電源を入れたら「Intel Boot Agent GE v1.5.50」などのメッセージが出て、Windowsが起動しなくなった──そんな経験はありませんか？
- Intel Boot Agentの画面で止まってしまう
- 「PXE-M0F: Exiting Intel Boot Agent」と表示される
- BIOS画面に入ってもSSDやHDDが認識されていない
こうした症状は、軽度なBIOS設定ミスからストレージ故障まで幅広く関係します。特にSSDやHDDが認識されていない場合、内部的な接続不良や故障が原因であることも珍しくありません。
誤った設定変更や再起動の繰り返しでデータが失われるリスクもあるため、慎重な対応が必要です。
この記事では、Intel Boot Agentから起動できない原因と安全な対処手順を紹介します。
もし自力での対応に不安がある場合や、重要なデータが入ったHDD／SSDが認識されない場合は、私たちデジタルデータリカバリーまでご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。
目次
Intel Boot Agentの画面から起動できない原因
Intel Boot Agentは、ネットワーク経由でOSを起動するための機能（PXEブート）です。これが表示されるのは、パソコンがHDDやSSDを認識できず、代わりにネットワーク起動を試みているサインです。主な原因を以下に整理します。
BIOSの起動順序が誤っている
Intel Boot Agentが表示される最も一般的な原因は、BIOSで「ネットワークブート（PXE）」が最優先に設定されていることです。この状態では、パソコンはまずネットワーク経由の起動を試み、OSの入ったドライブをスキップしてしまいます。BIOS設定を開き、起動順序を内蔵ストレージ（HDD/SSD）優先に変更してください。
ストレージ接続ケーブルや端子の不具合
特にデスクトップPCでは、ストレージとマザーボードをつなぐSATAケーブルや電源コネクタの抜け、断線が原因となることがあります。
ノートPCでも、SSDが緩んでいたり接触が甘くなっているケースがあります。
一時的に改善しても再発する場合は、ケーブルまたはポートの劣化が疑われます。
OSやブート領域の破損
Windowsのシステム領域やブートローダー（起動情報）が破損している場合も、Intel Boot Agentが表示されることがあります。
アップデート中の強制終了や電源断、ストレージエラーによってOSが起動できなくなると、BIOSが代替としてネットワークブートを試みます。
この場合はシステム修復ディスクや回復ドライブでの修復が必要になりますが、ストレージ障害を伴っていると再インストールでも解決しない場合があります。
ハードウェア故障や接続不良
HDDやSSDの長期使用による経年劣化に加えて、接続ケーブルの断線やマザーボード側のコネクタ不良なども、ストレージが認識されなくなる原因になります。特にSSDでは、内部のコントローラに障害が発生していると、外見上は正常でも突然アクセス不能になるケースがあります。
このようなトラブルでは、電源を入れ続けることで状況が悪化し、データが完全に失われるリスクがあります。データを守るためには通電を避け、早めに専門の診断を受けることが重要です。当社では、相談から初期診断までを24時間365日無料で承っており、機器の状態に応じた最適な対応をご案内しています。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「Intel Boot Agentの画面から起動できない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化などの操作をする前に、専門業者に相談することが重要です。自己判断で対応を進めると、状況をさらに悪化させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Intel Boot Agentの画面から起動できないときの対処法
Intel Boot Agentは、適切な設定変更とハードウェア確認で多くのケースが解消可能です。ここでは安全に試せる順に手順を解説します。
BIOS設定で起動順序を確認・修正する
まずはBIOS画面に入り、正しいドライブが起動デバイスの最上位にあるかを確認します。
- 電源投入後すぐに「F2」または「Delete」キーを押し、BIOS画面を開きます。
- 「Boot」または「Startup」メニューから起動順序を確認します。
- OSが入っているHDD/SSDを最優先に設定します。
- 設定を保存して再起動します。
ネットワークブート（PXE）を無効化する
PXEブートが有効になっていると、ネットワーク起動が優先されてしまいます。設定で無効化するか、リストの下位に移動させましょう。
- BIOSの「Boot」メニューを開きます。
- 「Network Boot」または「PXE Boot」を選択します。
- 項目を「Disabled」に変更し、保存して再起動します。
内蔵ストレージの接続・動作を確認する
BIOSでストレージが表示されない場合は、物理的な接続不良や故障の可能性があります。
- 電源を切り、PCのカバーを開けます。
- HDD/SSDのケーブル接続を一度抜き差しして確認します。
- 別のSATAポートやケーブルを使用して再接続します。
- 他の正常なPCに接続し、認識するかを確認します。
何度も通電を繰り返すとデータ消失のリスクがあるため、データが重要な場合は専門業者に相談することをおすすめします。
CMOS電池交換やBIOSリセットを行う
BIOS設定がリセットされている場合は、電池交換で改善することがあります。数年以上経過したPCではCMOS電池切れが原因であることも多いです。
- 電源を切り、PCのマザーボード上にあるボタン電池（CR2032など）を確認します。
- 静電気に注意しながら新しい電池と交換します。
- BIOS設定を再度行い、起動順序を修正します。
専門業者に相談する
すべての対処を試してもIntel Boot Agentの画面から進まない場合、SSDやHDDの内部障害が進行している可能性があります。このようなケースでは、通電の継続でデータが完全に消える危険性もあるため、電源を切って専門業者に依頼してください。
私たちデジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談ください。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
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営業時間は以下の通りになっております。
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電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
