暗号化されたドライブが不要になった、または再利用したいと考えたことはありませんか?BitLockerパーティションは通常のフォーマットでは処理できず、暗号化状態に応じた操作が必要です。
- BitLocker解除済みのドライブを安全に初期化したい
- 回復キーが不明なまま強制フォーマットしたい
- 外付けSSDやUSBが再利用できず困っている
Windows 11では、ロック解除の有無によって対処法が異なります。以下に詳しく解説します。
フォーマット後はデータを一切復旧できません。実行前に慎重な確認をおすすめします
本記事では、BitLockerドライブを安全かつ確実にフォーマットする方法を、パターン別にステップ形式でご紹介しています。
もし、フォーマット前に中のデータを取り出したい、または誤って操作してしまった場合でも、私たちデジタルデータリカバリーなら対応可能です。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制でご案内しております。まずはお気軽にご相談ください。
目次
BitLockerパーティションをフォーマットできない原因
BitLockerで暗号化されたドライブは、保護された状態では通常の手順ではフォーマットできません。回復キーの有無やシステムの状態によって、操作が制限されるため注意が必要です。
BitLockerがロック状態のまま
BitLockerが有効化された状態では、ドライブが「ロック中」として扱われ、フォーマットなどの操作が制限されます。解除せずに「ディスクの管理」やエクスプローラーからフォーマットを行おうとすると、エラーやグレーアウト表示になることがあります。まずはパスワードや回復キーでロックを解除する必要があります。
回復キーやパスワードが不明
暗号化されたドライブの保護を解除するには、48桁の回復キーやパスワードが必須です。これらが不明なままだとロック解除ができず、内容の確認やバックアップも行えません。そのため、最終的にはパーティションの削除を行い、初期化して使い直す方法が取られます。この方法では中のデータは完全に失われ、復旧はできません。
自動暗号化(デバイス暗号化)が有効
Windows 11では一部の機種で「デバイスの暗号化」が自動的に有効になる仕様があります。この場合、ユーザーが意識しないうちにBitLockerによる保護がかかっており、フォーマットを試みた際に保護解除が求められます。Microsoftアカウントと連動しているケースが多いため、確認が必要です。
ストレージの物理障害
ストレージが物理的に故障していると、パソコン上で認識すらできなくなることがあります。たとえば「コントローラ」という制御部品の不良や、端子の破損、ファームウェア(内部ソフト)の異常などが原因です。この状態ではフォーマットもBitLocker解除も行えません。
無理に通電を繰り返したり、分解や復元ソフトで対応しようとすると、状態がさらに悪化してしまうおそれがあります。重要なデータがある場合は、自力対応を避け、専門のデータ復旧業者に相談するのが最善です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】BitLocker回復キーなしでは解除できない

「OSが起動しない」「BitLockerの回復キーが分からない」といった重度なトラブルは、自力での対応が難しく、操作を誤るとデータ消失につながるリスクもあります。BitLockerには非常に強固な暗号化が施されており、回復キーが不明な状態での解除や復旧はほぼ不可能です。
解除できないデバイスの中に大切なデータが残されている場合、無理に操作を続けるよりも、安全性の高い方法としてデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。ただし、一般的な復旧業者の多くは回復キーがないと対応自体ができず、BitLockerの解除や解析には基本的に対応していないのが現状です。
その点、デジタルデータリカバリーでは独自の技術開発を進めており、回復キーが不明な状態でも対応できる体制を整えています。BitLockerが解除できない状態からでも、データを復旧できた事例が多数あります。
当社が選ばれ続けている理由は、以下の実績にあります:
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件を超えており、独自の復旧技術を保有
他社で「回復キーがないと対応できない」と断られてしまったBitLockerのトラブルでも、当社であれば復旧のご案内ができます。まずは無料の初期診断から、お気軽にご相談ください。
BitLockerパーティションをフォーマットする対処法
ロック解除が可能な場合と不可能な場合で、フォーマットの方法は大きく異なります。以下に、それぞれのステップを丁寧に紹介します。
パスワードや回復キーがある場合
BitLockerを解除してからフォーマットすれば、Windowsの標準機能で安全に操作できます。
- [コントロールパネル] → [システムとセキュリティ] → [BitLockerドライブ暗号化] を開く
- 該当ドライブの「ロック解除」をクリックし、パスワードまたは回復キーを入力
- スタートボタンを右クリック → [ディスクの管理] を選択
- 該当パーティションを右クリック → [フォーマット] を選択
- ファイルシステム(NTFS等)を指定し、実行
回復キーなしで初期化する方法
ロック解除できない場合でも、パーティションを削除して未割り当て領域からフォーマットすれば再利用は可能です。ただしデータは完全に失われ復旧できません。
- スタートボタン右クリック → [ディスクの管理] を開く
- BitLockerがかかったパーティションを右クリック → [ボリュームの削除]
- 「未割り当て領域」を右クリック → [新しいシンプルボリューム] を作成
- ウィザードに従いフォーマット(NTFS/FAT32)を実行
diskpartを使って完全に初期化
diskpartコマンドを使うと、BitLockerロック状態でもストレージ全体を強制的に初期化できます。操作には注意が必要です。
- スタートメニューで「cmd」を検索し、右クリック → [管理者として実行]
- 以下のコマンドを順に入力:
diskpart
list disk
select disk (番号)
clean
create partition primary
format fs=ntfs quick
exit
- 指定ディスク番号に注意し、誤消去を防止
専門業者に相談する
BitLockerが解除できず、かつデータを残したい場合は、フォーマットを行わずに専門業者に相談することが重要です。誤った初期化は完全なデータ消失を招くリスクがあります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。