Windows 11を使用していて、
- 最近PCの動作が不安定に感じる
- パフォーマンスが落ちたように思える
- アップグレードに対応しているのか確信が持てない
目次
Windows 11で使えるPC診断ツール一覧
Windows 11に搭載されている、または公式に提供されているPC診断ツールにはさまざまな種類があります。それぞれ用途が異なるため、目的に応じて使い分けるのがポイントです。
PC正常性チェック(PC Health Check)アプリの使い方
「PC正常性チェック(PC Health Check)」アプリは、Microsoftが公式提供しているPC診断ツールです。Windows 11のアップグレード可否を確認できるほか、ストレージやメモリの状態など、パソコンの基本的な健康状態を簡単に確認できます。
アプリをダウンロードしてインストールする方法
まずはMicrosoftの公式サイトからアプリをダウンロードし、インストールする必要があります。
- 以下のリンクから公式サイトへアクセスします:
https://aka.ms/GetPCHealthCheckApp - 「ダウンロード」をクリックし、インストーラーを取得します。
- インストーラーを実行して、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
「今すぐチェック」で診断を実行する方法
アプリを起動したら、ワンクリックでPCの診断が可能です。
- PC Health Checkアプリを起動します。
- トップ画面の「Windows 11の導入可否を確認する」にある「今すぐチェック」ボタンをクリックします。
- チェックが完了すると、結果が表示され、PCのシステム状態やアップグレードの可否が確認できます。
Windowsトラブルシューティングツールの起動方法
Windowsに標準搭載されている「トラブルシューティングツール」は、各種不具合を自動的に検出・修復する機能があります。ネットワーク、オーディオ、ハードウェア、Windows Updateなどの問題に対応できます。
設定画面からトラブルシューティングにアクセスする方法
Windowsの設定から簡単にアクセスできます。
- スタートメニューを開き、「設定」を選択します。
- 「システム」→「トラブルシューティング」をクリックします。
- 「推奨されるトラブルシューティング」や「その他のトラブルシューティング」から項目を選び、実行します。
具体的なトラブルの診断手順
たとえば「ネットワークに接続できない」などの不具合にも対応可能です。
- 「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング」へ進みます。
- 「インターネット接続」や「ネットワークアダプター」など該当する項目の「実行する」をクリックします。
- ウィザード形式で進めば、問題が自動検出・修復されます。
メーカー独自の診断ツールの活用方法
PCメーカーによっては、独自の診断ツールを提供している場合があります。これらのツールでは、ハードディスクやファン、メモリの状態など、メーカー独自の項目をチェックできます。
dynabookサービスステーションの使い方
東芝(現dynabook)のノートPCには「サービスステーション」というユーティリティが搭載されており、ハードウェアの状態確認やアップデート確認が可能です。
- スタートメニューから「サービスステーション」を検索・起動します。
- トップ画面に表示される診断情報を確認します。
- 必要に応じて「アップデート」や「修復」などの項目を選びます。
EPSONシステム診断ツールの実行方法
EPSON製PCには「EPSONシステム診断ツール」が用意されており、基本的なハードウェア診断やドライバ更新チェックが可能です。
- 公式サポートページから「EPSONシステム診断ツール」をダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。
- ツールを起動し、診断項目を選択して実行します。
診断ツールを使っても原因が特定できない、あるいは起動しないほどの深刻な障害がある場合は、自力での対処が難しいケースも少なくありません。特にHDDやSSDに異常が見られる場合は、内部構造に触れてしまうとかえって状態を悪化させてしまいます。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。