MacのBoot CampでWindowsが起動しない──そんなトラブルに突然見舞われると、戸惑いや不安で頭が真っ白になる方も多いのではないでしょうか。
- 電源を入れてもWindowsが立ち上がらない
- 「No bootable device」と表示される
- Appleロゴのあとフリーズする
これらの症状は、Boot Camp環境でOSの切り替えに必要な情報が破損している可能性を示しています。放置や自己流の操作は、MacとWindows両方のOSに影響を及ぼし、最悪の場合データを完全に失うリスクも。
本記事では、Boot CampでWindowsが起動しない原因を整理し、それぞれに適した対処法をわかりやすく解説します。
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目次
Boot CampでWindowsが起動しない主な原因
Boot Camp環境でWindowsが起動しない状況は、複数の要因によって引き起こされます。突然の電源切断やアップデートの失敗、ディスクの破損など、身に覚えがないうちに起動障害が発生するケースも少なくありません。
起動できない状態のまま放置したり、自己流での対応を試みたりすると、Windowsパーティション内のデータが完全に消失してしまう危険性があります。
ここでは、代表的な原因を分類して紹介します。まずは、自身の状況に当てはまるものがないか確認してみましょう。
システムファイルの破損やブートローダー障害
Windows Updateや強制終了、ディスクエラーなどによって、Boot Camp上のWindowsの起動ファイルが壊れてしまうことがあります。ブートローダーが正常に機能しないと、OSが起動できなくなります。
MBRやパーティションテーブルの破損
Windowsが格納されている領域のMBR(マスターブートレコード)やパーティション情報が破損している場合、起動選択画面に「Windows」が表示されても、実際には読み込むことができません。
Boot Camp関連ドライバやOSバージョンの不一致
Boot CampでWindowsが起動しないときの対処法
ここでは、Boot Camp上でWindowsが起動しない場合に試すべき対処法を、操作手順とともに詳しく紹介します。状況に応じて、データを守るための事前準備も重要となるため、バックアップや慎重な操作が求められます。
Optionキーで起動ディスクを選択する方法
Macの起動時にOptionキーを押すことで、複数のOSがインストールされている場合に起動先を手動で選択できます。
- Macの電源を完全に切る。
- 電源ボタンを押した直後に「Option(Alt)」キーを押し続ける。
- 「Windows」と表示されたディスクアイコンを選択し、Enterキーで起動。
macOSからBOOTCAMPパーティションのデータをバックアップする手順
Windowsが起動できなくても、macOSからBOOTCAMPドライブにアクセスできることがあります。必要なデータのバックアップを最優先しましょう。
- macOSを通常通り起動する。
- Finderを開き、左側のサイドバーにある「BOOTCAMP」を選択。
- 必要なファイルを外付けHDDやUSBメモリにコピーして保存。
Windowsインストールメディアを使った修復方法
Windowsの起動修復ツールを使うことで、ブート関連の問題を修復できる場合があります。
- 別のPCでWindows 10のインストールUSBメディアを作成。
- MacにUSBを接続し、Optionキーを押しながら起動。
- 「EFI Boot」を選択後、「コンピューターを修復する」→「スタートアップ修復」を実行。
PRAM/NVRAMをリセットする方法
Macのブート構成に関わる情報をリセットすることで、起動の不具合が改善することがあります。
- Macの電源を切る。
- 電源を入れ、「Command + Option + P + R」を同時に押し続ける。
- 2回目の起動音が鳴るまで押し続けてから離す。
macOSとBoot Campアシスタントをアップデートする手順
OSやBoot Camp関連機能のアップデートが未適用の場合、不具合が生じやすくなります。
- macOSを起動し、「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開く。
- 利用可能なアップデートがある場合、「今すぐアップデート」をクリック。
- 再起動後、再度Boot CampからWindowsが起動できるか確認。
ドライバ再インストールとBoot Camp領域の再作成手順
ドライバの破損や環境不整合が疑われる場合、再インストールが効果的です。最終的にはWindowsの再インストールが必要になることもあります。
- macOSからBoot Campアシスタントを開く。
- 「Windowsサポートソフトウェアのダウンロード」を選択し、USBに保存。
- Windowsをクリーンインストール後、保存したサポートソフトウェアでドライバを再インストール。
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この記事を書いた人
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