突然パソコンが起動しなくなり、「0xc000000f」というエラーとともに回復画面が表示されて困っていませんか？ こうしたエラーは初見では原因も分かりづらく、不安も大きいものです。 作業途中だったデータが取り出せない、仕事が止まるといった状況もあるかもしれません。
このエラーには重大なストレージ障害が隠れている可能性があり、放置や誤操作によってデータが完全に失われるリスクもあります。そのため、早急な対応が必要です。
この記事では「0xc000000f」の主な原因と症状、回復ツールによる修復手順を紹介します。
自力での修復に不安がある方や、大切なデータが保存されている場合は、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。
目次
0xc000000fとは？エラーの症状
0xc000000fエラーは、Windowsのブートマネージャが起動に必要な情報を読み取れなかった際に表示されます。多くはブート構成データ（BCD）の破損、削除、構成ミス、あるいはブートデバイスの物理的な異常が原因です。 UEFI/BIOSレベルで起動デバイスの指定がうまくいっていない場合にも発生します。 このエラーは、ストレージ障害やファイルシステムエラーが背景にある場合も多く、再起動を繰り返しても改善しないケースが一般的です。
0xc000000fエラーは、システム内部に深刻な障害が起きているサインであるため、適切な処置が必要です。
0xc000000fエラーの主な症状
このエラーが発生した際に見られる典型的な症状は以下の通りです。
- 電源投入後、すぐに回復画面が表示される
- 「0xc000000f」エラーコードが画面に表示される
- 「お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」と出る
- Windowsロゴすら表示されないまま止まる
- 再起動を繰り返しても改善しない
このエラーの背景には、複数の原因が絡んでいる場合もあります。誤った対処や、原因を見誤って修復を行うと、さらなるデータ損失につながる危険もあるため注意が必要です。 ブート構成の異常だけでなく、ストレージそのものの物理障害が起きている可能性もあるため、自己判断での作業には十分な注意が求められます。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
0xc000000fエラーの原因
0xc000000fエラーが発生する背景には、主に起動構成データ（BCD）の障害、ブート領域の破損、ストレージの異常などがあり、それぞれ対処法が異なります。
BCD構成ファイルの破損・削除
ブート時に使用されるBCD（Boot Configuration Data）が破損していると、Windowsが起動できず0xc000000fエラーになります。Windowsインストール中断や異常終了、電源断などが主な原因です。
Windowsアップデートやクローン失敗
OSアップデートやSSD/HDDのクローン作業時に、ブート領域のコピーに失敗するとブート構成が壊れ、このエラーが発生します。回復メディアと互換性のない形式で作業された場合も要注意です。
ディスク・ケーブルの物理的接触不良
SATAケーブルやストレージのコネクタ部分に物理的な接触不良があると、OSが起動ディスクを正常に認識できず、エラーを起こすことがあります。この場合はケーブル交換や再接続が有効です。 専門業者に相談することも選択肢になります。
HDDやSSD自体の障害・劣化
もっとも深刻なのが、ストレージ自体の故障です。長年の使用による物理的な劣化、あるいは突然の衝撃や異常電圧などによってHDDやSSDに損傷が発生すると、ブート領域にもアクセスできなくなります。 この場合、BIOSから認識されていても中のデータにはアクセスできないこともあり、無理に修復を試みると 誤操作で大切なデータを完全に失う危険もあるため、安易な対処は避けるべきです。
障害の程度や種類によっては、専用設備による物理復旧が必要になるケースもあります。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「0xc000000fエラーが出て起動できない、、」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
エラーコード0xc000000fが表示された状態で何度も再起動や修復を試みるうちに、システムがさらに不安定になってしまうケースがあります。このエラーはブート構成の破損などが原因となることが多く、自己判断での対応は状態を悪化させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
0xc000000fエラーを修復するための対処法
0xc000000fエラーは、起動メディアを使った修復操作で回復できる場合があります。ここでは主に「Windows回復ツール」を活用した方法や、その他の有効な対処法をステップごとに解説します。
回復メディアを作成して起動する
Windowsの起動トラブルを修復するには、まずインストールメディアまたは回復ドライブが必要です。別のPCを使って準備できます。
- Microsoft公式サイトから「メディア作成ツール」をダウンロードする
- USBメモリ（8GB以上）を接続してインストールメディアを作成する
- 対象のPCにUSBを挿し、BIOSで起動順を変更してUSBから起動する
スタートアップ修復を実行する
回復メディアで起動後、「コンピューターを修復する」からスタートアップ修復を選ぶことで、自動的に起動構成の修正が行われます。
- Windowsセットアップ画面で「次へ」をクリック
- 左下の「コンピューターを修復する」を選択
- 「トラブルシューティング」→「スタートアップ修復」を選択
- 指示に従い自動修復を完了させる
コマンドプロンプトでBCDを再構築する
スタートアップ修復で回復できない場合は、コマンドプロンプトからBCD（ブート構成データ）を再構築する方法が有効です。ただし、コマンド操作に不慣れな方やデータの破損リスクが気になる場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
- 「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択
- 以下のコマンドを1行ずつ実行する：
- bootrec /fixmbr
- bootrec /fixboot
- bootrec /scanos
- bootrec /rebuildbcd
- 必要に応じてdiskpartでEFIパーティションをマウントし、bcdbootコマンドで再構築
ストレージの接続・ケーブルを確認する
ハードウェア的な接触不良が原因でストレージが認識されていない場合、物理的な接続を確認することが重要です。
- PCをシャットダウンして電源ケーブルを外す
- PCケースを開け、SATAケーブル・電源ケーブルを抜き差しして確認する
- 可能であれば別のSATAポートやケーブルを使用して再接続する
専門業者に相談する
以上の対処法をすべて試しても0xc000000fエラーが解消されない場合、ストレージ自体の障害が疑われます。特にHDDやSSDに物理的な異常がある場合、自力での対応はデータ損失のリスクが高くなります。 自力の修復でデータを上書きしてしまう危険もあるため、大切なデータがある場合は早めの判断が重要です。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を上げています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
