DELL製パソコンのハードウェア診断においてエラーコードが表示され、データへのアクセスができなくなってしまうことはありませんか?
- ストレージ(HDD/SSD)が認識されない
- 起動時に「ドライブが見つかりません」などの表示
- メモリやケーブル関連の認識エラーが表示される
こうした症状は、ケーブルの緩みやBIOS設定ミスから、ディスク・メモリ・マザーボードといった主要部品の物理的な障害まで、原因が幅広く存在します。そして重要なデータが失われる可能性があります。本記事では、代表的なエラーコードごとに原因を整理し、自力で対応可能な手順から、専門業者相談が望ましいケースまで丁寧にご紹介しています。
自力での対応に不安がある場合、誤った操作でデータが取り出せなくなってしまうリスクもあります。当社では、24時間365日体制で無料診断をご案内しておりますので、ご相談ください。
目次
DELLのハードウェア診断のエラーコードと主な症状
DELLのハードウェア診断のエラーコードと主な症状をご紹介します。
| エラーコード | 区分 | 意味・概要 | 主な症状 |
|---|---|---|---|
| 2000-0141 / 2000-0142 | ストレージ系 | POST(電源投入時自己チェック)でストレージが認識されない/検出できない状態。 | ▶ 起動時に「Hard Drive – no drive detected」「Drive not found」などの表示 ▶ BIOS・診断ツールでドライブが認識されない ▶ PCが起動しない、フリーズする |
| 2000-0151 | ストレージ系 | ストレージ上の不良セクタ、ファイルシステム破損、ストレージ寿命の可能性を示すコード。 | ▶ 読み書きの遅延・エラー ▶ 起動後にフリーズ、再起動ループ ▶ エラースキャンで不良セクタが検出される |
| 2000-0715 / 2000-0716 | メモリ・ケーブル系 | メモリ(DIMM)またはケーブル接続の認識エラー。マザーボード側の構成チェックが必要。 | ▶ BIOSでメモリが認識されない ▶ 外部機器を外してもエラーが続く ▶ 再起動ループ・起動不可 ▶ メモリ/ケーブル関連のエラーコードが表示される |
こうした症状が出た場合、単なるソフト的なトラブルだけではなく、重大なハードウェア障害の前兆である可能性があります。特にデータが記録されているストレージに不具合があると、操作を誤ることでデータを取り戻せなくなるリスクがあります。
無理な自力対応は避け、専門業者に相談することを強くおすすめします。
DELLのハードウェア診断でエラーコードが出る原因
DELLのハードウェア診断でエラーコードが出る原因をご紹介します。
ケーブル/接続不良
ストレージ(HDD/SSD)やケーブルの接続が緩んでいたり、電源ケーブルが断線・損傷していたり、マザーボード側のコネクタ不良であるケースが多くあります。例えば「2000‑0141」でストレージが検出されない原因のひとつに、ケーブルの緩みが挙げられています。
BIOS設定・ファームウェア誤設定
BIOSでストレージモード(AHCI/RAID)や起動順序が正しく設定されていない場合、起動時にドライブが「存在しない」と判断されることがあります。また、BIOSバージョンが古く、最新の診断ツールが正しく動作しないケースも報告されています。
ファイルシステム・不良セクタ
ストレージ上に読み取り不能な不良セクタが発生したり、パーティションテーブルやシステムファイルが破損していたりすると、「2000‑0151」のように“Incorrect status”を示すエラーが出ることがあります。
メモリ/ケーブル(2000‑0715/0716)
「2000‑0715」はメモリモジュールの問題(DIMM構成異常)、「2000‑0716」はケーブルが正しく接続されていないことをBIOSが検出した際に表示されるエラーです。BIOS更新および構成点検が推奨されています。
ストレージ・メモリの物理故障
上記以外の原因を排除しても症状が改善しない場合、ストレージ(HDD/SSD)やメモリ、マザーボードといった主要部品の物理的な故障が起きている可能性があります。このような場合自力での対応は非常に困難となり、データを失うリスクが非常に高くなります。
まずは、データ保全を優先し、早めに専門業者への相談をご検討ください。当社では、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク
