Windowsでファイル操作をした際、「ファイル名、ディレクトリ名、またはボリュームラベルの構文が間違っています」というエラーに困ったことはありませんか?
こうした症状は、軽度な構文エラーからストレージ管理情報の破損までさまざまな原因が考えられます。誤った修正や操作によって、必要なデータを失うリスクが高まる可能性もあります。本記事では、エラーコード123の原因と、安全に対処する方法をステップ形式で詳しく解説します。
もし重要なデータが含まれている環境でこのエラーが発生した場合は、自己判断での作業に不安があるかもしれません。大切なデータを失わないためにも、デジタルデータリカバリーでは24時間365日対応の無料診断をご案内しています。
目次
Win32エラーコード123が表示されるときの主な症状
Win32エラーコード123(ERROR_INVALID_NAME)が表示されるときの主な症状は次の通りです。
- ファイルやフォルダにアクセスしようとすると「エラー:123」が表示される
- パスが無効として処理され、操作が中断される
- 特定のファイルやフォルダが表示されない、または開けない
- 名前の変更やコピー操作などが正常に完了しない
- コマンドラインやアプリケーションからの操作でエラーが発生する
このエラーは、一見問題がなさそうでも、内部的な構造の不具合やファイルシステムの破損が影響していることもあり、自己判断での対応はリスクを伴います。誤った操作を続けると、データへのアクセスが困難になる恐れがあります。
適切な診断と対応を行うことで、状況の悪化を防ぎやすくなります。ファイル名やパスに関する異常が見られる場合は、早めに専門業者へ相談することが大切です。当社では相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
ERROR_INVALID_NAMEの原因
Win32エラーコード123(ERROR_INVALID_NAME)は、Windowsのファイルやパス名に関する構文エラーによって発生します。以下では、エラーの主な原因とその背景を解説します。
禁止文字の使用
Windowsのファイル名やディレクトリ名では、「<」「>」「:」「”」「/」「\\」「|」「?」「*」などの記号は使用できません。こうした文字がパス名に含まれていると、構文エラーとしてエラーコード123が返されることがあります。
末尾のスペースやピリオド
フォルダ名やファイル名の末尾に空白やピリオド(.)が含まれていると、Windowsのファイルシステムで正常に処理されず、構文エラーとなるケースがあります。見た目では気づきにくい文字なので注意が必要です。
予約語を使用している
「CON」「PRN」「AUX」「NUL」などの名前はWindowsで予約されており、ファイル名やディレクトリ名として使うことができません。これらを使った場合、必ずERROR_INVALID_NAMEのエラーが表示されます。専門業者に相談することも検討してください。
パスが存在しない、または形式が不正
指定したフォルダパスやドライブが存在しない、または「C:」といった不完全な形式で指定していると、構文ミスとして扱われることがあります。特にAPIやバッチ処理で発生しやすい原因です。
ファイルシステムの破損
ファイルシステムの破損は、Win32エラーコード123(ERROR_INVALID_NAME)の原因の一つです。ファイルシステムは、Windowsがデータを整理・管理する仕組みであり、異常が発生すると正しいパス名が認識されず、エラーが表示されることがあります。
特に、外付けHDDの取り外しミスやソフトの強制終了、電源の急な遮断など、日常の操作でもファイルシステムは損傷する恐れがあります。フォルダ名やパス構文に異常があると、実際に存在するファイルでも「開けない」「見つからない」といった症状が起こることがあります。
このような状態で復元ソフトを使うとデータが上書きされる可能性があるため、早い段階で専門業者に相談することが重要です。
ストレージの異常による構文エラー
「ERROR_INVALID_NAME」の原因として、HDDやSSDなどストレージの異常が関係していることがあります。ファイル名が正しいのに開けなかったり、フォルダ名が文字化けしているように見える場合は注意が必要です。
ストレージの一部に不具合があると、パス名の構文が正しく読み取れず、エラーが発生することがあります。こうした不具合は、日常的な使用中に少しずつ進行することが多く、突然トラブルとして表れるケースも少なくありません。
軽い不調に見えても、背後にストレージ障害が潜んでいる可能性があるため、気になる症状がある場合は早めの対応が重要です。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

ファイルやフォルダにアクセスしようとすると「エラー:123」が表示される――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
不要な修復操作や設定変更を繰り返すうちに、データの上書きやさらなるエラーを引き起こすケースもあります。特にファイルシステムの破損やストレージ障害が原因だった場合、誤った対応が状況を悪化させる可能性があります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
ERROR_INVALID_NAMEを解決する対処法
ここでは、Win32エラーコード123(ERROR_INVALID_NAME)を安全に解決するための具体的な対処法を紹介します。文字列のチェックや構文修正など、初心者の方にもできる手順から順に解説しています。
ファイル名・パス名の構文を確認する
Windowsで使用できない文字が含まれていないか、末尾にスペースやピリオドがないかを確認することで、構文エラーを解消できることがあります。
- 対象ファイルやフォルダの名前を右クリックし、「名前の変更」で不正文字がないか確認
- エディタなどでパスをコピー&ペーストし、末尾のスペースやピリオドを確認
- 必要に応じて、安全な名前(英数字、アンダーバーなど)に変更
存在するパスかを検証する
指定したフォルダやドライブが実在しているか、実際にアクセスできるかを検証することで、構文ミスによるエラーを避けられます。
- エクスプローラーでパスを入力し、開けるか確認
- 存在しない場合は、手動でディレクトリを作成するか、パスを修正
- コマンドやスクリプトでも同様のパスを使ってテスト
予約語の使用を避ける
CONやPRNなどの予約語をファイル名として使わないように注意することで、エラーを回避できます。文字列自体に問題がないように見えても、こうした予約名は使用できません。
- 対象ファイル・フォルダ名に予約語が含まれていないか確認
- 「CON.txt」「PRN.log」など予約語+拡張子でもNG
- 安全な名前に変更し、動作確認
専門業者に相談する
すべての対処法を試しても改善しない、または内部ストレージに異常があると疑われる場合は、自力での対応は避けるべきです。無理な修正操作でデータを失うリスクが高まる可能性があります。
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※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。