DELLのパソコンを起動しようとした際、「チャルメラ音」のようなビープ音(ポー・ポー・ピロロロロ♪)が鳴り響き、起動できずにお困りではないでしょうか? この音は、PCがハードウェアの重大な異常を検知したことを示す警告音(ビープエラー)です。
警告音を無視して起動を試み続けると、内部のデータを完全に失う危険性があります。 特にHDD障害の場合、通電自体がデータを破壊する行為になりかねません。
大切なデータを失いたくない場合は、まず専門家にご相談ください。
私たちデジタルデータリカバリーでは、こうしたPCの起動障害からのデータ復旧実績も豊富です。他社で対応できないケースでも復旧可能な場合がございます。まずは24時間365日対応の無料診断をご利用いただき、データの状況をご確認ください。
目次
DELLの「チャルメラ音」とは?主な症状
DELLのPCで発生する「チャルメラ音」は、特定のビープ音パターンを指す通称で、「ポー・ポー・ピロロロロ♪」といった特徴的な音階で鳴ることが知られています。 これは、PCが起動時の自己診断(POST)において、キーボードや画面が機能する前に、ハードウェアの深刻な問題をユーザーに知らせるための警告音(ビープエラー)です。
この音が鳴るということは、システムの根幹に関わるコンポーネント、特にメモリ(RAM)やストレージ(HDD/SSD)、あるいはマザーボード自体に異常が発生している可能性が極めて高いことを示しています。 起動プロセスが停止するほどの重篤な障害であるため、決して軽視できません。
「チャルメラ音」発生時の主な症状
- PCの電源は入るが、起動しない
- 「ポー・ポー・ピロロロロ♪」という特徴的なビープ音が鳴り続ける
- 画面が真っ暗なまま何も表示されない
- DELLのロゴ画面から先に進まない
- 電源ランプは点灯するが、すぐに電源が落ちる
ビープ音の種類や回数で原因を特定しようとする情報もありますが、この「チャルメラ音」のように特定のパターンを示す場合、複数の原因が複合している可能性もあります。特にHDDやSSDといったストレージに異常がある場合、自力での対処は非常に危険です。
重要なデータが保存されている場合は、ご自身での判断や操作を控え、まずは専門家による正確な診断を受けることを強く推奨します。
当社では相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
DELL PCから「チャルメラ音」が鳴る原因
DELLのPCからチャルメラ音のようなビープ音が鳴る場合、ハードウェアの深刻な異常を示しています。 最も多いのはメモリやストレージ(HDD/SSD)の障害ですが、マザーボードやCMOSバッテリーの問題である可能性も考えられます。
メモリの認識不良・接触不良
メモリ(RAM)はPCの起動時に必須のパーツであり、これが正しく認識されないとビープ音でエラーが通知されます。 長期間の使用によるホコリの蓄積や、PCの移動による振動などでメモリスロットとの接触不良が起きることがあります。また、メモリ自体が静電気や経年劣化で故障している場合も同様の症状が発生します。メモリの抜き差しで改善することもありますが、作業には静電気対策など専門知識が必要であり、他のパーツを破損させるリスクも伴います。
CMOSバッテリーの異常・消耗
マザーボード上に搭載されているCMOSバッテリー(ボタン電池)が消耗または故障していると、BIOS(システム設定)が保持できなくなり、起動エラーとしてビープ音が鳴ることがあります。このバッテリーはPCの日付や時刻、ハードウェア構成情報を保持する役割を担っています。
マザーボードの障害
PCの基幹部品であるマザーボード自体が故障している可能性もあります。コンデンサの膨張や液漏れ、基板上の回路のショート、チップセットの不具合など、原因は様々です。マザーボードが故障すると、メモリやストレージ、CPUといった他のパーツが正常でも、正しく制御できずにビープエラーが発生します。
ストレージ(HDD/SSD)の物理故障
チャルメラ音の原因として、特に深刻なのが内蔵ストレージ(HDDやSSD)の物理的な故障です。また、 HDDは内部でプラッタ(記録円盤)が高速回転しており、故障した状態で電源を入れると、ヘッドがプラッタを傷つけ、データが二度と復旧できなくなる(スクラッチ)危険があります。
SSDも通電を続けることで内部のデータ管理情報が破損し、復旧が困難になることがあります。 大切なデータが保存されている場合は、直ちに電源を切り、データ復旧の専門家にご相談ください。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
ビープ音が鳴り響き、起動できない――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、電源のオン・オフを繰り返したり、強制的に再起動を試みたりすると、障害がデータを保存しているストレージ(HDD/SSD)にまで波及し、最終的に大切なデータがすべて失われる最悪の事態を招く恐れがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
