ASUSのノートパソコンやデスクトップで、せっかくメモリを増設したのに認識されない、起動しない、あるいはビープ音が鳴って先に進まない…そんなトラブルに悩まされていませんか?以下のような症状が見受けられる場合、増設作業やパーツの不具合が原因になっている可能性があります。
- 増設後にメモリ容量が正しく表示されない
- 電源を入れても画面が真っ暗なまま起動しない
- 起動時に「ピッ、ピッ」とビープ音が鳴り続ける
これらを放置すると、誤った作業によるマザーボードやメモリスロットの損傷、さらにはシステム障害に発展するリスクがあります。特に通電状態での挿抜は、パーツを焼損させてしまう危険が高いため注意が必要です。
本記事では、ASUSのPCでメモリが認識されない原因と、実務的かつ安全な対処手順を段階的に解説します。正しい知識を持って取り組めば、多くのケースは自力で切り分け・解決が可能です。
「作業をやり直しても改善しない」「これ以上壊さないか不安…」と感じた方は、初期診断・お見積りを無料で承っています。安全に状況を見極めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
目次
メモリ増設できない主な原因
メモリ増設の不具合は、単純な装着不良から機種仕様の制限、ソフトウェア設定まで幅広い要素が絡みます。放置するとフリーズやデータ破損に繋がる場合があるため、早めに原因を絞り込みましょう。次の一覧から当てはまるものを確認してください。
メモリの装着不良や埃の混入
モジュールが最後まで奥に入っていない、ラッチが均等にロックされていない、端子部に埃や汚れがあると認識されません。斜め挿しや半差しは起動不良の典型例です。
規格や速度のミスマッチ
DDR3とDDR4、SO-DIMMとDIMM、電圧やクロックの不一致など、物理形状や電気仕様が合っていないと装着自体ができない、または動作が不安定になります。
OSのビット数による認識上限
32bit版OSは約4GBまでしか利用できません。物理的に増設できても、OS上の使用可能容量は増えないため効果が出にくいケースがあります。
BIOS未対応や設定不備
古いBIOSでは大容量モジュールや新しいチップ構成を正しく認識できないことがあります。メモリ関連設定のオート動作が不安定な個体もあります。
メモリの初期不良や相性問題
新品でも不良個体や特定チップ構成との相性で起動しない場合があります。混在環境では既存メモリとの組み合わせで不具合が出ることもあります。
増設不可の機種やスロット構成の制限
一部のASUS機種はメモリが基板直付けで空きスロットが無い、または全スロットが埋まっており物理的に増設できません。最大容量やサポート規格の上限に達しているケースもあります。
スロット故障や静電気による損傷
メモリを正しく取り付けたはずなのに認識されない。そんなとき、スロット自体の故障や静電気によるパーツの損傷が原因になっている可能性があります。
見た目には異常がなくても、スロット内部の端子に不具合があると、正常に接続できず増設がうまくいきません。また、取り付け時に静電気が発生すると、メモリや基板にダメージを与えてしまうこともあります。
特に、何度挿し直しても認識されない場合や、以前は使えていたのに突然反応しなくなった場合は注意が必要です。無理に作業を続けると状態を悪化させる恐れがあるため、心当たりがある場合は専門業者に相談するのが安心です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「増設後にメモリ容量が正しく表示されない」「電源を入れても画面が真っ暗なまま起動しない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
認識されないまま再起動や部品の付け外しを繰り返すと、故障を悪化させるおそれがあります。メモリ容量が表示されない、画面が真っ暗で起動しない症状は内部障害の可能性があり、注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
メモリ増設トラブルの対処法
安全のため、作業前に完全シャットダウンし、ACアダプターとバッテリーを外して放電してから実施します。静電気対策を行い、基板や端子に触れる際は十分に注意してください。
仕様と最大容量・規格を公式情報で確認する
物理的に増設できるか、最大容量や対応規格が何かを先に確定します。ここで誤ると購入後に使えない事態が起きます。
- ASUS公式サポートで機種型番を検索し、メモリ仕様と最大容量、スロット数を確認します。
- 現状の実装構成を把握します。ノートはSO-DIMM、デスクトップはDIMMが一般的です。
- 空きスロットが無い場合は入れ替え方式を検討し、同容量×2のデュアル構成可否も確認します。
静電気対策と正しい装着手順を徹底する
装着不良は最も多い原因です。静電気対策を行い、確実にラッチがロックされるまで差し込みます。
- 電源オフ、ACとバッテリーを外し、金属に触れて放電します。
- スロット周辺の埃をブロワーで除去し、モジュール端子は触れないように持ちます。
- 斜め差しタイプは角度を合わせて奥まで差し、ラッチが左右同時にカチッと締まるまで押し込みます。
規格と速度を合わせて混在を最小化する
混在は不安定要因になります。同一規格・同一速度・同一メーカーのキット品が無難です。
- 機種仕様に合致するDDR世代と電圧、フォームファクタを確認します。
- 既存モジュールと同一速度を基本に、可能なら同一型番の増設キットを選びます。
- XMP等の自動設定は不安定化要因になることがあるため、まずは定格で運用します。
BIOS更新と設定確認を行う
古いBIOSは大容量モジュールを正しく認識できない場合があります。更新と既定設定の確認を行います。
- ASUS公式サイトから機種対応の最新BIOSを取得し、案内に沿って更新します。
- BIOSセットアップでメモリ容量表示を確認し、初期値へリセットしたうえで保存します。
- 起動不可時は増設分を外し、既存のみで起動確認後に再装着して再確認します。
OSのビット数と認識容量を確認する
32bit版OSは利用可能メモリが制限されます。用途に応じて64bit版への移行を検討します。
- システム情報でOSの種類と実装メモリ、使用可能メモリを確認します。
- 32bitの場合は64bit版へ移行しない限り大容量は活用できません。
- 業務アプリや周辺機器の互換性を確認し、問題なければ移行計画を立てます。
不良切り分けとメモリテストを実施する
初期不良や相性を疑う場合は、最小構成で一枚ずつ検証し、テストを行います。
- 新旧メモリを一枚だけ装着し、スロットを変えながら起動確認します。
- 起動後にメモリ診断ツールを実行し、エラー有無を確認します。
- エラーが出る組み合わせは使用を避け、販売店の初期不良対応を依頼します。
専門業者に相談する
ASUSパソコンでメモリを増設しても認識されない場合、取り付け不良や相性問題だけでなく、システムに深刻な異常が起きている可能性があります。このまま自己判断で作業を続けると、システム領域や保存データに上書きが発生し、状況が悪化する恐れがあります。データを守るためにも、早めに専門業者へ相談することが大切です。
当社デジタルデータリカバリーでは、他社で復旧不可とされたケースを含め、7,300件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※2)と高く、パソコン関連障害への対応実績も豊富です。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。お困りの際は、まずはお気軽にご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
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これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。