「0x80070057」や「パラメーターが間違っています」というエラーは、Windowsのシステム操作中に頻繁に表示される代表的な障害メッセージです。このエラーは、Windowsが受け取ったデータの値(パラメータ)が想定と異なる場合に発生します。
特に以下のような場面で表示されるケースが多く見られます:
- ハードディスクのフォーマットを実行しようとしたとき
- Windowsのインストールやアップデート中
- バックアップ作成中に失敗する
このエラーが表示されたまま操作を続けると、システムがデータを正しく処理できず、保存されていたファイルが一掃されたり、ディスク自体が初期化されるリスクがあります。
この記事では、「0x80070057」エラーが発生する背景と、個人では対応が難しいケースにおける適切な対処法を詳しく解説します。
万が一、ご自身での対処が難しいと感じた場合は、私たちデジタルデータリカバリーが24時間365日対応で、無料の初期診断を行っております。無理に操作を進める前に、まずはお気軽にご相談ください。
目次
0x80070057エラーの意味と症状とは
「エラーコード:0x80070057」は、Windowsのパソコンでよく見られるもので、主にデータの保存や更新作業、バックアップの際に発生します。
一見すると難しそうなコードに見えますが、意味としては「指定された値が無効」という内容で、パソコンの中でうまく処理ができなかったことを示しています。原因はさまざまですが、いずれの場合も放置するとさらなるトラブルにつながる可能性があります。
- Windowsの更新(アップデート)がうまく進まず、途中で止まる
- ファイルを保存しようとしたときにエラーメッセージが出て保存できない
- 外付けHDDやUSBメモリにデータをコピーしようとすると失敗する
- バックアップの操作中に処理が止まる、またはエラーになる
- パソコンの動作が不安定になり、設定画面が開かなくなることがある
こうした症状は、パソコン内部の記録方式(ファイルシステム)に問題がある場合や、ディスクの状態が悪化しているときに多く見られます。また、レジストリと呼ばれるWindowsの設定情報が破損しているケースでも発生します。
「再起動すれば直るかもしれない」「ネットの情報を見ながら自分で直せるかも」と思う方もいるかもしれませんが、知識がないまま操作を続けてしまうと、取り返しのつかない事態になる可能性があります。
たとえば、誤って初期化や上書きをしてしまうと、大切な写真や書類が完全に消えてしまうこともあるのです。大切なデータがある場合や自力対応に不安がある方は、まず専門業者に相談することをおすすめします。
「0x80070057」エラーが発生する原因
「0x80070057」エラーは、以下のような原因で発生するケースが多いです。
Windows Update の問題
更新プログラムが正しくインストールされない場合、0x80070057エラーが発生します。ネットワークの問題や、Windows Updateの一次ファイルの破損が原因であることが多いです。
レジストリの問題
Windowsのレジストリが不正に構成されている場合、エラーが表示されます。特にWindows Updateに関連するレジストリキーが欠損していると、エラーが頻発します。
ドライバーの互換性の問題
古いドライバや互換性のないドライバがシステムの操作を妨げることがあり、0x80070057エラーが発生します。定期的なドライバの更新が必要です。
システムファイルの破損
Windowsの起動や操作に必要なシステムファイルが破損すると、正常に動作しなくなり、エラーメッセージが表示されることがあります。この影響で作業が中断されたり、保存中のデータが失われるリスクが生じる可能性があります。
破損の程度には差があり、軽度な欠損から深刻なファイル障害まで様々です。見た目は似ていても、内部の状態によって復旧方法は大きく異なるため、適切に対応するには専門知識と専用ツールが必要になります。
システムトラブルが発生した際は、迅速な原因の特定と判断が重要です。当社では24時間365日対応の無料の初期診断を行い、問題の状態を正確に把握した上で最適な復旧方法をご提案しています。お困りの際は、ぜひご相談ください。
0x80070057 エラーの対処法
0x80070057 エラーの対処法は以下があります。
システムの再起動を行う
単純な再起動で一時的なエラーが解消されることがあります。
- 「スタートメニュー」から「再起動」を選択する。
- 再起動後、エラーが解消されたか確認する。
Windows Updateのトラブルシューティング
Windows Updateのトラブルシューティングツールを使用して自動的にエラーを修正します。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開く。
- 「Windows Update」を選び、「トラブルシューティングの実行」をクリックする。
- 画面の指示に従い、問題を解決する。
システムファイルの修復を行う
SFC(システムファイルチェッカー)を使い、破損したシステムファイルを修復します。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
sfc /scannow
と入力してEnterを押す。- スキャンが完了するまで待つ。
レジストリの修正を行う
レジストリエディタでWindows Updateに関連するレジストリを修正します。
- 「Windowsキー + R」を押し、「regedit」と入力してEnterを押す。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREMicrosoftWindowsUpdateUX」に移動する。
- 「CopyFileBufferedSynchronousIo」というDWORD値を作成し、その値を「1」に設定する。
クリーンブートを実行する
Windowsを最小限の構成で起動し、エラーの原因となるソフトウェアを特定します。
- 「msconfig」と入力してシステム構成を開く。
- 「サービス」タブで「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れ、「すべて無効」をクリックする。
- 「スタートアップ」タブから不要なプログラムを無効化する。
- PCを再起動し、エラーが解消されるか確認する。
対処法を試しても問題が解消しない場合や、ストレージの不具合が疑われる場合は、無理に操作を続けるのは避けるべきです。内部の障害やデータ破損が進行すると、復旧の難易度が大きく上がってしまいます。そのため、早めに専門のデータ復旧業者へ相談することが重要です。
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※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。