0x80070003エラーは、Windowsでよく見られるエラーのひとつで、更新プログラムの適用やアプリの実行時に必要なファイルやフォルダが見つからない、または破損している場合に発生します。
軽微な設定ミスや一時的な不具合が原因のこともありますが、システムファイルの破損やディスクエラーなど、放置すると重大なトラブルにつながるケースもあります。
本記事では、0x80070003エラーの代表的な原因と、それぞれの状況に応じた対処法をわかりやすく解説します。
エラーが繰り返される場合や、他の不具合も伴っているときは、自己対応を控え、専門業者への相談もご検討ください。当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
目次
0x80070003エラーが表示されるときの主な症状
0x80070003エラーが表示されるときの主な症状は次の通りです。
- SDカードがエクスプローラーや「このPC」に表示されない
- 「ディスクの管理」で「未割り当て」や「RAW」と表示される
- 一時的に認識されてもすぐ切断される
- 別のPCでは認識されるが、レッツノートでは認識されない
- 「フォーマットしますか?」と表示されるが操作できない
同じ症状でも、原因はさまざまです。SDカードを正常に使用するには適切な対処法を実行する必要があります。状況を見誤り、適切でない対処法を実行してしまうと状況が悪化し、最悪2度と解決できなくなる可能性があります。
0x80070003エラーが表示される原因は、見た目や使用感から判断できるようなもの(起動ランプ・異音など)だけではないため、自己判断では原因を見誤ってしまうケースが多いです。そのため正確な原因を把握し起動させるには知見を持った業者の診断を受ける必要があります。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
0x80070003 エラーの原因

このエラーの主な原因は、ファイルの欠損や不正なパス設定、外部デバイスの接続問題に関連しています。以下に代表的な原因を示します。
不正なパス設定
Windowsが必要なファイルやフォルダを正しく認識できない場合、不正なパスが原因でエラーが発生します。特に、システム構成ファイルが手動で変更された場合に多く見られます。
システムファイルの移動または削除
重要なシステムファイルが誤って削除されたり、別の場所に移動された場合、システムが正常に動作できなくなり、エラーが表示されます。重要なデータが参照できなくなっていた場合は専門業者に相談することをおすすめします。
外部デバイスの接続問題
外部ストレージデバイス(USBメモリや外付けHDD)が適切に接続されていない場合、Windows Updateやシステム操作でエラーが発生することがあります。
レジストリの不具合
レジストリの設定が不適切であったり、破損している場合、Windowsが正常に動作せず、エラーが発生することがあります。
システムファイルの欠損や破損
「0x80070003エラー」は、Windowsの更新処理中に必要なファイルが見つからない、または破損している場合に発生することがあります。その主な原因のひとつが、システムファイルの破損です。
システムファイルは、Windowsの起動や各種機能の動作に不可欠なプログラムや設定情報を含んでおり、強制終了や更新中のトラブルなどで簡単に破損することがあります。「アップデートが途中で止まる」「再起動を繰り返す」といった症状がある場合、すでにファイルが正常に機能していない可能性があります。
このまま放置すると、Windows Updateのたびに同じエラーが発生し、システム全体の安定性にも悪影響を及ぼすおそれがあります。異常に気付いた段階で、専門業者に相談し、的確な診断と修復を受けることがトラブルの長期化を防ぐために重要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「0x80070003エラーが表示され、SDカードを開けない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
こうした状態で何度もアクセスを試みたり、フォーマットや修復ソフトを使ってしまうと、破損箇所が広がってしまうリスクがあります。特にSDカード自体に物理的な障害が生じていた場合、自力での対応によって状態がさらに悪化し、記録されているデータにまで影響が及ぶ恐れがあるため注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
0x80070003エラーの対処法
以下の手順に従って、0x80070003エラーを解消することが可能です。手順を試す前に、重要なデータのバックアップを取ることをおすすめします。
システムの再起動を行う
一時的なエラーの場合、システムの再起動で解消されることがあります。
- 「スタートメニュー」から「再起動」を選択する。
- 再起動後、エラーが解消されたか確認する。
Windows Updateを確認する
Windows Updateを手動で確認し、最新の更新プログラムをインストールします。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開く。
- 「更新プログラムの確認」をクリックする。
- 利用可能な更新があれば、インストールする。
システムファイルの修復を行う
SFC(システムファイルチェッカー)を使用して、破損したシステムファイルを修復します。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
sfc /scannow
と入力し、Enterを押す。- スキャンが完了するまで待つ。
軽度な不具合には有効ですが、重大なシステム障害やディスク障害が原因の場合には効果が限定的です。繰り返し実行すると状況が悪化し、データが消失するリスクもあるため、異常を感じた時点で専門業者に相談することが安全です。
外部デバイスを確認する
外部デバイスの接続状態を確認し、不要なものは取り外します。
- すべての外部デバイスを取り外す。
- システムを再起動し、エラーが解消されたか確認する。
ドライバーを更新する
デバイスマネージャを使用して、古いドライバを更新します。
- 「デバイスマネージャ」を開く。
- 対象のデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択する。
- 「自動検索」で更新を適用する。
Windowsトラブルシューティングツールを使用する
Windows Updateのトラブルシューティングツールを使い、自動診断と修正を行います。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開く。
- 「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングの実行」をクリックする。
- 画面の指示に従って修正を行う。
専門業者に相談する
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なパソコンの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のパソコンの復旧に成功してきました。パソコンの復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
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これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。