DELL PCでチャルメラ音が鳴る場合の対処法
ここでは、ご自身で試せる可能性のある対処法を、リスクの低い順に紹介します。ただし、これらの操作で状態が悪化するリスクもゼロではないため、データが重要な場合は操作を行わず、最初から専門家にご相談ください。
外部周辺機器をすべて取り外す
最も安全で簡単な切り分け方法です。USBメモリ、外付けHDD、プリンター、マウス、キーボード(ノートPCの場合は外付けのもの)など、接続されているすべての外部機器が、起動プロセスを妨げている可能性があります。 これらを取り外すことで、問題がPC本体にあるのか、周辺機器にあるのかを切り分けます。
- PCの電源を完全にオフにします。(電源ボタン長押しで強制終了します)
- 電源ケーブル(ノートPCの場合はACアダプター)をコンセントから抜きます。
- USBメモリ、外付けHDD、プリンターケーブル、LANケーブル、マウス、キーボードなど、接続されているすべてのケーブルや機器を取り外します。
- ノートPCの場合は、可能であればバッテリーも一度取り外します。(内蔵型の場合は不要です)
- 数分間放置して放電させた後、電源ケーブル(ACアダプター)のみを接続します。
- PCの電源を入れ、ビープ音が鳴るか確認します。
内部の清掃とメモリ・ストレージの抜き差し(上級者向け)
メモリやストレージ(HDD/SSD)の接触不良が原因の場合、一度取り外して再度しっかりと装着し直す(抜き差し)ことで改善する場合があります。 ただし、この作業はPCの分解を伴い、静電気や物理的な衝撃でパーツを破損させるリスクが非常に高いです。PC内部の清掃も同様です。 ご自身の責任において、細心の注意を払って行う必要があります。
- PCの電源を切り、すべてのケーブルを抜いて完全に放電させます。
- 身体の静電気を逃がすため、金属製のものに触れます。
- PCの側面パネルを開けます。(機種により開け方が異なります)
- まず、エアダスターなどで内部のホコリを慎重に取り除きます。
- メモリスロットの左右にある固定ラッチを外し、メモリを真上に引き抜きます。
- ストレージ(HDD/SSD)に接続されている電源ケーブルとSATAケーブルを取り外します。
- 数秒待ってから、まずストレージのケーブルを「カチッ」と音がするまでしっかり差し込みます。
- 次に、メモリをスロットの溝に合わせて、両側のラッチが閉まるまで真上から均等に力を入れて押し込みます。
- 側面パネルを閉じる前に、電源ケーブルを接続して起動し、ビープ音が解消されたか確認します。
Dellハードウェア診断(診断プログラム)の実行
DELLのPCには、ハードウェアの異常をチェックするための自己診断機能(ePSAやDell SupportAssist)が内蔵されています。 この診断プログラムを実行できれば、どのパーツ(メモリ、HDDなど)に問題があるかを特定できる可能性があります。ただし、ビープ音が鳴っている時点で、この診断プログラム自体が起動しないことも多いです。
- PCの電源を入れ、すぐに(DELLロゴが表示されるタイミングで)「F12」キーを連打します。
- 「Boot Menu(起動メニュー)」が表示されたら、「Diagnostics(診断)」または「ePSA」を選択し、Enterキーを押します。
- 診断プログラムが自動的に開始されます。(ノートPCの場合はACアダプターを接続しておく必要があります)
- 画面の指示に従い、テストを実行します。
- テストが完了すると、結果が表示されます。エラーコード(例: 2000-0142など)が表示された場合は、そのコードが問題箇所を示しています。
専門業者に相談する
ハードウェア診断でエラーコードが表示されたり、HDD/SSDの異常が疑われたりする場合は、それ以上の操作はデータを完全に失う危険な行為となります。
メモリやストレージの交換でPC自体は修理可能かもしれませんが、その場合、内部のデータは失われてしまいます。PCの修理(動作)よりも、内部の「データ」の救出を最優先されるのであれば、修理業者ではなく、私たちデータ復旧の専門業者にご相談ください。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。DELL PCのビープ音エラーからのデータ復旧実績も豊富で、他社様で断られたような重度の物理障害にも対応可能です。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間:2016年6月1日~) を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。










































