ファイルやフォルダを開こうとした際に、次のようなメッセージに戸惑った経験はありませんか?
- 「この操作を実行するにはアクセス許可が必要です」と表示される
- 特定のフォルダだけ開けず、編集や削除もできない
- 管理者権限があるはずなのにアクセス拒否される
こうした症状が現れた場合、アクセス許可のエラーが出た場合、システム上の権限設定に問題がある可能性があります。放置するとデータ操作に支障をきたす恐れもありますが、本記事ではその原因と安全な対処法をわかりやすく解説しています。
もし解決が難しい場合は、24時間365日対応の無料診断もご利用いただけます。お気軽にご相談ください。
目次
「アクセス許可を得る必要があります」エラーの主な原因
このエラーはWindowsのセキュリティ機能が正常に働いている証拠ですが、適切な権限が設定されていないとユーザー自身もアクセスできなくなります。
原因を把握することで、最適な対処が可能になります。
所有権の問題
ファイルやフォルダーの所有者が現在のユーザーでない場合、アクセスできないことがあります。特に旧アカウントで作成されたデータや、他PCからコピーされたファイルで発生しやすいです。
アクセス権限の設定ミス
アクセス許可が「拒否」や「読み取り専用」に設定されていると、管理者であっても操作できません。
システム保護領域へのアクセス
「C:\Windows」や「Program Files」など、Windowsの保護領域は特別な権限が必要で、直接アクセスしようとすると制限されることがあります。
UACやセキュリティソフトの影響
ユーザーアカウント制御(UAC)やセキュリティソフトが、システムの変更や不審なアクセスをブロックすることがあります。
Windowsアップグレードやアカウント変更
Windowsのアップグレードやアカウント名の変更後に、古いアカウントのアクセス権限が引き継がれず、アクセスエラーが発生することがあります。
これらの問題を自己判断で対処しようとすると、誤ってデータを消去してしまうリスクがあります。アクセス権の修正や所有権の変更には正確な手順が必要で、ミスをするとデータ復旧が困難になる恐れもあります。
そのため、アクセスできなくなったファイルやフォルダーがある場合は、早めに専門業者に相談することが重要です。適切な診断と対処によって、失われたように見えるデータを安全に取り戻せる可能性が高まります。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

データトラブルが起きた場合、多くの方がメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
「アクセス許可を得る必要があります」エラーの対処法
ここからは、上記の原因に対応した具体的な対処法を解説します。必ず安全な手順で操作を行ってください。
所有権を現在のユーザーに変更する
所有権を変更することで、ファイルやフォルダーへのアクセスが可能になります。
- 対象のファイルまたはフォルダを右クリックし「プロパティ」を選択します。
- 「セキュリティ」タブを開き、「詳細設定」をクリックします。
- 「所有者」欄の「変更」をクリックし、自分のユーザー名を入力して適用します。
- 必要であれば「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れます。
アクセス権限を変更する
必要なアクセス権限を自分のユーザーアカウントに付与します。
- 対象のファイルやフォルダーを右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「セキュリティ」タブから「編集」を選択します。
- ユーザーを選び、「フルコントロール」にチェックを入れて適用します。
管理者権限で操作する
管理者権限で実行することで一部の制限を回避できます。
- エクスプローラーやコマンドプロンプトを右クリックします。
- 「管理者として実行」を選択してから操作します。
- 管理者権限が適用されていることを確認してください。
UAC設定を調整する
UAC(ユーザーアカウント制御)を一時的に緩和することで制限を解除できます。
- 「スタート」メニューで「UAC」と検索し、「ユーザーアカウント制御の設定変更」を開きます。
- 通知レベルのスライダーを下げて、「常に通知しない」に設定します。
- 作業終了後はセキュリティのために元の設定に戻してください。
セーフモードで操作する
セーフモードでは最小限のドライバーとサービスで起動され、干渉を排除して操作できます。
- 「Shift」キーを押しながら「再起動」を選びます。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」を選択します。
- 起動後に「セーフモード(ネットワークあり)」などを選択します。
システムファイルに関するトラブルへの対応
システムファイルが関係する場合は、復元ポイントを利用するか、場合によってはクリーンインストールを検討します。
- 「スタート」→「コントロールパネル」→「回復」→「システムの復元」を選択します。
- 推奨される復元ポイントを確認し、復元を開始します。
- 改善されない場合、重要データをバックアップ後、クリーンインストールを検討してください。
以上の対処を行っても改善しない場合、ハードウェア故障の可能性があります。無理な操作は避け、データ復旧サービスへの相談を検討してください。
大切なデータを確実に守るためにも、専門業者による初期診断(無料)をご検討ください。デジタルデータリカバリーでは、HDD、SSD、USB、RAIDなど、あらゆる障害に対応し、最短即日対応・年中無休でお手伝いします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。