次のようなトラブルが、Windowsパソコンの起動時に突然発生していませんか?
- 「0x00000050」のブルースクリーンエラーが表示される
- 電源を入れても途中で止まり、デスクトップが表示されない
- 再起動を繰り返すが正常に起動できない
このエラーは、「起動に必要なファイルが破損している」状態を示しており、システムファイルの損傷、メモリやHDDの不具合、またはドライバの異常などが原因で発生します。誤った操作をすると、さらなるデータ消失やシステム故障につながる恐れがあります。
原因の特定が難しいうえ、複数の要因が絡むため、冷静かつ慎重に対応する必要があります。焦って復旧ソフトや初期化に頼ると、状況が悪化して取り返しのつかないケースも少なくありません。
この記事では、「0x00000050」エラーの主な原因を明確に解説し、それぞれに応じた最適な対処法をわかりやすくご紹介します。突然のエラーでも安全に対応し、大切なデータとパソコンを守るための手助けにしてください。
ご不安な場合は、まずは無料診断をご活用ください。専門スタッフが24時間365日、正確な状況判断をサポートいたします。
目次
エラーコード「0x00000050」とは
エラーコード「0x00000050」は、Windowsシステムで発生するブルースクリーンエラー (BSoD) の一種です。正式名称は「PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA」で、システムがアクセスできないメモリ領域にアクセスしようとしたことを示します。このエラーが発生すると、システムが突然停止し、作業中のデータが失われる可能性があります。
これは主にWindows UpdateやWindows Defenderなどのシステムサービスが正常に動作できない際に発生するエラーコードで、Windows更新プログラムが様々な理由によって破損している場合が多いと考えられます。
PCがブルースクリーン(青い画面)になった時の原因と対処法は、下記の記事でも詳しく解説しています。

エラーコード「0x00000050」が表示される原因

エラーコード「0x00000050」が表示されるときは、更新に必要なデータやファイルが破損している場合が多いです。
このようなファイルやデータの破損は、以下のような原因で発生すると考えられます。
メモリ不良
このエラーの原因は様々ですが、メモリ不良 が最も可能性が高い原因の一つです。
メモリとは、コンピュータがデータを一時的に保存するための場所です。CPUが処理するデータや、実行中のプログラムの情報などを記憶しておくことで、コンピュータを高速かつ効率的に動作させることができます。
メモリが故障すると、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
- システムが突然停止する
- ブルースクリーンエラーが発生する
- プログラムが正常に動作しない
- データが破損する
メモリに問題があると疑われる場合、Windows メモリ診断ツールを使用することで問題の有無を把握することが出来ます。
システムファイルの破損による影響

このエラーは、主にシステムファイルの破損によって発生します。特にドライバーやDLLなど、Windowsの動作に必要なファイルが壊れていると起動や動作に支障をきたします。以下のような状況で破損が発生することがあります。
- ソフトのインストールやアンインストールが途中で失敗した
- 最近インストールしたソフトがシステムと競合している
- Windows Update中にエラーが起き、ファイル更新が正常に完了しなかった
再発防止のためには、不具合のあった更新やソフトを見直すとともに、必要に応じて修復コマンドや専門業者への相談も検討しましょう。
内蔵ディスク(記憶装置)の故障

内蔵ディスクが物理的に故障している場合、システムファイルの読み書きが正常に行えず、結果としてエラーが発生する可能性があります。
しかし、このような物理故障が発生した場合、データを取り出すには高度な技術と専用機器が必要となり、個人で復旧を試みると、さらに損傷を与えてしまう可能性 もあります。
データを確実に取り出したい場合、データ復旧経験が豊富で、復旧用の設備が整っているデータ復旧業者へ相談するのがおすすめです。
デジタルデータリカバリーは、累計41万件以上のご相談実績(*期間:2011年1月1日以降)をもとに、他社でデータ復旧が不可能とされた機器でも、経験豊富なエンジニアが高精度で復旧を実現しています。年中無休で365日24時間の電話受付・無料診断を行っておりますので、突然の故障でもすぐに対応可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
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エラーコード「0x00000050」の対処法

