・突然Dドライブが表示されなくなった
・外付けHDDやSSDが認識されず、中のデータにアクセスできない
・大切なファイルが入っていたのに、パソコン上で見えなくなった
こうしたトラブルは、Windows 10や11を使用している方にとって、決して珍しいものではありません。原因は一時的なシステムの不具合から、HDD・SSDそのものの故障までさまざまです。
中には、誤った対処によって状態が悪化し、データが完全に失われてしまうケースもあります。
本記事では、Dドライブが表示されない・認識されないときに考えられる主な原因と対処法をわかりやすく解説します。
重要なデータが保存されている場合は、自力での解決が難しいと感じた段階で、専門業者への相談を検討することが大切です。
目次
Dドライブが認識されないときの主な症状
Dドライブが認識されないときの主な症状は次の通りです。
- エクスプローラーにDドライブが表示されない
- 「場所が利用できません」や「アクセスが拒否されました」と表示される
- ディスクの管理では認識されているが、ドライブ文字が割り当てられていない
- Dドライブを開こうとすると「フォーマットする必要があります」と表示される
- 外付けHDDやSSDを接続しても、パソコン側で反応がない
同じ症状でも、原因はさまざまです。Dドライブを正常に使用するには適切な対処法を実行する必要があります。状況を見誤り、適切でない対処法を実行してしまうと状況が悪化し、最悪2度と解決できなくなる可能性があります。
Dドライブが認識されない原因は、見た目や使用感から判断できるようなもの(起動ランプ・異音など)だけではないため、自己判断では原因を見誤ってしまうケースが多いです。そのため正確な原因を把握し起動させるには知見を持った業者の診断を受ける必要があります。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
Dドライブが認識されない主な原因
Dドライブが認識されない原因は、大きく以下の5つに分類されます。
フォーマット形式の不一致
Windowsで使用していたドライブをMacに接続する、またはその逆の場合、フォーマット形式の違いにより認識されないことがあります。この場合、データを保持したままフォーマットを変更するには専門業者の技術が必要です。
接続ケーブルやUSBポートの不具合
外付けHDDやSSDの接続ケーブルやUSBポートの劣化、または断線が原因で認識されない場合があります。定期的にケーブルやポートを点検し、不具合がある場合は交換することで解決できることがあります。
Windowsシステムのエラー
Windowsのキャッシュデータが蓄積しすぎたり、アップデートの不具合が原因で、Dドライブが認識されないことがあります。この場合、一時的な解決策として再起動やキャッシュのクリアを試すことが有効です。
ファイルシステムの破損
強制終了や外付け機器の不適切な取り外しによって、ファイルシステムが破損することがあります。このような場合、ソフトウェアツールでの復旧が可能なこともありますが、破損の程度によってはデータがさらに損傷するリスクもあります。状況が深刻な場合には、正確な診断と安全な復旧作業が求められるため、専門業者に相談するのが確実です。
物理的な故障

Dドライブがまったく反応しない、接続しても異音がするといった症状がある場合、HDDやSSDなどの記憶装置自体に物理的な故障が発生している可能性があります。落下による衝撃や経年劣化、過度な発熱などが原因で、内部の部品が損傷していることがあります。
このような障害は、市販のソフトウェアでは対応できず、誤った操作を行うと状態を悪化させる恐れもあります。データの保全や安全な復旧を優先するためにも、早い段階で専門業者に相談することが大切です。
デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が46万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)をもとに「初期診断」を行い、障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
Dドライブが認識しないときの対処法
Dドライブが認識しないときの対処法は、次の7つです。
エラーチェックを行う
Windowsには、ドライブ上で起きている軽度のエラーを検出、自動修復できる「エラーチェック」という機能が搭載されています。Dドライブのアイコンが表示されている場合は、エラーチェックを行ってみるのも一つの手として有効です。
ただし、エラーチェックは負担をかけやすく、やみくもに対処すると、症状を悪化させてしまい、データ復旧困難になる可能性もあります。重要なデータが保存されている場合は専門業者に相談しておくことをおすすめします。
- エクスプローラーでDドライブを右クリックし「プロパティ」を選ぶ
- 「ツール」タブから、エラーチェックの「チェック」を押す
- 「ドライブのスキャンと修復」をクリック
USB接続を確認する
外付けHDDのUSB接続を確認しましょう。正常に接続されていないかったり、配線が断線していたりする可能性があります。また、USBポート・USBハブの故障も考えられるため、一度、USBポート・USBハブを経由して接続して、USBケーブルで直接接続するのも有効です。
別のパソコンに接続する
MacとWindowsのファイルシステムは異なっており、Macでフォーマットした外部記憶装置をWindowsPCに接続していると、正常に認識されない場合があります(逆もしかりです)。この場合、別OSのパソコンに接続するか、フォーマット元のパソコンでバックアップをとったうえで、フォーマットすることで対処できる場合があります。
パソコンを再起動する
一時的なエラー(メモリ異常、キャッシュデータの増大)が原因で、一時的にDドライブが確認できなくなっていることがあります。この場合、パソコンを再起動することで改善することあるので、一度、再起動してみましょう。
「ディスクの管理」から接続状態をチェックする
WindowsPCの場合は標準ツール「ディスクの管理」でHDDが認識されているかどうかを確認できます。正常時には以下の通り表示され、ドライブ容量などが確認できます。

しかし、HDDが認識されていない場合に関してはディスク自体が認識されないため、正常に表示されません。

この場合にはHDDに物理障害が起きていることが疑われます。
ドライブレターDを元のDドライブに再割り当てする
Dドライブがデバイスとして認識されていても、各ドライブに振られたアルファベット(C、D、E…)が重複していると、外付けドライブが正常に認識しないことがあります。この場合、ディスクの管理画面で(C:)(D:)のようなドライブレター(ドライブ文字)を再度それぞれのドライブに割り当てることで、再認識することがあります。
以下の手順でドライブ文字を確認し、修復操作を行いましょう。
- メニューの「ディスク管理」を開く
- 外部記憶装置を右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を開く
- 「次のドライブ文字を割り当てる」で任意のアルファベットを選び、「OK」をクリック
誤って内蔵ドライブのアルファベットを変更したり、既存のドライブレターを設定してしまったりすると、正常に動作しなくなる恐れがあるため、操作は慎重に行いましょう。
デバイスドライバを更新する
デバイスドライバとは、PCに接続された周辺機器をコントロールするソフトウェアです。古いデバイスドライバのままだと、Dドライブが認識しないことがままあるため、デバイスドライバは都度更新しておきましょう。
- セーフモードで起動後「デバイス マネージャー」と検索欄に入力します。
- デバイス一覧から、更新するデバイスをダブルクリックします。
- プロパディの「ドライバータブ」から「ドライバーの更新」を選択すると完了です。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値91.5%※1」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1(2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。)
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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営業時間は以下の通りになっております。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。