Windowsの更新中に「100％」のまま止まったり、「更新プログラムを構成しています」の画面が長時間続いていませんか？
- 「更新プログラムを構成しています」が終わらない
- 「100％完了」で止まり、再起動もできない
- 更新中に画面が固まり強制終了しかできない
こうした症状は、構成処理の遅延だけでなく、ストレージ容量不足や外部機器の干渉、システムファイルの破損などが重なって発生することがあります。
無理な再起動を繰り返すと、起動不能やデータ消失のリスクがあります。
本記事では、Windows更新が止まる問題の原因と対処法をステップ形式で解説します。
大切なデータにアクセスできない場合や不安を感じた際は、無理な操作を避け、私たちデジタルデータリカバリーへご相談ください。相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。
目次
Windows更新が止まる・終わらない原因
更新が「100％」で止まる、または「更新プログラムを構成しています…」の画面から先に進まない原因には、処理の遅延や外部機器の干渉、さらにはシステムの深刻な異常まで、さまざまなパターンがあります。
処理が遅延している（更新構成作業中）
「更新プログラムを構成しています…」の画面で長時間 100％ に見えても、内部では多くの処理がバックグラウンドで続いているケースがあります。特に大型の機能更新では数時間にわたる作業となることがあり、焦って電源を切るとトラブルを招く恐れがあります。
ストレージの空き容量不足
更新プログラムの展開・構成には、システムドライブ（通常Cドライブ）に十分な空き容量が必要です。空き容量が著しく不足していると、「100％」で止まったり、構成処理が正常に完了せずそのままになることがあります。
USBや外部機器の干渉
USBメモリや外付けHDD、USBハブなどの外部機器が接続されたまま更新を行うと、デバイスドライバや構成処理に干渉し、「更新プログラムを構成しています」から先に進まないケースがあります。
ネットワーク・セキュリティソフトの影響
更新処理途中でネットワークが不安定だったり、セキュリティソフト・ファイアウォールが更新構成をブロックしたりすると、処理が止まり「100％」や「構成しています」表示のまま進まないことがあります。
更新構成ファイルの破損・競合
「更新プログラムを構成しています」の状態で停止する場合、システム内部の更新構成ファイルが破損していたり、他の更新プログラムと競合を起こしている可能性があります。特に100％完了のまま進まないケースでは、内部の処理が正常に完了していない状態であり、OS全体の動作に影響を及ぼす恐れがあります。
自力での対応が難しく、誤った操作によりさらなる障害やデータ消失のリスクが高まります。構成ファイルの損傷は視覚的に確認できず、トラブルの見極めや対応が複雑になるため、慎重な対応が求められます。
こうした状況では、専門知識と経験をもとにした適切な診断が必要です。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。無理な操作を行う前に、まずはお気軽にご相談ください。
更新が「100％／構成中」で止まった時の対処法
更新が「100％」で止まったり「更新プログラムを構成しています」が終わらない場合でも、順を追って環境・接続・システムを見直すことで解決に向かうケースがあります。以下の対処法を順番にお試しください。
1〜2時間はアクセスランプ／ファンを確認して放置
更新が構成段階で止まっているように見えても、バックグラウンド作業が継続している可能性があります。まずは1〜2時間何も操作せず、アクセスランプやPCファンの動作を確認してください。
- 「更新プログラムを構成しています…」または「100％」表示のままの状態にします。
- HDD/SSDのアクセスランプやPCファンの動作を数分観察します。
- 動作が確認できる間は、さらに少し待機します（2時間程度）。
USBや外付け機器をすべて取り外し再起動
USBメモリや外付けHDD、プリンターなどの外部機器が更新構成を阻害している可能性があります。この段階では、これらをすべて取り外して再起動を行ってください。
- 全てのUSB機器・外付けストレージ・USBハブ・プリンターをPCから取り外します。
- PCをシャットダウンし、数分待ってから電源を入れ直します。
- 更新画面が再び「構成しています…」または「100％」で止まるか確認します。
Cドライブの空き容量を確保する
空き容量が不足していると更新構成が進まない原因となります。不要なファイルや一時ファイルを削除して、十分な空き容量を確保しましょう。
- エクスプローラーでCドライブの空き容量を確認します。
- 「ディスククリーンアップ」または「ストレージセンサー」を使って一時ファイルを削除します。
- 再度、PCを再起動して更新構成が進むか確認します。
Windows Updateトラブルシューティングの実行
Windowsには更新処理を検出・修復するトラブルシューティング機能があります。構成が止まっている場合はまずこの機能を実行しましょう。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開きます。
- 「追加のトラブルシューティング ツール」を選び、「Windows Update」を実行します。
- 画面の案内に従い修復を完了後、PCを再起動して更新を再試行します。
更新キャッシュ（SoftwareDistribution）リセット
更新構成が停止している場合、キャッシュやパッケージに異常が起きている可能性もあります。この操作は慎重に行ってください。誤った操作でシステム起動不能やデータ損失の可能性があります。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- 次のコマンドを順に実行します：
net stop wuauserv
net stop bits - エクスプローラーで「C:\Windows\SoftwareDistribution」を「SoftwareDistribution.old」などに名称変更します。
- コマンドプロンプトで：net start bits
net start wuauserv - PCを再起動し、更新を再実行します。
セーフモード／クリーンブートで更新再挑戦
常駐アプリやサービスが更新構成を妨げている可能性があります。セーフモードやクリーンブート起動で更新を実行することで改善することがあります。
- 「msconfig」を起動し、「サービス」タブで「Microsoftのサービスをすべて隠す」を選び、残りをすべて無効化します。
- タスクマネージャーでスタートアップ項目を無効化し、PCを再起動します。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」から更新を実行します。
更新プログラムのアンインストールから再試行
配信された更新プログラムの中に構成を妨げるものがある場合、一旦アンインストールしてから再度更新を試すことで進行することがあります。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「更新履歴を表示」→「更新プログラムのアンインストール」を選びます。
- 直近でインストールされた「品質更新」などを選択し、「アンインストール」をクリックします。
- PCを再起動し、再び更新を実行します。
強制終了→回復モード（WinRE）から修復
更新が完全に停止してしまい、通常起動できない場合は、電源ボタン長押しで強制終了を数回繰り返し、回復モード（Windows RE）から「スタートアップ修復」などの修復オプションを実行してください。
- 電源ボタンを長押ししてPCを強制終了します（3回以上繰り返します）。
- PCが「自動修復」画面に入ったら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選びます。
- 修復後、通常起動して更新が完了しているかを確認します。
専門業者に相談する
以上の対処法をすべて試しても「100％で止まる」「更新プログラムを構成しています」が終わらない、または頻繁に同じ状況を繰り返す場合は、システム構成やハードウェアに深刻な問題がある可能性があります。
特に、途中での強制終了や更新ループを繰り返したことで、システム起動不能やデータ消失のリスクが高まります。そのため、無理をせず早期にデータ復旧の専門業者にご相談ください。
私たち、デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2）という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間：2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」（※1）の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2）を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間：2016年6月1日～) を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50％以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく（算出期間：2007年～2023年）
※2：2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
