外付けハードディスク(HDD)が何度も切断・再接続を繰り返す――一見、接触不良や電力不足のように思えるかもしれませんが、HDD自体の劣化や内部の制御チップの異常など、見過ごせない深刻な障害が隠れている場合もあります。
特に、大切なデータを保存したまま誤った対処を続けると、ファイルシステムが壊れたり、最悪の場合データが完全に消えてしまうリスクもあるため注意が必要です。
この記事では、外付けHDDが切断と再接続を繰り返す原因と、その対処法をわかりやすくご紹介します。トラブルを放置せず、データを守るために早めの対応を心がけましょう。
異変を感じたら、専門業者への相談もご検討ください。当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
目次
外付けハードディスク(HDD)が切断・再接続を繰り返すときの主な症状
外付けハードディスク(HDD)が切断・再接続を繰り返すときの主な症状は次の通りです。
- ファイルの読み書き中に突然HDDが認識されなくなり、その後自動的に再接続される
- 「ピコン」という接続音が何度も繰り返し鳴る
- エクスプローラー上でHDDのドライブ表示が消えたり現れたりする
- ファイルコピー中に「デバイスが切断されました」とエラー表示が出る
- 数分ごとに接続が途切れ、作業が中断される状態が続く
同じ症状でも、原因はさまざまです。HDDを正常に使用するには適切な対処法を実行する必要があります。状況を見誤り、適切でない対処法を実行してしまうと状況が悪化し、最悪2度と解決できなくなる可能性があります。
外付けハードディスク(HDD)が切断・再接続を繰り返す原因は、見た目や使用感から判断できるようなもの(起動ランプ・異音など)だけではないため、自己判断では原因を見誤ってしまうケースが多いです。そのため正確な原因を把握し起動させるには知見を持った業者の診断を受ける必要があります。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで、すべて無料でご案内しております。24時間365日いつでも対応していますので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
外付けHDDが接続と切断を繰り返す原因
外付けHDDが何度も接続と切断を繰り返す原因は、4つ挙げられます。
ACアダプターの故障
繰り返し通信の接続と切断が起こっている場合、まずは、ACアダプターがHDDにしっかり繋がっているか確認しましょう。
しっかりと挿し込みされていても、外付けHDDの接続不良が改善されない場合、ACアダプターの寿命などの原因で電源が供給できていない可能性があります。
USBケーブルの接続不良
外付けHDDが何度も接続・切断を繰り返す場合、USBケーブルの不具合が原因かもしれません。まずはケーブルがしっかりと奥まで差し込まれているかを確認し、別のUSBポートやパソコンでも試してみましょう。
それでも改善しない場合は、ケーブルが内部で断線している可能性があります。
外付けHDDの論理障害
論理障害とはシステムエラーが原因で発生する障害を指します。この時に外付けHDDのデータが破損し、アクセスできない状態になることがあります。
特に「フォーマットしてください」とエラーが表示された場合、指示に従ってフォーマットしてしまうと、データが通常の方法で閲覧できなくなります。
エラーメッセージが表示された場合、フォーマットの指示には従わず、通電を控えて専門業者に相談することが安全です。
外付けHDDの物理障害

外付けHDDは持ち運びや抜き差しが多く、衝撃や振動によって内部が壊れやすい傾向があります。接続と切断を繰り返す場合、こうしたダメージに加えて、経年劣化による部品の摩耗が原因になっていることもあります。
とくに「カチカチ」「カタカタ」といった異音がする場合は、内部の部品が損傷している可能性が高く、すぐに通電を止めてください。
また、高温多湿な場所や屋外での使用によって、熱や湿気による劣化・錆が発生していることもあります。こうした状態で無理に通電を続けたりソフトを使うと、データの損傷が進む恐れがあります。異常を感じたら、早めに専門業者に相談することが重要です。
大切なデータが保存されているHDDでこのような症状が出ている場合は、すぐに使用を中止し、専門のデータ復旧業者に相談することを強くおすすめします。当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

