以下のような症状に心当たりはありませんか?
- 電源を入れてもパソコンがまったく起動しない
- Windowsのロゴが出たままフリーズする
- 自動修復が繰り返され、デスクトップにたどり着けない
こうしたトラブルが発生した場合、Windowsの起動に関わるシステムファイルが破損している可能性があります。データへのアクセスが遮断されるばかりか、誤った操作によってデータが完全に消えてしまうリスクもあります。
そんなときは、BIOSを経由してリカバリーメディアや回復環境を利用し、Windowsを工場出荷時の状態に初期化することで復旧を図れるケースがあります。
本記事では、Windows 10および11を対象に、リカバリーツールを使った安全な初期化手順を詳しく解説。誤操作を避け、データ損失を最小限に抑えるための実践ガイドとして、ぜひご活用ください。
ご自身での対応に不安がある場合は、専門スタッフが24時間365日体制で無料診断を行っています。まずはお気軽にご相談ください。
目次
初期化作業の注意点

初期化を行うと、データやインストールしたソフトウェアはすべて消去されます。大切なファイルがある場合は、事前のバックアップが不可欠です。パソコンが起動しない、データをどうしても残したいといった場合は、自力での操作を避け、専門のデータ復旧業者に相談するのが安全です。
当社では、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇ります。これまでに46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)も持ち、官公庁や法人1万社以上と取引するなど確かな信頼と実績があります。
少しでも異常を感じたら、まず初期診断をご依頼ください。診断とお見積りは無料、24時間365日対応のサポート体制でお待ちしています。
BIOS経由でWindowsを初期状態に戻す手順
BIOSやUEFIは、ハードウェアの起動順や設定を管理するためのシステムであり、直接的にWindowsを初期化する機能はありません。しかし、回復メディアやリカバリーパーティションを使用する際にはBIOS設定の変更が必要になります。
この章では、パソコンが起動しない場合などに、BIOSを通じてWindowsを初期化するための具体的な対処法を紹介します。リカバリーメディアを使う方法や、Windows回復環境からの操作も含めて、初心者にもわかりやすく整理しました。
回復メディアを使って初期化する方法
パソコンが起動しない状態でも、USBメモリやDVDの回復メディアを使えばWindowsの初期化が可能です。まずはBIOSで起動順位を変更し、メディアから起動する必要があります。
BIOS/UEFIで起動デバイスを変更する方法
まずはBIOSに入り、回復メディアを最優先に設定する必要があります。
- パソコンの電源を入れ、すぐに[F2]または[Delete]キーを連打してBIOS/UEFI設定画面に入ります。
- [Boot]タブで起動順位を確認し、USBメモリやDVDドライブを最優先に設定します。
- [F10]キーを押して設定を保存し、再起動します。
回復メディアから初期化する手順
起動順を変更したら、回復メディアを使ってWindowsを初期状態に戻す操作を行います。
- USB回復メディアまたはリカバリーディスクを挿入した状態でパソコンを起動します。
- 回復メニューが表示されたら、「トラブルシューティング」を選択します。
- 「このPCを初期状態に戻す」や「工場出荷時に戻す」を選び、画面の案内に従って操作を進めます。
Windows回復環境(WinRE)から初期化する方法
Windowsが起動できる場合や、WinREにアクセスできる場合は、より簡単に初期化が可能です。
Windows回復環境に入る方法
通常の起動が可能な場合や、特定のキー操作で回復環境に入ることができます。
- [Shift]キーを押しながら「再起動」をクリックします。
- または、電源投入時に[F9]キー(ASUSなどの一部機種)を押してWinREに入ります。
- 「オプションの選択」画面が表示されるまで待ちます。
WinREからWindowsをリセットする手順
回復環境に入ったら、Windowsの初期化を実行します。
- 「トラブルシューティング」を選択します。
- 「このPCを初期状態に戻す」をクリックします。
- 「個人用ファイルを保持する」または「すべて削除する」を選択し、画面の指示に従って進めます。
BIOS設定自体を工場出荷時にリセットする方法
Windowsではなく、BIOS設定を工場出荷状態に戻したい場合の操作方法も併せて紹介します。
BIOS画面からリセットする手順
BIOS設定画面で標準設定に戻す方法です。
- パソコン起動直後に[F2]または[Delete]を押してBIOSに入ります。
- [F5]キーを押して「Load Optimized Defaults」または「Load UEFI Defaults」を選びます。
- [F10]キーで設定を保存して再起動します。
CMOSクリアでBIOSを物理的に初期化する方法
マザーボード上のCMOSクリア操作でBIOSを完全にリセットできます。
- パソコンの電源を切り、電源ケーブルを外します。
- ケースを開けて、マザーボード上のボタン電池を一時的に取り外します(数分間)。
- 再度ボタン電池を戻して電源を入れ、BIOSが初期化されているか確認します。
上記のどれを試しても改善しない場合や、異音・重度の障害が疑われる場合、自力で起動できない場合は、放置や自己対応はさらに状態を悪化させる恐れがあります。重要なデータが消失する前に、データ復旧専門業者へのご相談を強くおすすめします。
当社では初期診断無料、24時間365日対応で、HDD/SSD/USB/SDカード/RAID/NAS/サーバーなど幅広く対応可能です。まずはお気軽にご連絡ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。