「chkdskを実行したものの、あまりに時間がかかるので途中で止めてしまった」。そんな経験はありませんか?
- 進捗バーが動かず、フリーズしたかのように感じた
- 「このまま待っても無意味では?」と不安になった
- 電源を落として再起動してしまった
実は、chkdskを中断する行為には、データ消失やOS起動障害など、取り返しのつかないリスクが潜んでいます。本来なら修復できたはずのファイルシステムが破損したまま放置されると、症状はより深刻化し、復旧の難易度も急激に上がってしまいます。
本記事では、chkdskを途中で止めることで起こりうる危険な影響と、万が一中断してしまった場合の具体的な対処法について、専門的な視点からわかりやすく解説します。
すでにPCが正常に起動しない・ファイルが開けないといったトラブルが発生しているなら、状況が悪化する前に、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。安全な復旧の第一歩をお手伝いします。
目次
chkdskを途中で止めることによるリスク
chkdsk(チェックディスク)は、ディスクのエラーやファイルシステムの不整合を修復するためのWindows標準ツールです。しかし、この作業を途中で強制終了すると、重大な問題を引き起こす恐れがあります。以下に、代表的なリスクを紹介します。
ファイルシステムの破損
chkdskはファイルシステムの整合性を確認し、必要に応じてメタデータの書き換えを行います。途中で停止すると、整合性のない状態でファイル構造が残り、深刻な破損を招く危険があります。
データの損失や上書き
chkdskはファイルの再配置や不良セクタの再マッピングを行う過程で、実データにアクセス・変更を加える場合があります。途中停止により、重要なデータが失われたり、不可逆的に上書きされてしまう可能性も否定できません。
Windowsの起動不能
システム領域に関する修復中にchkdskを中断すると、ブート情報が不完全になることがあり、最悪の場合はOSの起動自体ができなくなります。
HDDの物理的損傷リスク増加

特に劣化したHDDでは、chkdskの読み書きによる負荷が高く、処理途中での停止や繰り返しの再実行が、機器の劣化を加速させる可能性があります。
chkdskを途中で停止すると、データ消失やさらなる損傷を招く恐れがあるため、十分な注意が必要です。適切な診断と対処を行うことでリスクを最小限に抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、こうしたトラブルに対して専門的な診断と復旧を実施しています。これまでに46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という高い成果を達成しています。
初期診断とお見積りは無料で提供しており、24時間365日対応の体制を整えています。HDDの不具合が疑われる場合は、無理にchkdskを実行する前に、まずはご相談ください。
chkdskを途中で止めてしまった場合の修復方法
万が一、chkdskを中断してしまった場合も、適切な手順を踏むことで回復できる可能性があります。以下では、代表的な修復方法を紹介し、それぞれの実施手順を詳しく解説します。
PCの再起動と自動修復の確認手順
chkdskが途中で中断された場合、次回起動時にWindowsが自動修復を行うことがあります。
- PCの電源を一度切り、再度電源を入れ直します。
- 「自動修復を準備しています」または「ディスクチェックのキャンセルには何秒以内に…」と表示されるか確認します。
- 指示に従い、自動修復が完了するまで待ちます。
SFC(システムファイルチェッカー)の実行方法
システムファイルの破損を修復することで、chkdsk中断の影響を軽減できます。
- 「スタートメニュー」→「cmd」を右クリックして「管理者として実行」を選択。
- コマンドプロンプトで
sfc /scannow
と入力してEnter。 - スキャンが完了するまで待機し、破損ファイルが修復されたか確認。
DISMによるシステムイメージ修復の手順
Windowsの内部イメージを回復することで、OSの安定性を回復できます。
- コマンドプロンプトを「管理者権限」で起動。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
と入力し、Enter。- 完了まで数十分かかる場合があるので、電源を切らずに待機。
クリーンブートまたはセーフモードでchkdskを再実行する方法
他のプログラムの干渉を防ぎながら、chkdskを安全に再実行します。
- 「Windowsキー+R」→「msconfig」と入力してEnter。
- 「スタートアップの項目をすべて無効に」し、PCを再起動(クリーンブート)。
- 再起動後、コマンドプロンプトで
chkdsk C: /f /r
を実行。
ディスクのデフラグ・クリーンアップ手順
chkdsk中断の原因が一時ファイルや断片化にある場合、ディスクの最適化で安定性が向上することがあります。
- 「スタートメニュー」から「ディスククリーンアップ」を検索・実行。
- 不要ファイルにチェックを入れ「OK」をクリック。
- 続いて「ドライブの最適化」からCドライブを選び「最適化」を実行。
データのバックアップとHDD交換の判断基準
chkdsk実行中に異音やエラーが頻発する場合、HDD自体に問題がある可能性が高いため、早急な対応が必要です。
- 外付けHDDやクラウドサービスを使用して重要データをバックアップ。
- HDDメーカーの診断ツールでSMART情報やエラー状況を確認。
- 異常が見られた場合は、データ復旧サービスへの相談とHDDの交換を検討。
操作に不安がある場合や、重要なデータを含む場合は、無理に自己修復せず、専門業者への相談が最も確実です。
当社では、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇ります。46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)をもとに、最適な復旧方法をご提案いたします。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。