門的な診断と対応が必要です。
早い段階で正しい処置を行うことで、データを失うリスクを最小限に抑えることができます。エラーメッセージが繰り返し表示される場合は、早急に専門業者への相談を検討してください。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
「このドライブで修復が必要なエラー」の原因
このエラーメッセージは、接続・起動したドライブに不具合や異常が検出された場合に表示されます。以下のようなケースでよく発生します。
ウイルス感染によるシステム破損
マルウェアやウイルスがシステムファイルを破壊することで、ドライブの整合性が崩れエラーメッセージが表示される場合があります。再発防止策も含めた総合的な対応が必要です。
ファイルシステムの破損
「このドライブで修復が必要なエラーが検出されました」というメッセージは、ファイルシステムの破損が原因で表示されることがあります。ファイルシステムとは、パソコンがデータを正しく記録・管理するための仕組みで、異常が発生するとファイルが見えなくなったり、開けなくなることがあります。
外付けHDDの取り外しミスや強制終了、電源トラブルなど、日常の操作でもこうした破損は起こりえます。「フォルダが空に見える」「ファイルが開けない」といった症状があれば注意が必要です。
自力での修復はリスクがあり、誤操作でデータが上書きされる可能性もあります。異常に気づいたら、早めに専門業者に相談することが重要です。
HDD・SSDの物理的故障
「このドライブで修復が必要なエラーが検出されました」というメッセージが表示される場合、内蔵HDDや外付けSSDなど記憶装置の物理的な故障が関係していることがあります。記憶装置に異常があると、パソコンが正しくデータを読み取れなくなり、修復を促すエラーが表示されることがあります。
このような障害は、経年劣化による部品の摩耗だけでなく、落下や衝撃といった外的要因によっても発生します。HDDは構造上繊細で、異音や読み取り不良といった前兆が現れることが多く、SSDでは突然認識されなくなるケースもあります。
物理的な障害は外見では判断が難しく、通電や再起動を繰り返すことで状態が悪化する可能性があります。異常に気づいた段階で、早めに専門業者に相談し、適切な診断を受けることが重要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「エクスプローラーでドライブを開こうとするとエラー表示が出る」「ファイルが開けない・保存できない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、こうした症状がストレージ内部の劣化やファイルシステムの異常によるものである場合、無理に操作を続けるとデータの上書きやさらなる損傷を引き起こす恐れがあります。特にエラーを繰り返しながら使用を続けると、復旧の難易度が上がるため注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows標準ツールを使った修復手順
前述の原因のうち、論理的なエラー(ファイルシステムの破損など)であれば、Windowsに標準搭載されているツールを使用することで、安全に修復できる可能性があります。ここでは、代表的な修復ツールとその具体的な使い方を紹介します。
チェックディスク(エラーチェック)を使う
最も手軽な方法は、エクスプローラーから「プロパティ」経由で行えるエラーチェック機能です。ファイルシステムエラーを自動的に検出・修復してくれます。
エクスプローラーからエラーチェックを実行
- エクスプローラーを開き、対象ドライブを右クリック →「プロパティ」を選択
- 「ツール」タブを開き、「エラーチェック」内の「チェック」ボタンをクリック
- 「このドライブをスキャンして修復しますか?」と表示されたら「スキャンおよび修復」を選択
- 必要に応じて「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」「不良セクタをスキャンして回復する」にチェックを入れる
- スキャン完了後に「エラーは修復されました」等のメッセージが表示されたら成功
- ※システムドライブ(C:)の場合、再起動時に自動的に修復が行われることがあります
チェックディスク(エラーチェック)は手軽な方法ですが、すべての不具合に対応できるわけではありません。特に物理的な故障がある場合は、操作によって状態が悪化し、復旧が困難になる可能性があります。
異音がする、頻繁にフリーズするなどの異常が見られる場合は、無理にスキャンを行わず、早めに専門業者へ相談することが重要です。
CHKDSKコマンドで詳細な診断を行う
コマンドプロンプトから実行するCHKDSKコマンドでは、より高度なチェックとオプション指定が可能です。物理セクタの診断やファイルシステムの自動修復など、細かな制御が行えます。
CHKDSKコマンドの実行手順
- 「スタートメニュー」→「cmd」と検索し、「コマンドプロンプト」を右クリック →「管理者として実行」
- 以下のコマンドを入力:
chkdsk E: /f /r
(E: は修復したいドライブの文字)
- /f:ファイルシステムエラーを修復
/r:不良セクタの検出と回復(/fも自動的に有効になる)
- システムドライブの場合、「次回の再起動時にスキャンしますか?」と表示される →「Y」を入力してEnter → 再起動
- 再起動後、自動的にスキャン・修復が開始される
- 完了後、「不良セクタを置換しました」などのレポートを確認
SFCとDISMでシステムファイルを修復する
ファイルシステムではなく、Windows自体のシステムファイルが破損していることが原因の場合は、SFCやDISMといったツールを使って修復を行います。
SFCとDISMの使い方
- 「スタート」ボタンを右クリック →「Windowsターミナル(管理者)」を選択
- コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力:
sfc /scannow
- システムスキャンが始まり、破損ファイルが自動修復される(最大数十分)
- SFCで解決しない場合、次のコマンドを順に実行:
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- DISM完了後、再度
sfc /scannow
を実行し、整合性を再確認
- 処理完了後、PCを再起動し、エラーが解消されたか確認
SFCやDISMはシステムファイルの修復に有効ですが、誤った操作や深刻な障害があると状況を悪化させる恐れがあります。エラーが続く場合や不安がある場合は、専門業者に相談することが安全です。
専門業者に相談する
案内された修復操作を実行してもエラーが繰り返し表示される場合、ファイルシステムやHDD・SSD自体に深刻な障害が生じている可能性があります。自己流での修復を繰り返すと、システム領域や保存データに上書きが発生し、状況がさらに悪化するリスクもあります。
大切なデータを守るためには、早い段階で専門業者に相談することが安全です。当社デジタルデータリカバリーでは、「復旧不可」とされたケースを含め、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績を維持し、確かな技術力でさまざまなトラブルに対応しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談いただけます。大切なデータを失わないためにも、まずはお気軽にご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備
復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
window.addEventListener(‘DOMContentLoaded’, function(e){
[].forEach.call(document.querySelectorAll(‘[data-href]’),function(x){
x.addEventListener(‘click’,function(e){
location.href=x.dataset[“href”];
});
});
});
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
復旧できるか診断してもらうのにお金はかかりますか?
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の無料診断・データ復旧のご依頼はこちらからお問い合わせください>
復旧完了までどのくらいの期間がかかりますか?
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
最短15分で診断可能!お問い合わせはこちらから>
営業時間を教えてください
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
メールでのお問い合わせはこちら>
他社で復旧できないといわれた機器でも復旧できますか?
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。