エラーコード「0x00000050」が表示された場合の対処法は以下のとおりです。
PC起動不良は、様々な原因が考えられます。原因を特定するには、いくつかの試行錯誤が必要となる場合もありますが、慌てずに上記の手順を順番に試していくことで、解決できる可能性は高くなります。
パソコンをセーフモードで起動する
セーフモードでの起動は、システム上で起こり得る様々な問題のトラブルシューティングに有効な手段です。
セーフモードは、トラブルシューティングや問題診断のために使用される起動モードです。セーフモードでは、最小限のシステムドライバーとサービスのみが読み込まれ、問題の原因となっている可能性のあるサードパーティ製ソフトウェアやドライバーが無効化されるため、問題の原因を特定しやすくなります。
セーフモードの起動手順は次の通りです。
- スタートメニューを開きます。
- 電源ボタンをクリックし、Shift キーを押しながら 再起動を選択します。
- オプションの選択画面が表示されたら、トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定 > 再起動を選択します。
- 再起動後、4) セーフモードを有効にするを選択するように求められます。
ただしセーフモードで問題が発生しない場合は、ハードウェアに障害が発生している可能性が高いことを示しています。
パソコンの記憶媒体の物理障害が原因でエラーコードが表示されている可能性も考えられるため、保存データが必要な場合は、データ復旧業者に相談して症状を診断してもらいましょう。
Windowsメモリ診断ツールを使用する
Windowsメモリ診断ツールは、Windowsに標準搭載されているツールで、メモリに問題がないか簡単にチェック することができます。
- スタートメニューを開きます。
- 「メモリ診断」 と検索します。
- 「Windows メモリ診断ツール」 をクリックします。
- 「今すぐ再起動してメモリの問題をチェックする」 または 「後で再起動してメモリの問題をチェックする」 を選択します。
メモリ診断が完了すると、Windowsが自動的に再起動し、診断結果が表示されます。診断結果には、以下の情報が含まれます。メモリ診断ツールでエラーが検出された場合は、問題のあるメモリモジュールを特定する必要があります。
デバイスドライバーの更新
デバイスマネージャを開き、各デバイスのドライバーを最新バージョンに更新しましょう。
並行して最近インストールまたは更新したドライバーをアンインストールし、元のバージョンに戻すことも試します。
- スタートメニューを開きます。
- 「デバイスマネージャー」 と検索して、「デバイスマネージャー」 アプリを開きます。
- デバイスマネージャーが開いたら、更新したいデバイス を見つけて 右クリック します。
- 表示されたメニューから 「ドライバーの更新」 を選択します。
- 「ドライバーを自動的に検索します」 を選択すると、Windowsが最新のドライバーを自動的に検索してインストールします。
- 「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」 を選択
- 手動でドライバーソフトウェアを選択する。これでインストールすることができます。
システムファイルの修復
システムファイルとは、オペレーティングシステム(OS)を動作させるために必要なファイルの総称です。OSのプログラムファイルなどが含まれます。
ここに問題があるとWindowsの動作に重大な問題が発生する可能性があります。システムファイルチェッカー(SFC)で破損したファイルを自動的に修復できます。
- 検索から「cmd」と入力し、右クリックで「管理者として実行」を選択
- コマンドプロンプトで以下を入力してEnter:
sfc /scannow
- 検査が完了するまで待機(10~30分)
専門業者に相談する
もし原因や対処法が当てはまらない場合やデータを無くしたくない場合、無理に操作せず、専門業者に相談を。デジタルデータリカバリーなら、24時間365日年中無休・最短即日復旧が可能です。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なパソコンの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のパソコンの復旧に成功してきました。パソコンの復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
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※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
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営業時間は以下の通りになっております。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。