「外付けハードディスク(HDD)が切断・再接続を繰り返す」――そんなトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに、メーカーや修理業者に依頼すれば外付けHDDの本体交換や部品の修理は可能です。しかし、多くの場合、記録されているデータには対応しておらず、初期化やストレージの交換によって大切なデータがすべて消えてしまうことになります。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
外付けHDDの切断と再接続を繰り返す時の対処法
外付けHDDが接続と切断を繰り返している場合の解決策は5つあります。
パソコンで認識されているか確認する
外付けHDDが接続と切断を繰り返している場合、まずは、そもそもパソコンに認識されているかデバイスドライバで確認しましょう。Windows 10を使用している場合、デバイスマネージャーで確認できます。
- 画面左下にあるWindowsマークを左クリックし、デバイスマネージャーを選択します。
- 「ディスクドライブ」を選択し、外付けHDDが認識されているか確認します。
もし、正常に認識されている場合、外付けHDDの機器名が表示されます。認識されていない場合、機器名の前に「!」が付いています。

新しいACアダプターと交換する
ACアダプターに問題がある場合、コードの劣化やACアダプター本体の故障が発生している可能性があります。お手もちの機器に対応している新しいACアダプターに交換してみましょう。
別のUSBポートを使用する
外付けHDDが接続と切断を繰り返す理由として、差し込んでいるUSBポート(USB接続を行う機器のプラグ差し込み口)に対応していない場合や、USBポートの汚れや破損によって正常に通信ができない場合が考えられます。
一度、USBポートを変更してケーブルを差し直してみましょう。ポートを変更したことで、接続問題が解決したというケースがあります。ただし、差し込むUSBポートによってはケーブルが差し込めないものや、通信が遅くなることがあります。
パソコンの大容量記憶装置がオフになっているか確認する
別のUSBポートに換えても改善されない場合、パソコンの大容量記憶装置がオフになっているか確認してみてください。大容量記憶装置の設定はデバイスマネージャで確認できます。以下はパソコンの大容量記憶装置を確認する手順です。
- 画面左下にあるWindowsマークを左クリックし、デバイスマネージャーを開きます。
- デバイスマネージャーが開いたら「ターゲットUSBルートハブ」を選択します。
- 「ターゲットUSBルートハブ」でポップアップウィンドウが表示されたら、「電源管理」のタブを選択する
- 「コンピューターがこのデバイスの電源をオフにできるようにする」をオフに切り替えます。
- 最後に「OK]をクリックすると保存されます。
オフになっていない場合、パソコンが節電のために様々なデバイスを自動的に切っている可能性があります。
データ復旧ソフトを使用する
外付けHDDが接続と切断を繰り返した結果、内部に保存されたデータが消えてしまったら、外付けHDDに対応するデータ復旧ソフトで復旧出来る可能性があります。
ただし、データ復元ソフトには復旧の不完全性があるため、文字化けや一部破損が生じる可能性があります。また物理的な故障には一切対応できないため、大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可能」とされた機器でも、7,300件以上のご相談(※1)を受け、多くのデータを復旧してきました。復旧は試行を重ねるほど難易度が上がるため、初めから高い技術と設備を持つ当社にご相談いただくことが大切です。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)の高い実績を誇り、初期診断・お見積りは無料、24時間365日対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なHDDの復旧事例が多いのか

デジタルデータリカバリーはこれまで数々のHDDの復旧に成功してきました。HDDの復旧事例が多いのには、理由があります。
復旧の研究開発が活発
従来、記録面に傷があるHDDは復旧が極めて困難とされ、対応を断念せざるを得ない状況でした。
しかし弊社では、専用設備の導入や海外研修を通じた技術開発により、記録面を安全に処理する独自の研磨技術を確立。これにより、傷のあるHDDからのデータ復旧率を大幅に高めることに成功しています。
東京都経営革新優秀賞を受賞

過去不可能とされていた傷のついたHDDからのデータ復旧率を大幅に向上させたことや、市場ニーズに迅速に対応し、復旧対象媒体を拡大した取り組みが認められ、2021年11月25日に東京都経営革新優秀賞を受賞しています。
国内最高峰の復旧設備

HDD復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。