- 古いNASに接続できなくなった
- OfficeやAutoCADインストール時にUACが出る
- OBSで音声が途切れるようになった
こうした不具合は、2025年9月の累積更新「KB5065431」が関連している可能性があります。セキュリティ品質を向上させる重要なパッチですが、環境によっては注意が必要です。
古いSMBやNASを使用している場合、アップデートによって接続不能になるリスクがあります
この記事では、KB5065431の修正内容、既知の不具合、正しいアップデート手順を解説します。
アップデート適用後にファイル共有ができなくなった、アクセスできないデータがあるなどの場合は、私たちデジタルデータリカバリーが対応いたします。相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。
目次
KB5065431に含まれる修正内容と問題点
KB5065431は、2025年9月の「月例累積更新プログラム」として配信され、システムの安定性とセキュリティを高める多数の修正が含まれています。以下に主な修正内容と、不具合の可能性について詳しく解説します。
UAC関連の動作修正
非管理者ユーザーがMSIを修復する際、アプリによっては不要なUAC(ユーザーアカウント制御)プロンプトが表示される問題が報告されていました。AutoCADやOffice 2010などでの再インストール時に発生していたこの問題が、KB5065431により修正されています。
SMB機能の強化と影響
ファイル共有(SMB)において、監査ログや署名機能(EPA対応)が強化され、セキュリティが向上しました。一方で、NetBIOS over TCP/IPを使ったSMB v1接続に問題が発生するケースが報告されています。特に古いNASやプリンタ共有などで影響が出る可能性があります。
入力方式・NDI音声の不具合修正
一部アプリケーションでの入力が反応しない、OBS Studio使用時にNDIを有効化すると音声が途切れるといった不具合がありましたが、本更新で修正されています。特にクリエイターや配信者にとっては重要な改善です。
古いネットワーク機器との非互換
KB5065431では、古いNASやSMB v1に依存したネットワーク機器との互換性問題が報告されています。Windows側でTCPポート445がブロックされたままになっている場合、共有フォルダにアクセスできない不具合が発生します。
ファイル共有が使えなくなった際、NASを再設定したり、誤って初期化する前に必ずご相談ください
当社では、NASやサーバーの接続トラブルによるデータアクセス不能のご相談も24時間365日無料で対応しております。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「NASに接続できなくなった、、」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
KB5065431の適用後に不具合が発生するケースでは、更新処理中のシステムエラーやドライバ競合によって、ストレージやユーザープロファイルが正しく読み込まれないことがあります。状況を確認せずに再インストールや初期化を行うと、残っているデータまで失われるおそれがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
KB5065431の正しい適用手順と確認方法
以下では、KB5065431のインストール方法と、適用後に発生しやすい問題を未然に防ぐための確認ポイントを紹介します。
Windows Updateで自動インストールを確認
KB5065431は、Windows 11 22H2/23H2ユーザーに対して自動で配信されます。
- 「設定」→「Windows Update」を開く
- 「更新履歴」→「品質更新プログラム」でKB5065431を確認
- 自動インストールされていない場合は次項で手動適用
手動でMicrosoft Updateカタログからインストール
何らかの理由で自動配信されない場合、Microsoft Updateカタログからの手動適用が可能です。
- Microsoft Updateカタログへアクセス
- OSバージョンに合ったKB5065431をダウンロード
- msuファイルをダブルクリックしてインストール
- 完了後に再起動して適用を確認
ビルドバージョン確認と動作検証
インストール後、システム情報でビルド番号を確認し、想定通りの挙動か確認します。
- 「スタート」→「設定」→「システム」→「バージョン情報」
- ビルド番号が「22621.5909」または「22631.5909」と表示されていればOK
- 共有フォルダやアプリ操作に問題がないか確認
専門業者に相談する
アップデート後にNASが見えなくなった、ファイル共有が使えない、起動できないアプリがある――そうした状況でも、当社なら大切なデータの復旧が対応可能です。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。