Macで外付けHDDを接続した際、「アクセス権が変更できない」「読み取り専用になっている」といったトラブルにお悩みではありませんか?
- 外付けHDDが「読み取り専用」で編集できない
- アクセス権の変更欄がグレーアウトして操作できない
- 他のMacでは開けるのに自分のMacではアクセス拒否される
こうした問題の多くは、HDDのフォーマット形式(NTFSなど)やTime Machine設定、アクセス権限の制限に起因します。場合によっては内部ストレージ障害が関係していることもあります。
この記事では、Macで外付けHDDのアクセス権を設定・変更する手順と、変更できない時の原因・対処法を詳しく解説します。
もし大切なデータが入っていて不具合の原因が不明な場合は、私たちデジタルデータリカバリーの24時間365日無料診断をご利用ください。安全に状態を確認し、最適な対応を提案いたします。
目次
Macで外付けHDDのアクセス権を変更できない主な原因
外付けHDDのアクセス権が変更できない場合、設定の問題だけでなくフォーマット形式やシステム権限、ストレージ障害などが関係していることがあります。
NTFSフォーマットによる制限
Windows用にフォーマットされたNTFS形式のHDDは、macOS上では読み取り専用として認識されます。Finder上でアクセス権を変更しようとしても設定が無効になり、「読み込みのみ」と表示されるのが特徴です。書き込みや権限変更を行うには、exFATやAPFSなどMac対応形式で再フォーマットが必要です。ただし再フォーマットではデータがすべて消去されるため、事前にバックアップを取りましょう。
Time Machine専用ディスクのロック
Time Machineのバックアップディスクはシステムによって保護されており、ユーザーがアクセス権を変更することはできません。バックアップ以外のデータ保存には利用できず、削除や書き込み操作も制限されています。バックアップ用途以外で使う場合は、ディスクユーティリティで再フォーマットを行う必要があります。
ユーザー権限の不足・所有権の設定ミス
管理者権限でログインしていない場合や、「このボリューム上の所有権を無視」設定が有効になっていると、アクセス権変更が反映されないことがあります。FinderでHDDを右クリックし「情報を見る」→「共有とアクセス権」を開き、左下のロックアイコンをクリックして管理者パスワードを入力すると、権限の変更が可能です。また、必要に応じてターミナルで「chown」「chmod」コマンドを使って所有権を修正することもできます。
HDDの破損やアクセス障害
接続してもアクセス権が表示されない・ディスクが認識しない場合は、物理的な故障やファイルシステムの破損が原因の可能性があります。特に外付けHDDを複数のOSで使用していた場合、フォーマット情報の不整合から読み込みエラーが起きることがあります。
こうした状態で再フォーマットや強制修復を行うと、データが完全に失われるリスクがあるため注意が必要です。データを保持したまま修復したい場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
私たちデジタルデータリカバリーでは、HDDやSSDの論理・物理障害どちらにも対応し、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

外付けHDDが「読み取り専用」で編集できない――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
フォーマットや属性変更を試みるうちに、誤ってデータを削除してしまうケースもあります。特に内部の障害が原因だった場合、自力での対応がかえって状態を悪化させるリスクがあるため注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Macで外付けHDDのアクセス権を設定・変更する手順
MacではFinder上から簡単にアクセス権を設定できます。以下の手順でユーザー権限を確認・変更してみましょう。
Finderから「情報を見る」を開く
まずは外付けHDDのプロパティ画面を開き、アクセス権の設定状況を確認します。
- Finderで外付けHDDアイコンを右クリック。
- メニューから「情報を見る」を選択。
- ウィンドウ下部に「共有とアクセス権」欄が表示されます。
共有とアクセス権で権限を変更
表示された「共有とアクセス権」で、各ユーザーに割り当てられたアクセス権を編集できます。
- ウィンドウ左下のロックアイコンをクリックし、管理者パスワードを入力。
- ユーザーの権限を「読み/書き」「読み取り専用」などに変更。
- 設定後、再度ロックして変更を保存。
変更できない場合の追加対処
権限変更が無効になる場合、フォーマットや所有権設定を確認します。
- NTFS形式の場合、exFATやAPFSに再フォーマット(※データ消去に注意)。
- Time Machine用ディスクでは変更不可。別用途に使う場合は再初期化。
- ターミナルで「ls -l」コマンドを実行し、権限を確認。
- 必要に応じて「sudo chown ユーザー名 /Volumes/ドライブ名」で所有権を変更。
アクセス不可時の確認と修復
HDDがマウントされない・認識しない場合は、システムやハードウェアのトラブルも考えられます。
- 別のUSBポート・ケーブルに接続して反応を確認。
- 他のMacやWindows PCに接続し、認識状況を確認。
- ディスクユーティリティを起動し、「First Aid」で修復を試みる。
- 改善しない場合は、データ破損の可能性があるため、専門業者に相談することを推奨します。
専門業者に相談する
上記の対処を行っても改善しない場合、内部ファイルシステムの破損やHDD自体の障害が発生している可能性があります。誤った修復や再フォーマットによりデータが完全消失するリスクもあるため、自力での対応は避けましょう。
デジタルデータリカバリーでは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)と復旧件数割合91.5%(※2)を誇り、Mac対応の外付けHDDやSSDの復旧にも多数の実績があります。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応しています。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
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電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。