Windows11で動作が不安定になったり、アプリが突然終了することはありませんか?そんなとき役立つのが「イベントビューア」です。これは、システムやアプリ、ハードウェアで発生したエラー・警告などを時系列で記録するWindows標準ツールです。
- 突然アプリが落ちる・動作が遅くなる
- エラーや警告が頻繁に表示される
- 原因が分からずトラブルが再発する
イベントビューアを活用すれば、どのプログラムやシステムで問題が起きたのかを正確に把握できます。ただし、ログの中には一時的な軽度のエラーも多く、判断を誤るとシステム設定を誤って変更し、動作不良を招くリスクもあります。
この記事では、Windows11のイベントビューアでエラーを確認し、原因を特定する方法をわかりやすく紹介します。もしHDDやSSDの不調、システム破損などが疑われる場合は、データを守るために専門業者への相談もおすすめです。私たちデジタルデータリカバリーでは、ストレージ診断を24時間365日無料でご案内しています。
目次
イベントビューアでエラーを確認する方法
Windowsの不具合や異常を調べる際に便利なのが「イベントビューア」です。システムやアプリケーションのエラー記録を確認することで、トラブルの原因を特定する手がかりになります。
イベントビューアの概要とエラーの種類
イベントビューアは、Windowsに標準搭載されたログ管理ツールです。「システム」「アプリケーション」などに分類され、OSやアプリ、ハードウェア関連の異常が記録されます。主なエラーの種類は以下の通りです。
- エラー:システムやアプリの異常・クラッシュ
- 重大:OSの停止や電源断など深刻な問題
- 警告:一時的な遅延や処理失敗だが動作継続
- 情報:更新・起動など正常な動作記録
代表的なイベントIDには「1000(アプリケーションエラー)」「2004(リソース枯渇)」などがあり、内容を確認することで原因の特定が可能です。ただし、すべてのエラーが重大とは限らないため、慎重に判断する必要があります。
イベントビューアを使ったエラー確認の手順
Windows11では、以下の手順でエラーの詳細を確認できます。エラーの内容をもとに対策を検討しましょう。
- スタートボタンを右クリックし、「イベントビューア」を選択。
- 左メニューから「Windowsログ」→「システム」または「アプリケーション」を開く。
- 「レベル」列で「エラー」や「重大」を選び、発生時刻とイベントIDを確認。
- 右ペインの「全般」「詳細」タブで、エラー内容や関連モジュールを確認。
イベントIDをもとに公式ドキュメントやフォーラムを検索することで、原因や対策を調べることが可能です。誤った解釈や対応はさらなるトラブルを招くため、正確な理解が重要です。
Windows11のイベントビューアで多いエラー原因
イベントビューアに頻出する「アプリケーションエラー」「システムエラー」は、ドライバーやサービスの不整合、メモリ不足などが主な要因です。代表的な原因を以下にまとめます。
ドライバーやOSのバージョン不一致
古いドライバーやOS更新未適用の状態では、互換性の問題でイベントID1000や2004などが頻発します。最新のWindows Updateやデバイスドライバーの適用で改善することがあります。
常駐アプリ・サービスの競合
スタートアップで複数のアプリが同時に起動すると、一時的にリソースが衝突し、イベントビューアにエラーが記録されます。不要な常駐アプリを整理し、起動順を見直すと安定します。
メモリやディスクのリソース不足
イベントID 2004などの「リソース枯渇」エラーは、空きメモリやディスク容量の不足で発生します。不要ファイルの削除やメモリ増設などの対応が有効です。
システムファイルの破損
システムファイルとは、Windowsが正常に動作するために必要な基本プログラムや設定ファイルです。これらが破損すると、起動が遅くなったり、画面が止まるなどの不具合が発生します。
強制終了やアップデート中のトラブルでファイルが壊れることも多く、そのまま放置すると起動不能やデータ消失につながるおそれがあります。
ストレージの物理障害
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「イベントビューアでエラーが表示される」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、誤って初期化や上書きをしてしまったり、システム設定を繰り返し変更して状態を悪化させてしまうケースも少なくありません。特に内部の故障やOSの不具合が関係している場合、自力での対応はリスクを伴いやすく、問題をさらに複雑化させる可能性があります。
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大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
イベントビューアのエラーを改善する対処法
ここでは、Windows11のイベントビューアでエラーを確認した際に試せる代表的な対処法を紹介します。軽度なトラブルから順に試してみましょう。
Windows Updateとドライバー更新
最も基本的かつ効果的な対処法です。最新の更新プログラムを適用することで、ドライバー不具合や互換性エラーが改善されます。
- スタート → 「設定」 → 「Windows Update」を開く。
- 「更新プログラムの確認」をクリックし、利用可能な更新をすべてインストール。
- 完了後、再起動してイベントビューアを確認。
スタートアップ・常駐アプリの見直し
不要なアプリが起動時に実行されると、CPUやメモリの負荷が高まりエラーが発生します。不要項目を無効化して安定化を図りましょう。
- Ctrl+Shift+Escで「タスクマネージャー」を開く。
- 「スタートアップ」タブを選択。
- 不要なアプリを右クリックし「無効化」を選択。
SFC・DISMコマンドでシステム修復
システムファイルの破損によるエラーは、コマンドプロンプトから修復可能です。不安がある場合は専門業者に相談するのも安全です。
- スタートメニューで「cmd」を検索し、管理者として実行。
- 以下のコマンドを順に入力:
sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 修復後、再起動してイベントログのエラーを再確認。
専門業者に相談する
エラーが頻発し、再起動や修復でも改善しない場合は、ハードウェアトラブルの可能性があります。無理な操作を続けるとシステム障害やデータ消失のリスクがあるため、早期の相談が安心です。
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※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。