Windows 10でドライブをフォーマットしようとした際に、「NTFS形式にできない」「フォーマットが完了しない」といった経験はありませんか?システムや外付けドライブで利用する場合、NTFS形式は信頼性が高く安定しています。
- フォーマットが途中で止まる
- NTFS形式が選べない
- ディスクの管理で認識しない
こうした現象は、軽度なファイルシステムの不具合やドライブ設定の不整合、ストレージ自体のエラーまでさまざまな要因が関係します。誤った操作によるフォーマットで大切なデータを完全に失うリスクがあります。
この記事では、Windows 10でNTFS形式にフォーマットする正しい手順と、トラブル発生時の対処法をステップごとに紹介します。
もし重要なデータが保存された状態のメディアを初期化する必要がある場合は、無理に進めず、私たちデジタルデータリカバリーまでご相談ください。大切なデータを守るため、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。
目次
NTFS形式でフォーマットできない原因
NTFS形式を選べない、またはフォーマットが正常に完了しない場合には、いくつかの要因が考えられます。ここでは主な原因を整理し、特徴を解説します。
ドライブの書き込み保護
USBメモリや外付けHDDに書き込み保護が設定されていると、フォーマット操作自体が無効化されます。物理スイッチが付いている場合は解除し、再度接続して確認してください。レジストリ設定やポリシーで書き込み禁止になっているケースもあります。
パーティション構成の不具合
ディスク内部のパーティション情報が壊れていると、NTFS形式を選択できないことがあります。ディスクの管理ツールでパーティションを削除・再作成すると改善する場合がありますが、操作を誤るとデータを失う可能性があるため、慎重に行いましょう。
ファイルシステムの破損
ファイルシステムは、データを正しく管理する仕組みで、NTFS形式もその一つです。これが破損すると、ドライブは認識されてもファイルにアクセスできなくなることがあります。
外付けドライブを突然抜いたり、書き込み中に電源が落ちると破損することがあり、「フォーマットしてください」と表示されるのはそのサインです。
この状態で無理に操作を続けると、データがさらに損傷する恐れがあります。異常に気づいたら、早めに専門業者に相談することが大切です。
ストレージ機器の物理障害
USBメモリやSSD、外付けHDDの内部チップ・制御基板の損傷によってフォーマットできないケースもあります。このような物理障害では、繰り返しフォーマットを試みるとデータを上書きし復旧不能になる危険があります。
通電しても認識されない、異音がする、急に容量が表示されなくなった場合は特に注意が必要です。こうした症状は自力での修復が困難なため、私たちデジタルデータリカバリーのような専門業者による診断を推奨します。相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内していますので、安心してご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「Windows 10でNTFS形式にフォーマットできない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化や上書きをしてしまったり、分解して状態を深刻化させてしまうケースは多く、特に内部の故障が原因だった場合、自力で対応しようとするとかえって悪化を招くリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows 10でNTFS形式にフォーマットする方法
ここでは、Windows 10でNTFS形式にフォーマットする3つの方法を紹介します。どれも標準機能で実行可能ですが、状況に合わせて安全に進めることが大切です。
エクスプローラーでフォーマットする
最も簡単な方法です。Windows標準機能で実行でき、NTFS形式の設定も数クリックで完了します。フォーマットするとすべてのデータが消えるため、実行前にバックアップを取りましょう。
- USBメモリや外付けHDDをパソコンに接続します。
- エクスプローラーを開き、「PC」から対象ドライブを右クリックします。
- 「フォーマット」を選択します。
- 「ファイルシステム」で「NTFS」を選び、ボリュームラベルを入力します。
- 「クイックフォーマット」にチェックを入れ、「開始」をクリックします。
- 警告メッセージを確認し、「OK」で実行します。
- 完了メッセージが表示されたら「OK」で終了です。
ディスクの管理でフォーマットする
フォーマットできない場合は「ディスクの管理」ツールを利用します。ボリュームの削除・作成も可能で、複雑な構成のドライブでも柔軟に対応できます。
- スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を開きます。
- 対象ドライブを右クリックして「フォーマット」を選択します。
- 「ファイルシステム」で「NTFS」を選び、「OK」を押します。
- 完了後、状態が「正常」と表示されれば完了です。
コマンドプロンプトでフォーマットする
GUIで操作できない場合やエラーが出る場合に有効です。ただし、誤操作により他のドライブを初期化する危険があるため、慎重に行いましょう。特に業務用データを扱う場合は、実行前に専門業者に相談することをおすすめします。
- 検索ボックスで「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選択します。
- 「format ドライブ名: /fs:ntfs /q」と入力してEnterキーを押します。
- 確認メッセージが出たら「Y」を入力して実行します。
- 完了後、「完了しました」と表示されればフォーマット成功です。
専門業者に相談する
すべての手順を試してもフォーマットできない場合、内部メモリチップや制御回路の物理的故障が考えられます。このようなケースで無理にフォーマットを繰り返すと、データ領域が上書きされ復旧が極めて困難になります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。