うっかり大事なメールを削除してしまい、ゴミ箱を開いても見当たらない——
- 誤って削除後、ゴミ箱にも残っていない
- 削除した覚えのないメールが消えている
- アーカイブや迷惑メールにも該当がない
このような状況に直面し、不安を感じている方は少なくありません。実際には、「完全削除」されたケースや、保存期間の経過により自動で削除された可能性、または設定やフィルタの誤動作によって別フォルダへ移動している場合など、さまざまな原因が考えられます。
誤った対処や再設定により、復元可能なメールを完全に失ってしまうリスクもあるため注意が必要です。
本記事では、GmailやOutlookなどの主要メールサービスにおける削除メールの扱いや、状況別の復旧方法についてわかりやすく解説しています。
重要なやり取りが消えてしまってお困りの方は、無料での初期診断(24時間365日対応)をご利用ください。最適な手順で、大切なメールの復旧をサポートいたします。
目次
メールがゴミ箱にもない主な原因
メールがゴミ箱にも存在しない場合、多くはシステムの仕様や操作ミスに起因しています。状況によっては復旧できるケースもありますので、落ち着いて原因を確認してみましょう。
ゴミ箱を空にした/完全削除操作をした
Shift+Delete(PC)や「すべて削除」などを実行すると、メールはゴミ箱を経由せず完全に削除され、復元が難しくなります。
保存期限経過による自動削除
Gmailは削除後30日、Outlookは14日など、メールは一定期間が過ぎると自動的に完全削除されます。
別のアカウントやフォルダで操作・同期の遅延
複数アカウント使用やネットワークの同期遅延により、実際は別アカウントや別フォルダにメールが存在することがあります。
迷惑メール・アーカイブなど他フォルダへの移動
削除ではなくアーカイブ処理や迷惑メール振り分けがされた場合も、ゴミ箱には表示されません。検索機能を使って探すことが大切です。
ゴミ箱に移動しない設定/容量制限
メールソフトやスマートフォンによっては、特定サイズ以上のファイルやセキュリティ設定の影響で、削除と同時にごみ箱を経由せず完全に削除されることがあります。特に、クラウド連携型のサービスやセキュリティ重視の企業向けアプリでは、復元のチャンスが与えられない設定が初期状態で有効になっている場合もあります。
このような設定が影響していると、ユーザーが気づかないうちに大切なファイルを失ってしまうことになりかねません。復元が困難になる前に、設定内容や保存先の仕様を正しく理解しておくことが重要です。
もし心当たりがある場合は、端末やサービス側の設定確認とともに、専門的な対応の検討も必要になります。適切な対処を行うことで、失われたデータの一部を取り戻せる可能性が残されています。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

データトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに修理で起動不良は改善できますが、HDDやSSDが初期化・交換されるとデータはすべて消えてしまいます。データを残したい場合は、修理前に記憶媒体の確認が必要です。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
完全削除後のメールを復元する方法
ゴミ箱にもメールがない場合、完全削除か期限超過の可能性が高くなります。サービスごとに用意されている回復手段や、復元ソフトを活用する方法をご紹介します。
全フォルダ・アカウントを再確認する
実際には削除されておらず、別フォルダや別アカウントにメールが残っている可能性もあります。まずは検索で見つかるかを確認しましょう。
- 迷惑メール、アーカイブ、「すべてのメール」など全フォルダを確認
- メールソフトの検索機能で、件名や送信者を入力しメールを探す
- 複数のアカウントを使っている場合、それぞれに切り替えて確認
Gmailでの復元方法
Gmailではゴミ箱に入ったメールは30日間保存され、その後自動的に削除されます。タイミング次第では復元できる可能性があります。
- 削除から30日以内の場合:「ゴミ箱」フォルダを開き、メールを選択→「移動」や「元に戻す」で復元
- 30日を過ぎた場合:Googleサポートの「削除されたメールの復元フォーム」から復旧を依頼
- Google Workspace管理者がいる場合:「管理コンソール」→「ユーザー」→「データ復元」から操作可能(25日以内)
Outlookでの復元方法
Outlookではゴミ箱(削除済みアイテム)からさらに「回復可能なアイテム」内に一定期間データが残っている場合があります。
- 「削除済みアイテム」フォルダを右クリック→「削除済みアイテムの復元」を選択
- 復元したいメールを選び、「復元」ボタンをクリック
- 表示されない場合、Exchange管理者でないと復元できないこともあります
復元ソフトを使って探す方法
ゴミ箱にも存在せず、クラウドからも復元できない場合は、PCのローカル環境に残るデータを復元ソフトでスキャンする方法があります。
- 別のPCに「Recoverit」や「EaseUS Data Recovery」などをインストール
- 対象ドライブ(メールソフトの保存先)を選び、スキャン開始
- 検出された.emlや.pstなどのファイルを保存し、内容を確認
バックアップから復元する方法
バックアップソフトやクラウドストレージが有効になっている場合、そこから復元できることがあります。
- 利用しているバックアップソフト(Acronis、Time Machineなど)を開く
- 削除前の時点を指定して復元ポイントを選ぶ
- 対象フォルダまたはメールデータファイルを復元する
専門業者・フォレンジック機関に依頼する方法
重要な業務メールや法的証拠となるデータの場合は、自己対応よりも専門業者に相談することで高い確率で復元できる場合があります。
- 通電やデータ書き込みを止め、状態を保存
- 専門業者に相談し、初期診断を依頼
- 見積・同意後、適切な環境でデータ復旧作業を実施
「ゴミ箱にもない」メールの消失は、完全削除や保存期限の経過が原因であることが多いですが、適切な手順を踏めば復元できる可能性があります。GmailやOutlookにはそれぞれ独自の回復手段が用意されており、さらに復元ソフトやバックアップの活用、専門業者への相談など、多くの手段があります。
当社では「46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)」と「一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。2023年10月実績)」をもとに、消失したメールや添付ファイルの復旧にも対応しています。ビジネスメールや証拠性のあるやり取りの復元も多数実績があります。
初期診断・お見積りは無料。365日24時間体制で対応いたします。メールを消してしまってお困りの方は、お早めにご相談ください。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
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来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。