WindowsのUSBインストールメディアを作成中に「0x80070005 – 0xA001B」と表示され、処理が止まってしまい困っていませんか？繰り返し試しても改善せず、原因が分からないまま不安を感じている方も多いはずです。
このエラーはアクセス権限不足やUSBの形式、セキュリティソフトの干渉など複数の要因が関係しており、単純にやり直すだけでは解決しないケースも少なくありません。
USBメモリが破損する・不要な初期化が行われるリスクがあるため、安易な繰り返し操作は避ける必要があります。
本記事では、「0x80070005 – 0xA001B」エラーが発生する原因と、それぞれの解決手順をわかりやすく解説します。
もし重要なデータが入ったUSBメモリでトラブルが発生した場合、自力での対応は危険です。デジタルデータリカバリーでは相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内していますので、安心してご相談ください。
目次
0x80070005 – 0xA001Bとは？エラーの概要と症状
「0x80070005 – 0xA001B」は、WindowsのMedia Creation Toolを使ってUSBインストールメディアを作成する際に発生する代表的なエラーコードのひとつです。原因は一つに限定されず、USBメモリのファイルシステム形式、アクセス権限の不足、セキュリティソフトの干渉など、複数の要因が重なって発生します。
エラーが出るとUSB作成が途中で止まり、正常にインストールメディアを作成できません。場合によってはUSBが認識できなくなることもあり、データやデバイス自体を損傷する危険性があります。
0x80070005 – 0xA001Bの主な症状
このエラーが発生するときの具体的な症状は以下の通りです。
- Media Creation Toolの途中で「0x80070005 – 0xA001B」が表示され失敗する
- USBメモリを変えても同じエラーが発生する
- 容量に余裕があるのにコピーや初期化が完了しない
- セキュリティソフトを切ると進んだが、別のエラーで停止する
- 何度やってもUSBインストールメディアを作成できない
同じ症状でも原因は異なり、自己判断での誤った対応は解決不能に陥るリスクがあります。適切に診断し、安全な手順で進めることが大切です。
当社では相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しております。原因が分からないまま作業を繰り返す前に、ぜひご相談ください。
「0x80070005 – 0xA001B」の原因
Media Creation Toolの使用中に表示される「0x80070005 – 0xA001B」エラーは、USBメモリのアクセス失敗や書き込みの不具合が原因で発生します。原因はUSB側の問題だけでなく、システム環境やソフトウェア設定による影響も考えられます。
USBメモリのファイルシステムや互換性の問題
FAT32形式でフォーマットされたUSBメモリは、4GBを超えるファイルを書き込むことができません。そのため、ISOファイルが大容量の場合、書き込みに失敗して「0x80070005 – 0xA001B」エラーが発生することがあります。NTFSまたはexFAT形式への再フォーマットが必要です。
USBや作業フォルダのアクセス権限不足
Media Creation Toolを管理者権限で実行していない場合、USBへの書き込み権限が不足し、エラーが発生することがあります。また、作業フォルダ（例：デスクトップやダウンロードフォルダ）にアクセス制限があると、同様に正常な動作ができません。
セキュリティソフトの干渉
ウイルス対策ソフトやWindows Defenderが、Media Creation ToolによるUSBへの書き込み操作をブロックするケースがあります。正規の処理が遮断されることで、USB内のデータが破損する恐れもあります。一時的にセキュリティソフトのリアルタイム保護を無効にしてから試すことも選択肢の一つです。
Media Creation Toolのブロック設定
Media Creation ToolのインストーラーがWindowsのセキュリティ機能によってブロックされ、完全に実行されない場合があります。特に「インターネットからダウンロードされたファイル」に対しては、既定で「安全でない可能性がある」と判断され、動作制限がかかることがあります。
Windows Update構成ファイルの不具合
Windows Updateの構成ファイルや一時キャッシュに不具合が生じると、Media Creation Toolの処理が正しく進まず、「0x80070005 – 0xA001B」エラーが発生することがあります。特に更新関連ファイルの破損や中断された更新履歴が残っている場合に起こりやすく、通常の操作では解決が難しいケースもあります。
こうした場合は、破損ファイルのクリアや更新履歴のリセットを行う必要があります。ただし誤った対応はさらなるエラーやシステム不安定を招く可能性があるため、注意が必要です。データに不安がある場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
エラー「0x80070005 – 0xA001B」が表示された――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
この場合、USBメディア作成やシステム関連処理でアクセス権やディスクの不具合が原因となることがあります。繰り返し試すと状態が悪化し、大切なデータにアクセスできなくなる恐れがあるため、無理に操作を続けず専門業者に相談するのが安全です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
エラー「0x80070005 – 0xA001B」の対処法
ここでは具体的な解決策を紹介します。安全に進めるため、順に試すのがおすすめです。
USBメモリをNTFS形式で再フォーマットする
FAT32では大容量ファイルに対応できないため、NTFSに変更する必要があります。
- エクスプローラーでUSBを右クリックし「フォーマット」を選択
- ファイルシステムを「NTFS」に設定
- 「クイックフォーマット」を選んで実行
Media Creation Toolを管理者として実行する
アクセス権限不足を回避する方法です。
- Media Creation Toolを右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- ユーザーアカウント制御で「はい」を選択
セキュリティソフトを一時的に停止する
ウイルス対策ソフトがUSB書き込みを妨害している場合は、一時的に無効化します。
- タスクバーからセキュリティソフトのアイコンを右クリック
- 「一時停止」や「保護を無効化」を選択
- 作業終了後は必ず有効に戻す
Media Creation Toolのブロックを解除する
ダウンロードファイルがブロックされている場合の対処です。
- Media Creation Toolのexeを右クリックし「プロパティ」を選択
- 「全般」タブ内の「ブロック解除」にチェック
- 「OK」を押して保存
Windows Updateの一時ファイルをリセットする
更新ファイルの破損が原因の場合はリセットが有効です。
- 「cmd」を管理者で実行
- 以下を順に入力して実行：
net stop wuauserv net stop cryptSvc net stop bits ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.bak ren %systemroot%\system32\catroot2 catroot2.bak net start wuauserv net start cryptSvc net start bits - PCを再起動して再試行
専門業者に相談する
ここまで試しても解決しない場合や、USBに大切なデータが入っている場合は、自己対応は危険です。誤操作でデータを完全に失うリスクもあるため、復旧の専門家に相談するのが安全です。
デジタルデータリカバリーは46万件以上の相談実績と復旧件数割合91.5%（※1）の高い成果を誇り、初期相談・診断は無料で24時間365日対応しています。安心してご相談ください。
※1 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
