- AndroidスマホのSDカードに突然「LOST.DIR」フォルダが現れた
- 中に何が入っているのか分からず、勝手に削除しても大丈夫か不安
- 写真や動画が一部消えていて、このフォルダに関係があるのか気になる
このような状況に心当たりがある方は、「LOST.DIR」フォルダが一時的に破損したデータを保存している可能性があります。LOST.DIRは、スマホの強制終了やSDカードの突然の取り外しなどによって生成される「データ回収用フォルダ」であり、場合によっては大切なファイルの断片が内部に残っていることもあります。
誤ってこのフォルダを削除したり、自己流で操作を加えると、消えてしまったデータを復元するチャンスを完全に失ってしまう恐れがあります。
本記事では、「LOST.DIR」が生成される仕組みから、実際にフォルダ内からデータを復元する手順までを、専門的な観点でわかりやすく解説します。
もしSDカード内のデータが重要なものであれば、無料診断(24時間365日対応)を通じて、復旧の可能性を安全に見極めてください。
目次
LOST.DIRとは

LOST.DIRとは、予期しない障害が発生した場合に失われるファイルを収集するためAndroidのシステムによって作成されるフォルダです。
予期せぬ障害によってSDカード内のデータが破損してしまった場合にLOST.DIRによってデータの復元が可能なこともあります。

LOST.DIRフォルダから復元したいデータがない場合、LOST.DIRフォルダ削除しても問題ありません。 次回の起動時にLOST.DIRフォルダが自動的に再作成されますが、スマートフォンの安全性を心配する必要はありません。
LOST.DIRが現れる原因
LOST.DIRはデータ損失リスクを軽減するための仕組みですが、原因を知らずに放置すると、必要なファイルを見失う可能性があります。
SDカードの突然の取り外し
データアクセス中にSDカードを強制的に取り外すと、ファイルが正常に保存されず、断片化したデータがLOST.DIRに保存されます。この操作はファイル破損の原因となり、最悪の場合データ全体が読み込めなくなる恐れもあります。
ファイル転送中の中断
写真や動画の保存、移動中に端末を再起動したり、接続を切断すると、処理中だったファイルが壊れてLOST.DIRに格納されます。特にUSBケーブル接続時の不意な取り外しは注意が必要です。
OSのフリーズやクラッシュ
Androidのシステムが不安定になると、処理中のファイルが一時的に保存できなくなり、LOST.DIRフォルダに移動されます。これにより、アプリデータや保存中のファイルが破損するリスクが高まります。
書き込みエラーや保存失敗
ストレージの劣化や容量不足、アプリの不具合により、保存処理が正しく完了しないケースがあります。このような場合、Androidは一時的にファイルをLOST.DIRに避難させ、完全な消失を防ごうとします。しかし、こうした問題を放置すると、重要なデータが上書きされてしまい、復旧が困難になるリスクがあります。少しでも不安を感じた場合は、早めに専門業者へ相談することが大切です。
SDカード自体の経年劣化や不良セクタ
長く使用しているSDカードや、頻繁にデータの出し入れを行っているカードでは、内部の記録領域が少しずつ劣化していきます。特に、スマートフォンやデジカメなどで日常的に使用している方は注意が必要です。
見た目では問題がないように見えても、読み書きの途中で一部のデータが保存されなかったり、突然ファイルが開けなくなるといった症状が起こることがあります。こうしたトラブルの前兆として、「LOST.DIR」フォルダにデータの断片が蓄積されているケースも見られます。
少しでもSDカードの動作が不安定になったり、ファイルの保存に時間がかかるように感じた場合は、データ消失のリスクが高まっている可能性があります。早めに対処することが求められます。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

AndroidスマホのSDカードに突然「LOST.DIR」フォルダが現れた――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤ってSDカードを再フォーマットしてしまったり、「LOST.DIR」内のデータを削除してしまうケースは多く、特にファイルシステムの異常が原因だった場合、自力で対応しようとするとかえってデータ損失を拡大させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
LOST.DIR内ファイルの復元方法
LOST.DIRフォルダ内のファイルは元の名前や拡張子が失われているため、通常の方法では開けません。しかし、適切な方法を用いればデータを復元できる可能性があります。
拡張子を手動で付ける
LOST.DIR内のファイルは元の形式を失っているため、見覚えのあるファイルであれば拡張子を手動で付けて試す方法があります。たとえば、画像なら「.jpg」、動画なら「.mp4」といった具合です。
- SDカードをパソコンに接続し、LOST.DIRフォルダを開きます。
- 中のファイルを任意の場所にコピーしてください(デスクトップなど)。
- ファイルの拡張子を「.jpg」「.mp4」など予測できる形式に変更します。
- 変更後にそのファイルをダブルクリックして開き、正しく表示されるか確認します。
- 表示されない場合は、別の拡張子を試すか、次の方法へ進みましょう。
復元ソフトを使う
手動では難しい場合、データ復元ソフトを利用する方法もあります。これらのソフトは、LOST.DIR内のファイルをスキャンし、自動でファイル形式を判別しながら復元を試みます。
- パソコンに復元ソフトをインストールします。
- ソフトを起動し、スキャン対象としてSDカードを選択します。
- スキャン後、復元可能なファイルが一覧で表示されます。
- プレビュー機能で中身を確認し、必要なファイルを選択して保存します。
- 復元が完了したら、別の安全な場所へバックアップしておきましょう。
操作を誤ると、写真や文書が上書きされてしまい、復元が難しくなるおそれがあります。さらに、復元できたとしてもファイル名の文字化けや一部データの破損が生じることがあり、元の状態に戻せない場合もあります。大切なデータを確実に取り戻したいときは、無理をせず専門業者に相談するのが安心です。
専門業者に相談する
対処法を試してもLOST.DIRフォルダからデータが復元できない場合、SDカード内部に深刻な障害が発生している可能性があります。無理な操作を続けるとデータが上書きされ、復旧が困難になる恐れがあるため注意が必要です。
そのため、正確な診断と適切な対応には専門業者への相談が安全です。
当社デジタルデータリカバリーでは、これまで7,300件以上対応(※1)しており、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績を維持しています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。大切なデータを守るためにも、お早めにご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なSDカードの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のSDカードの復旧に成功してきました。SDカードの復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。