AcerのWindows 8 PCで初期化をしたいのに、Alt+F10が効かない・回復メニューが出ない・途中で止まるといった状況でお困りではありませんか?
- Alt+F10で回復が起動しない
- 回復メディアから起動できない
- 進めるとデータ消去が不安
Acer独自のD2D設定やブート順、回復領域の状態、ストレージの健康状態などが絡みます。適切に切り分けないと、操作を繰り返しても先へ進まず時間だけが過ぎることもあります。初期化で保存データが完全消去される危険があるため、重要ファイルは事前の退避が必須です。誤操作は取り返しのつかない結果を招きます。
本記事ではAlt+F10/BIOS設定/回復メディアの具体手順を、失敗しやすいポイントとともに分かりやすく解説します。正しい手順で進め、無用なリスクを避けましょう。
もし自力での対応に不安がある、または大切なデータを失いたくない場合は、私たちデジタルデータリカバリーへご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日、しかも無料でご案内します。
目次
Acer Windows 8でリカバリがうまく進まない原因
リカバリが起動しない・途中で止まる背景には、設定や記憶装置の状態、起動方式の不一致など複数の要因が潜みます。まずは代表的な原因を把握し、やみくもに操作を繰り返さず、順序立てて切り分けていきましょう。
D2D Recovery設定が無効/誤設定
Acerでは「D2D Recovery(Disk to Disk)」が無効だと、Alt+F10で回復環境が立ち上がりません。BIOSの「Main」タブでD2DがEnabledか確認し、DisabledならEnabledへ変更して保存・再起動します。キーボードや外部機器の不具合でキー入力が伝わらない場合もあるため、最小構成で試すのも有効です。
回復領域の破損・削除
パーティション変更や誤操作、過去のトラブルで回復領域が破損・削除されていると、Alt+F10が効かず回復メニューに入れません。この場合は回復USB/DVDからの起動が現実的です。誤った再パーティション操作は回復領域を上書きし復旧難度を跳ね上げる危険があるため控えましょう。
ブート順やUEFI/Legacyの不一致
回復メディアから起動できないときは、BIOSのBoot順が内蔵ドライブ優先のまま、あるいはUEFI/Legacy設定がメディアと合っていない可能性があります。USB/DVDを最上位にし、必要に応じて一時的に別モードへ切り替えます。設定変更後は必ず「保存して終了」を選び、再起動で挙動を確認します。
ストレージ(HDD/SSD)の故障
リカバリ中に処理が極端に遅くなったり、途中で止まる、繰り返しエラーが出るといった症状がある場合、内蔵HDDやSSDに劣化や不良が進行している可能性があります。SSDでは突然アクセス不能になるケースもあり、HDDでは異音や不良セクタの増加といった前兆が見られることもあります。こうした状態で無理にリカバリを続けると、たとえ完了してもデータの整合性が失われるリスクがあります。
障害が起きたメディアに対して操作を継続することは、状態をさらに悪化させ、最悪の場合はデータの完全消失につながる恐れがあります。個人での分解や初期化を繰り返すことは避け、まずはデータを最優先に考える対応が重要です。私たちデジタルデータリカバリーでは、状況に応じて最小限のリスクで対応できる方針をご提案しています。相談から初期診断までは、24時間365日無料でご案内しておりますので、少しでも不安を感じたらお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「誤って大事なデータを削除してしまった」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
適切な対処を行えば復元できる可能性は残されています。しかし、慌てて初期化や上書きを行うと、データが完全に失われるリスクが高まります。削除直後はまだデータが内部に残っていることが多いため、自己流の操作を避け、専門業者に相談して慎重に対応することが重要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Acer Windows 8でリカバリ(初期化)を成功させる対処法
ここでは、影響の小さい手順から順番に、内蔵回復領域の起動、BIOS設定の確認、回復メディアからの実行までを具体的に解説します。各手順の前後でバックアップ可否とデータ消去の有無を必ず確認し、意図しない初期化を防ぎましょう。
内蔵回復領域から実行(Alt+F10)
回復領域が正常でD2Dが有効なら、Alt+F10でAcerの回復環境を起動できます。操作途中の選択によっては個人データが完全消去されます。選択肢や表示内容をよく読み、目的と違う初期化に進まないよう注意しましょう。「個人用ファイルを削除」等の選択は取り消せない点も認識してください。
- 電源アダプタを接続し、周辺機器(外付けHDD/USB等)を外します。
- PCを再起動し、Acerロゴが表示されたらAlt+F10を素早く複数回押します。
- 回復メニューが起動したら「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」を選びます。
- 保存データの扱い(例:「個人用ファイルを削除」「すべて削除」等)を確認し、目的に沿って選択します。
- 案内に従って実行し、完了後は初期設定(言語・アカウント等)を行います。
BIOSでD2Dを有効化・保存
Alt+F10で回復環境が出ない場合、D2Dが無効か、保存せず終了した可能性があります。BIOSで設定を確認し、保存して再起動しましょう。キーボードの種類によってはFnキー同時押しが必要な機種もあるため、押下方法は丁寧に試すことがポイントです。
- 電源投入直後にF2を押しBIOSを起動します(反応しない場合は再試行)。
- 「Main」タブで「D2D Recovery」を確認し、「Enabled」に変更します。
- 「Exit」タブから「Exit Saving Changes」を選び、保存して再起動します。
回復メディア(USB/DVD)から起動
回復領域が使えない・破損している場合は、事前作成の回復USB/DVDから初期化します。起動できないときはBoot順やUEFI/Legacyの整合性を見直します。メディアでの初期化はデータが消えるため、迷ったら専門業者に相談する判断も大切です。
- 回復USBまたはDVDをPCに接続・挿入し、電源を入れます。
- Acerロゴ時にF2でBIOSを開き、「Boot」タブでUSB/DVDを最上位に設定します。
- 設定を保存して再起動し、表示されたメニューから「トラブルシューティング」→「初期化」を選択します。
- 画面の案内に従って実行し、完了後に初期設定を行います。
回復メディアの注文・作成
回復メディアを紛失・未作成の場合は、Acer公式から再入手できるモデルがあります。用意まで時間がかかることがあるため、シリアル番号など必要情報を控え、正しいメディアを確実に手配しましょう。
- 本体背面/BIOSでモデル名・シリアル番号を確認します。
- Acerサポート窓口や公式サイトの案内に従い、対象OS・機種の回復メディアを注文します。
- 受領後は起動手順(T3)に従い、USB/DVDから初期化を実行します。
実行前のバックアップと注意点
初期化はユーザーデータの消去を伴います。外付けドライブなどにコピーできる状態なら、文書・写真・デスクトップなどを退避し、サインアウト型のクラウド(OneDrive等)の同期状態も確認しましょう。途中で電源が落ちないようAC接続は必須です。
- Windowsに入れる場合は必要ファイルを外付けHDD/USBへコピーします。
- 入れない場合は取り外し可能なデータ(SDカード等)を先に退避します。
- ACアダプタ接続・周辺機器取り外し・ネット接続状態を確認します。
- 実行画面の選択肢で消去範囲を再確認し、目的に応じて進めます。
- 実行後は元に戻せないため確認を徹底し、途中中断は避けます。
専門業者に相談する
設定見直しや回復メディアでも進まない、異音・極端な遅さ・エラー多発などの兆候がある場合は、記憶装置の障害が疑われます。無理な初期化や再試行を重ねるほど復旧難度は上がります。データを最優先するなら、専門設備での診断と安全なイメージ取得から始めるのが鉄則です。私たちデジタルデータリカバリーは、装置状態や用途に合わせた最適な方針をご提案します。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降 ※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。