Windows 10の再インストールを試みた際に、インストールディスクやUSBメディアがうまく起動しない——そんなトラブルに直面したことはありませんか？
- USBインストーラーを挿しても、起動メニューに表示されない
- 「Press any key to boot from CD/DVD…」が出ず、インストールが始まらない
- BIOSを設定してもブート順が反映されない
このような症状がある場合、OSの再インストール自体ができず、パソコンが利用できなくなる重大な問題へとつながる可能性があります。その原因は単なる設定ミスから、USBメディアの破損、さらにはマザーボードの故障など、さまざまです。
この記事では、Windows 10インストールメディアが起動しない主な原因と、それぞれに対する具体的な解決策を丁寧に解説しています。焦って操作を繰り返す前に、一つずつ落ち着いて確認してみてください。
ご自身での対応が難しい場合は、24時間365日、無料で専門スタッフが診断いたします。トラブルを長引かせないためにも、まずはお気軽にご相談ください。
目次
インストールディスクが起動しない原因
Windows 10インストールディスクやUSBメディアが正常に起動しない場合、単なる操作ミスでは済まない深刻なトラブルの可能性もあります。以下のような原因が考えられます。
BIOS/UEFI設定の問題
起動順位の設定が適切でないと、インストールディスクやUSBから起動できません。誤って内蔵ストレージが優先されている場合、メディアを認識できずに通常起動されることがあります。
インストールメディアの破損
インストールメディアの作成時にエラーがあったり、メディア自体が物理的に破損している場合、起動が失敗します。特に古いディスクや傷の多いDVDは要注意です。
フォーマットやファイル形式の不一致
UEFIモードではFAT32形式が必要ですが、NTFSだと認識されないことがあります。メディア作成時に適切なファイル形式で作成しないと、UEFI環境で認識されません。
パーティション形式の不一致
MBRとGPTの形式が合わないことで、「このディスクにインストールできません」といったエラーが出ることがあります。ディスクの初期化状態により発生するため注意が必要です。
PCのブート非対応
古いパソコンではUSBからのブートに対応していない機種も存在します。この場合はDVDメディアの利用や設定変更が必要です。
これらの原因を放置すると、Windowsのインストールが進まず、作業が長時間中断されるだけでなく、最悪の場合データ消失やPCの起動不能に至るリスクもあります。
ハードウェアの故障
USBポートの不良やDVDドライブの故障により、メディアが読み込めなくなることがあります。外見では原因を特定しづらく、自力での対処はかえって状況を悪化させるリスクもあります。こうしたトラブルには、専門的な診断と処置が必要です。
当社では、USBメモリやDVDドライブなどの物理障害にも対応しており、初期診断とお見積りは無料で承っています。24時間365日対応可能なサポート体制で、安心してご相談いただけます。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク
データトラブルが起きた場合、多くの方がメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
インストールディスクが起動しない場合の対処法
Windows 10インストールディスクが起動しない場合は、以下の方法で順に確認・対応することで多くの問題が解決可能です。
BIOS/UEFIのブート設定を確認する
インストールメディアが起動しない場合、まずBIOS/UEFI設定を確認しましょう。
- PCの電源を入れ、「F2」「F12」「Del」などのキーでBIOS/UEFI画面を開きます。
- 「Boot」または「起動」メニューを開き、USBまたはDVDを起動順位の先頭に設定します。
- 「UEFI/Legacy」モードの設定を確認し、メディアに適したモードに変更します。
インストールメディアを再作成する
作成したインストールメディアが破損している場合は、再作成するのが確実です。
- 別のPCでMicrosoft公式のMedia Creation Toolをダウンロードします。
- USBメモリやDVDを接続し、インストール用メディアを作成します。
- USBの場合は、FAT32形式でフォーマットされていることを確認します。
他のUSBポートやドライブを試す
ポートやドライブの物理的故障が原因の可能性もあります。
- USBメモリやDVDを別のUSBポートやDVDドライブに接続します。
- 他のPCに接続して認識・起動できるか確認します。
- それでも起動しない場合は、メディアの破損も疑いましょう。
パーティション形式を確認・変更する
MBRとGPTの不一致によってインストールできないケースに対応する方法です。
- インストール画面の「Shift+F10」でコマンドプロンプトを開きます。
diskpartを入力し、対象ディスクを選択します。cleanで初期化後、convert gptまたはconvert mbrで変換します。
コマンドプロンプトからセットアップを実行する
GUIでのインストールが難しい場合、コマンドラインからの実行も可能です。
- インストールメディアを接続し、PCを「回復オプション」で起動します。
- 「コマンドプロンプト」を選び、メディアのドライブに移動します。
setup.exeと入力し、インストールを開始します。
ハードウェアの故障を確認する
ハードウェア側の故障も考慮し、必要に応じて交換や修理を検討しましょう。
- 別のUSBメモリやDVDに差し替えて起動を試みます。
- 外付けドライブを利用して正常に起動できるか検証します。
- 異常が続く場合、専門業者へ相談するのが安全です。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