「部品の交換が必要かもしれない」――そんなトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
DELLのハードウェア診断のエラーコードへの対処法
DELLのハードウェア診断のエラーコードが出た際の対処法をご紹介します。
ただし、重要なデータが保存されている場合、自力作業によってデータにダメージを与える可能性がありますのでご注意ください。
ケーブル/外部機器の確認
まず最も手軽に確認できるのは、ケーブルや外部機器の接続状況チェックです。
- PCの電源を完全に切り、ACアダプタやバッテリーを外す。
- ケースを開けて、HDD/SSDのSATAケーブルおよび電源ケーブルがしっかり刺さっているか確認する。
- マウスやUSBメモリなど外部機器をすべて取り外し、再起動する。
- ケーブルに損傷や断線の疑いがあれば、別のケーブルで差し替える。
- 再起動後にエラーコードが消えるか、再度診断ツールを実行して確認する。
BIOS設定のリセット・確認
ストレージを正しく認識させるために、BIOS設定のリセットおよび確認を行います。
- PCの電源を入れ、起動直後に“F2”または“F12”(機種による)を押してBIOS画面に入る。
- 「Load Defaults」(初期設定読込)や「Restore Defaults」を選び、設定を初期化する。
- ストレージが認識されているかどうか、BIOS内の「Boot Sequence」や「SATA/AHCI設定」を確認する。
- 必要に応じて、BIOSのバージョンが最新かどうかを確認し、更新がある場合は更新を実施します。
- 設定を保存してBIOSを終了し、再起動後にエラーが再発しないか確認する。
ディスク修復ツールの実行(データ損失の可能性あり)
この段階では、ストレージ自体に問題がある可能性があるため、慎重に作業を進めてください。データ復元ソフトには復旧の不完全性があるため、文字化けや一部破損が生じる可能性があります。
また物理的な故障には一切対応できないため、そういったことが疑われる際は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
- Windowsが起動可能な場合、管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
- 「chkdsk C: /f /r」などのコマンドを実行して、ディスクの不良セクタやファイルシステムの破損を検査する。
- Windowsインストールメディアから起動できる場合、「bootrec /fixmbr」「bootrec /fixboot」「bootrec /scanos」「bootrec /rebuildbcd」などを実行して起動情報を修復する。
- 修復が完了したらPCを再起動し、エラーコードが表示されないか確認する。
- 起動後、データにアクセスできるかどうか、重要なファイルが正常に開けるかを確認する。
ストレージやメモリの交換
ここまでの対処を行っても症状が改善しない場合、またはソフト的な修復が完了したが依然として不安定な場合は、部品の交換を検討します。
- 保存されているデータのバックアップを最優先に実施します(可能な範囲で外部ドライブやクラウドへ移行)。
- 交換対象を特定します。HDD/SSDの場合、診断ツールで「ドライブ未検出」「不良セクタ多数」と出ているか確認。メモリの場合は「2000‑0715」などのメモリエラーが出ているか確認。
- 同仕様(容量・インターフェース・メーカー互換)または推奨仕様の新しい部品を準備します。
- PCの電源を落とし、ケースを開けて対象部品を取り外し、新しい部品を装着します。ケーブルの緩みや埃も併せて除去してください。
- 再起動後、BIOS・診断ツールで正常に認識されることを確認し、OSを再インストールまたはクローンで復元します。
専門業者に相談する
上記の対処法をすべて試しても改善しない、あるいは起動出来ずデータが見えないという状況では、自力対応には重大なデータ損失のリスクがあります。こうした場合には、早期にデータ復旧の専門サービスをご検討ください。
当社は、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関によるデータ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































