Windowsでネットワークプリンターや共有フォルダーに接続しようとした際に「エラー 0x0000052e」や「不明なユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示されて困っていませんか?
このエラーは、サーバーまたは共有先の認証情報と、接続元PCに保存されたユーザー名・パスワードが一致していない場合に発生します。特にドメイン環境や資格情報の変更後に多く発生し、認証キャッシュの不整合や古い情報の残存も関係します。間違った資格情報の保存やキャッシュ破損によって接続情報が正しく認証されないリスクがあり、放置するとネットワーク全体で接続障害を引き起こすこともあります。
本記事では、エラー 0x0000052eの原因と安全に資格情報を再設定する手順を解説します。もし設定変更後も接続できない場合は、プリンタスプールや共有フォルダ構成ファイルの破損が疑われます。私たちデジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。
目次
0x0000052eエラーとは?ネットワーク認証で発生する資格情報エラー
0x0000052eは「不明なユーザー名またはパスワードが正しくありません」という意味の認証エラーコードです。ネットワークプリンターや共有フォルダ、ネットワークドライブにアクセスする際に、資格情報が一致しないと発生します。
保存された資格情報とサーバーの認証情報が不一致になることで、接続が拒否されるのが主な原因です。サーバー側のパスワード変更やドメインポリシー変更などで古い情報が残っている場合にも発生します。
0x0000052eエラーの主な症状
- 「不明なユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示される
- ネットワークプリンタや共有フォルダへの接続が失敗する
- 認証画面が何度も繰り返し表示される
- 資格情報マネージャーに古い情報が残っている
- 再起動後も接続できない
0x0000052eエラーの原因は、入力ミスや設定の不備だけとは限りません。資格情報の保存状態やドメインとの同期不良など、表面からは判断しにくい要因が関係していることもあります。自己判断で対応すると、認証失敗の繰り返しやアカウントのロックにつながるリスクがあります。正確な原因を特定し、適切に対処するには、専門知識を持つ業者の診断が有効です。
当社では相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
エラー 0x0000052e の主な原因
このエラーは、認証情報の不一致が原因で発生します。特にドメイン環境では「DOMAIN\ユーザー名」形式を誤って入力するケースが多く見られます。
保存された資格情報とサーバー情報の不一致
Windowsは一度接続したサーバー情報を資格情報マネージャーに保存します。ここに古いパスワードや誤ったユーザー情報が残っていると認証エラーが発生します。
パスワード変更後の古いキャッシュ情報
サーバー側でパスワードが変更されても、クライアント側のキャッシュが更新されないと不一致が発生します。古い資格情報を削除して再登録する必要があります。
ドメイン名付きユーザー形式の入力ミス
ドメイン環境では「DOMAIN\ユーザー名」形式で正しく入力する必要があります。通常の「ユーザー名」のみでは認証できないケースがあります。
資格情報マネージャーの破損
資格情報マネージャーが破損している場合、正しい情報を登録してもエラーが続くことがあります。この場合は一度すべての情報を削除し、再登録することで改善します。
サーバー側のユーザー権限設定ミス
サーバー管理者が対象ユーザーのアクセス権限を変更した場合、クライアントPCの資格情報ではアクセスできなくなります。サーバー側でアカウント権限の再確認が必要です。
資格情報データベースの破損・レジストリ障害
まれに、Windows内部で資格情報を管理するデータベース(Credential Manager)や関連レジストリが破損しているケースがあります。この場合、正しいユーザー名とパスワードを入力しても認証処理が進まず、「エラー 0x0000052e」が繰り返し表示されます。
特に、システム更新やストレージ障害の影響で資格情報ファイルそのものが消失・破損している場合、通常の再設定では復旧できません。誤ってクリーンアップや修復を実行すると、保存された他のログイン情報や共有フォルダのアクセス設定も失われる危険があります。
このような状況では、資格情報データベースや関連レジストリの修復が必要です。当社では、破損した認証データやシステム構成ファイルの復旧にも対応しており、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

Windowsで「エラー 0x0000052e」が出る――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
アカウント情報の再設定やネットワーク構成の変更を試みる中で、誤った操作によって認証エラーが広がるケースもあります。特に設定ミスや権限の問題が絡む場合、自力での対応がかえって状況を悪化させるリスクがあるため注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
エラー 0x0000052e の対処法
ここからは、Windowsで資格情報エラーを解消するための具体的な手順を紹介します。
資格情報マネージャーで再設定する
古い認証情報を削除し、正しい資格情報を再登録することでエラーを解消します。
- 「コントロールパネル」を開き、「資格情報マネージャー」を選択します。
- 「Windows資格情報」をクリックし、古いサーバー情報を削除します。
- 「Windows資格情報の追加」をクリックし、正しいサーバー名・ユーザー名・パスワードを入力します。
- 登録後、再起動して接続を再試行します。
ユーザー名とパスワードの形式を見直す
ドメイン環境や複数ユーザーが利用するネットワークでは、入力形式の違いにより認証が通らない場合があります。正しい形式で再入力することでエラーが解消されることがあります。
- 「スタート」→「設定」→「アカウント」→「職場または学校にアクセスする」を開き、現在の接続状況を確認します。
- ネットワークプリンタや共有フォルダにアクセスする際の認証画面で、ユーザー名を次の形式で入力します。
・ドメイン環境の場合:DOMAIN\ユーザー名
・ローカル環境の場合:PC名\ユーザー名
- 正しい形式でパスワードを入力し、「資格情報を記憶する」にチェックを入れます。
- 認証後、接続テストを行い、エラーが再発しないか確認します。
サーバー側の権限設定を確認する
サーバー側で対象ユーザーのアカウントが無効化されていたり、アクセス権限が不足していると、クライアントから正しい資格情報を送信しても接続が拒否されます。サーバー管理者権限を持つ場合、以下の手順で設定を確認します。
- サーバーにログインし、「コンピュータの管理」→「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」を開きます。
- 対象ユーザーを選択し、ステータスが「有効」になっているか確認します。
- 「プロパティ」→「所属グループ」から「Administrators」または「Users」など適切なグループに属しているか確認します。
- 共有フォルダやプリンタのプロパティを開き、「セキュリティ」タブで該当ユーザーに「フルコントロール」または「変更」権限が付与されているか確認します。
- 設定変更後、「OK」で保存し、クライアント側で再接続を試みます。
キャッシュ削除と再起動を行う
古い認証キャッシュが残っていると、新しい資格情報が反映されません。
- エクスプローラーのアドレスバーに
control keymgr.dll
と入力して実行します。 - 資格情報一覧が表示されるので、古い情報を削除します。
- 削除後、PCを再起動して接続を再確認します。
専門業者に相談する
上記の設定を行っても改善しない場合、スプールファイルやネットワーク設定ファイルの破損が原因の可能性があります。これらのデータはWindows内部で管理されているため、誤った修復で重要な業務データを失うリスクがあります。安全な復旧のためには、データ復旧の専門業者への相談をおすすめします。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
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電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。